今日は海の日の祝日でした。
3連休といっても、家の近所でいつも通りの週末を過ごしただけでしたが、Happy Mondayはやはり良いものです。
さて休暇をしっかりとることで有名な欧州ですが、実は意外に祝日が少なく、ドイツなどは振り替え休日の制度も無いので、年間の祝日の日数が一桁台だったりします。
しかしながら日系企業で働いていると、海外であっても日本と一緒に仕事をしているので、現地人の同僚達に、今日は日本がBank Holiday(祝日)だからと言うと、何の祝日?と聞かれて、毎回説明させられたりします。
春分の日や秋分の日などは説明が非常に難しいのですが、よく勘違いをされたのが、5月4日のみどりの日と、7月第三月曜日の海の日。
緑の日を"Green Day"(ロックバンドの名前みたいですが)、海の日を"Sea Holiday"等と訳したからかもしれませんが、緑の日はみんな山や野原へ行く日、海の日はみんな海へ行く日だと思っている様子。
この2つ祝日を英語で説明すると、みんな「あ~!なるほど!」といった感じなんです。
というのも、欧州では5月初旬に緑が咲き誇りみんなピクニックへ行きたくなり、7月にはバケーションをとって海に行きます。
なのでそれ以上質問をされずに、納得感一杯なんですけれど(こちらも面倒なのでそのまま放置していましたが)、以前、海の日についてドイツ人の同僚達と話した時に、「日本人はカワイソウだね。たった3日の休みでみんな海に行くんだね?」と言われ、夏は最低2週間の休みをとって海にいくのが当たり前な彼等が、またとんでも無い勘違いをしているのだと、一瞬で自分は状況を理解しました。
しかしその時一緒にいた、当時まだ日本から赴任して間もなかった同僚がよせばいいのに、「日本では2泊3日で海に行くなんで当たり前で、子供の頃は日帰りで海水浴によく行った」などと言うものだから、また話がややこしくなる。
その時の彼等は、「やっぱり日本人はWorkaholic(仕事中毒)だ」という結論になったのですが、「ちょっと待って。日本人は海の日に、海になんか行かないぞ~!」と、自分だけが1人小声(しかも日本語)で呟いていました。
(その場にいた日本人は、自分を含めて2人だけだったので)
なぜ?大声で言わなかったのかって?
だって、なぜ海の日が"海の日"っていうか知っている日本人が、いったいどれ位いると思いますか?
違うっていったら、彼等が納得する説明をしなくてはいけないんですよ。
(未だに自分は、海の日と名づけられた理由を知りませんから。きっと自分だけじゃなく、似たような話はあちこちでありそうだと思いませんか???)
という事で、自分の周りにいたドイツ人達はきっと今も、今日日本人はみんな海に行っていると思っているのでしょうね。(汗)
海の日の前の金曜日に、外国の方から「ビーチで楽しんできてね~」的な事を言われたら、海の日のエピソードを語れる方、ぜひ説明してあげて下さいね。。。