神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] アドレスは正確に(コンサドーレのユニフォーム販売)

2009-02-28 21:56:03 | コンサ
コンサドーレ札幌のレプリカユニフォーム一般販売が始まりました。
オフィシャルにもニュースリリースが。

コンサドーレ札幌『レプリカシャツHOME2009』 Webショップ ダベッサ販売のお知らせhttp://www.consadole-sapporo.jp/news/diary.cgi?no=1786

びっくりしたことが二つ。

こんなニュースリリースって、今まで出てたっけ。
共有体感を実現するためにがんばっているのですね、中の人たち。
これは評価されるべき。

二つ目のびっくりは、「ダベッサ」の名前が残っていること。
Webショップのページに「ダベッサ」の文字はなくなっているし、アドレスも変わっているんですが、中身は一緒ということ?
それとも、担当者が気付いていないだけ?

ついでに、上記のニュースのWebショップアドレスがヤバイです。
普通にコピペすると、スペースがヘンなところに入っていて、繋がりません。

下にリンクを張っておくのでこちらを利用するがよい。愚民ども。←何か勘違いをしているようです。

「特選! 北海道ネット通販」

http://shopping.hokkaido-np.co.jp/

「公式webショップ」

http://shopping.hokkaido-np.co.jp/store/main/?store=14


[SF] プロバビリティ・スペース

2009-02-28 21:32:00 | SF
『プロバビリティ・スペース』 ナンシー・クレス (ハヤカワ文庫 SF)




『プロバビリティ・ムーン』、『プロバビリティ・サン』と続いた三部作の完結篇。月、星系ときて、最後は宇宙の危機だ!

とはいえ、なんとなく完結篇とは言い難い雰囲気。終わっていないというより、3冊を貫く背骨の強さの問題というか。

このシリーズの背骨は二本あって、太古文明の残した「人工物」と、異星《世界》の共有現実。

「人工物」は最強の盾とも、最強の矛ともなる魔法の物体。本作では、人類と敵対する異星人フォーラーが、この最強の矛を向け合ったらどうなるのかという結論が描かれる。

しかし、《世界》はどこいっちゃったの?

たしかに、共有現実を失った《世界》のその後はちょっとだけ描かれ、《世界》人の少女エッサが、持ち前の好奇心と無鉄砲さで“人類”の象徴として描かれるも、なんだか扱いが小さすぎ。

個人的には、人工物が太陽系に持ち込まれて、人類が共有現実に包まれて大混乱な三作目を期待していたんですが、ステファナク将軍は、まさしくそれを嫌ったという設定。著者のヒネクレ具合がこれでわかるというもの。

今回、主人公のひとりとなるのは、2作目の脇役、トトロの五月ことアマンダ。14歳になった彼女を大冒険が待ち受ける。そういった意味では、この作品は少女の成長を描いたジュブナイル。そして、もう一人の主役はオバサンだけど絶世の美女なマグダレナ。軍部に食い込み、経済を裏から操る怪女には溺愛する出来損ないの息子がいた。ロリも熟女もありの大サービスです。

解説に、著者の言葉として「キャラクターが最重要」という言葉が上げられているが、確かに振り返ってみると、この三部作の魅力は破天荒なキャラクター達かも。マグダレナなんて、池上永一の小説に出てきそうな感じ。

ちょっと予想していたのとは違いましたが、これはこれで楽しく読めました。

3月の新刊にもナンシー・クレスの名前があるので、期待してみる。