拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

牛フィレ肉のバローロワインソース(パルマ/イタリア)

2011-06-06 | 世界の食


イタリアワインの王様と言われるピエモンテ州産のバローロワインに、バルサミコを加えた深みあるソースが特徴的な、牛フィレ肉のバローロワインソース(Beef Fillet Cooking with Barolo Wine)です。


写真のものは、パルマのTrattoria del Tribunaleで食べた時のものです。
(こちらのお値段は16EUR程。コペルトが2EUR。)


王様のワインソースと絶妙な焼き加減の牛フィレ肉を口に入れると、まさに肉が舌の上でとろける感じ。


こんな最上級の牛フィレステーキを、水だけで食べるのは一生後悔すると、普段アルコールを殆ど口にしない自分が、思わずグラスワイン(2.5EUR)を追加オーダーした程。


以前イタリアンは、生ハム等の前菜やパスタ、ピッツァ、ジェラートが最高に素晴らしいものの、メインディッシュはフレンチ等と比べやや劣ると個人的に思っていました。

しかしパルマで食事をする度、その先入観が覆される程、素晴らしい料理と出会います。



イタリアンで美味いのは、パスタやピッツァだけだと思っている人達に、ぜひパルマで食事をして欲しいと思う一品です。




店名:Trattoria del Tribunale
住所:Vicolo Politi 5, 43100, Parma, Italy
TEL:0521-285527
※19時の夕食開始時にかなり混雑していたので、念の為に事前予約がオススメ







トルテッリ(パルマ/イタリア)

2011-06-05 | 世界の食


パルマで食べたご当地生パスタ、トルテッリ(TORTELLI)です。


ラビオリと同じくパスタシートの上に詰め物をのせ、トルテッリはそこから手で巻きます。


写真のものはサラミ屋Sorelle Picchiの近くにある、Trattoria del Tribunaleで食べた、3種類のトルテッリです。


定番のリコッタチーズ&青菜のトルテッリと、火を通したご当地ハムのスパラコッタ(Spalla Cotta)のトルテッリ、パンプキンのトルテッリの3種類で8.5EUR程。


特にパンプキンのトルテッリが秀逸で、たっぷりの甘さとコクのあるカボチャが、イタリアンチーズの王様パルミジャーノ・レッジャーノと出会い、極上の生パスタに包まれ生じたこのハーモニーは、まさに絶品のサプライズ!!!


このパンプキンのトルテッリの為だけに、パルマまで行きたいと思う程。
(ちなみにパンプキンのトルテッリ単品は7EUR)



これまでボローニャのタリアテッレが、世界一美味しい生パスタだと思っていましたが、それに負けない程のクオリティを持った、特筆すべき生パスタだと思います。



事前に情報収集し、数日前から予約を入れて、美味しいお店を訪れるボローニャに対し、ふらっと気軽に町中のトラットリアに入っても、食の感激に出会うことができるという意味で、個人的にはパルマがイタリアNo.1の美食の町だと、2度目となる今回の訪問でそれを強く感じました。


ミラノから電車で片道わずか1時間強と日帰りができる距離で、物価もミラノよりずっと安く、美味しい食べ物が溢れているパルマは、ぜひ訪れて欲しいイタリアの町の1つだと思います。



店名:Trattoria del Tribunale
住所:Vicolo Politi 5, 43100, Parma, Italy
TEL:0521-285527
※19時の夕食開始時にかなり混雑していたので、念の為に事前予約がオススメ





Sorelle Picchi(パルマ/イタリア)

2011-06-04 | 旅メモ&旅日記(欧州)


パルマの有名なサラミ屋、Sorelle Picchiです。

極上のイタリアンサラミや、クラテッロ、プロシュート等の種類豊富なパルマ産生ハム、ご当地名産のトルテッリといった生パスタ等々、最上級のワインのお供が目白押し。

お持ち帰りしてランブルスコ(パルマ産のスパークリングワイン)片手に一杯やれば、ホテルや自宅が高級レストランに早変わり???


100gで5EUR位からと手頃な値段で、ある程度日持ちのする、真空パックの生ハムやサラミ等はお土産にぴったり。


しかし生ハム等は大きな塊からのそぎたてが一番美味しい(時間が経つと酸化して風味が落ちる?)ので、ぜひパルマでしか味わえない、そぎたての生ハムの美味しさを味わって欲しいです。
(1度そぎたてを食べると、同じ生ハムなのに、パックの奴なんてもう食べられないと言う人もいる程です)


なおランチ限定で、店の食材等を使ったトラッテリアも営業しています。




店名:Sorelle Picchi
住所:Strada Luigi Carlo Farini 27, 43121, Parma, Italy
TEL:0521-233528
定休日:日曜日、8月(ランチのトラッテリアは12:00~15:00のみ)

福島原発の影響範囲

2011-06-03 | 旅人のひとりごと


我が家の食卓の貴重な和食材だった、日本製の納豆(個人的に大きめな中粒が好み)が、いつも買っていた日本食材店から消え、当面入荷見込みなしとなりました。

原因は福島原発事故後、EUが日本食品の輸入規制をかけたからだとか。
(過剰なチェック等で関連費用がかかりすぎて、採算が合わないみたいです)


他にも多くの日本食材が、ドイツ等への輸入規制対象となっており、在ドイツの日本食材店や日本食レストラン等に、大きな影響が出ているそうです。


福島の問題は、ドイツの原発対策にも大きな衝撃を与え、先週末のベルリンの反原発デモ後、ドイツ政府は全ての原発を2022年までに停止させることを決めました。
(代替となる電源購入先のフランスやチェコは、原発を使っていますが。汗)


日本の政治は駄目だ駄目だと言われつつも、個人的には何とか頑張って欲しいと思っているのですが、この数日の内閣不信任案提出、そして否決に至るまでの経緯等、メディアを通して聞こえてくる政局争いの茶番劇には、本当にうんざりしてしまいます。



被災地の現状は本当に深刻で、復興までの道のりは大変だと思います。


しかしそれだけではなく、世界各地で福島原発問題の影響が今なお出続けているといる事実、そしてそれが日本の経済や、日々の生活に大きな影響を大きな影響を及ぼすという現実を、もっともっと日本の政治家に実感して欲しいと思う今日この頃です。



この非常事態に打つ1手が、後の日本の未来に大きな影響を及ぼすというのに、こんなことで、本当に日本は大丈夫なんでしょうか。。。。。



※写真:冷凍庫から解凍した最後の納豆


スカラ座(ミラノ/イタリア)

2011-06-02 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


イタリアオペラの最高峰、ミラノのスカラ座(Teatro alla Scala)です。

プッチーニの蝶々夫人やトゥーランドットが初演されたことでも有名です。


現在のものは1度立て直されており、当時のミラノを支配していたハプスブルク家(オーストリア)の女帝マリア・テレジアの指示で、1778年に現在のスカラ座が完成。

なおスカラ座の名前の由来は、このオペラ座がサンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建設された為と言われています。



現在も熱狂的なオペラファンが多く、素晴らしい演奏には最高の賞賛が送られる一方、イマイチだったり失敗したりすると、激しいブーイングや野次、口笛(サッカーで敵チームに浴びせられるものと同じ)が容赦なく浴びせられます。

この仕打ちに耐え切れず、舞台を途中で放棄した歌い手もいるとか。



人気の演目はあっという間に完売となる為、チケットの入手は難しいですが、仮にチケットを持っていても、開演後は入場できないそうです。
(時間にルーズなイタリアらしくありませんが)


スカラ座のオペラシーズンは毎年、12月7日の聖アンブロシウスの日(ミラノの守護聖人)から上演されます。

ミラノのドゥオーモ(ミラノ/イタリア)

2011-06-01 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


今回の週末旅でもやはり訪れたミラノの象徴、ドゥオーモです。

午前中に通りかかった際には、日曜日のミサの関係か、信者と思われる人達を見かけましたが、この大聖堂には約500万人のカトリック信者がいるのだとか。


サンシーロ・スタジアム行きの16番のトラムも、このドゥオーモ広場前から出ています。