神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

SFとファンタジイ

2009-12-04 23:08:12 | SF
S-Fマガジン2010年1月号から。

『黄昏の薄明かりの向こうへ』 中野善夫 から引用
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ファンタジイには帰りたいユートピアがある。それはいつも過去にある。
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SFにとってユートピアは帰るところではなく、造るものなのだろう。それはいつも未来にある。
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別にSFが“偉い”と言っているわけではないので注意!

こういう見方をしたことがなかったので、ちょっと目から鱗な気分。
SFでも、スペースオペラみたいなものは、舞台を宇宙に持っていっただけのヒーロー物だし、過去の栄光とか、過去の思い出を取り戻そうという作品は多いけどな。

ただ、確かに、SFならではの面白さは、変化を作り出すところにあるのだろう。

過去を振り返るな、前を向け。
変わることを恐れるな。変わることを掴み取れ。

混乱の時期だからこそ、そんなSFが読みたい。