J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグの道について40

2020-11-24 00:01:26 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 当ブログで何度か紹介させていただいている福山シティさん。地元倉敷市から決して遠くないホームタウン。クラブの経営内容も当ブログ好みで、遠くない将来いつかJリーグに登場する存在と思っています。ちょうど地元岡山の2005年頃の雰囲気とよく似ており、Jリーグ入りという夢に果敢に挑んでいく今が一番楽しい時期なのではないでしょうか。
 NHKの天皇杯(100回ですね)ダイジェストを観ていたら、3回戦の中で、岡山代表の水島FCと対戦して勝っています。水島さんは中国リーグで、福山さんは県1部と格上に快勝した訳ですね。リスペクトしてみました。
   
【天皇杯3回戦】
 広島県代表・福山シティ対岡山県代表・三菱水島。広島県1部リーグからJリーグを目指しているチーム。福山は発足4年目。地元サポーターも駆けつけた福山シティ。選手達は福山の市花のバラを持って入場。創部74年の古豪、三菱水島との対戦。試合序盤、福山は練習を重ねているパスワークで自陣から丁寧につなぎ、ゴールに迫る。最後に決めたのはボランチの田口選手。小谷野監督の狙い通りの攻撃で開始5分、早々と先制。その後も攻め続ける福山。ドリブル突破、正確なロングパス、多彩な攻撃パターンでチャンスを見出す。17分、水島のCKを監督と同じ年の選手が防ぐ。1点リードで迎えた後半も攻撃的に仕掛ける福山。しかし、GKの好セーブで追加点は奪えず。小谷野選手は交代選手を次々に投入。42分には先制点を挙げた田口選手に替えて、伊藤選手を投入。その3分後のCK、その伊藤選手が決める。長身の選手がおとりになってフリーでゴール。緻密な分析で試合に臨んだ小谷野監督。3回戦でもその手腕を発揮。
   

【小谷野監督】
 チーム平均年齢24.6歳を率いるのは更に若い22歳で今大会最年少監督の小谷野監督。就任から(天皇杯3回戦まで)公式戦全勝。就任当初から求めてきたパスワークを駆使した攻撃的サッカーを浸透させ、指揮官としての手腕を証明してきた。全国大会に出場した鹿島学園高校時代、遠征でスペインを訪れた際にサッカーへの取り組みが大きく違うと感じた。その後日本のサッカーを変革したいと指導者への転向を決意。コーチ理論や最新の戦術などの研究も重ねてきた。一歩にこだわる正確なポジションを求める小谷野監督。サッカーへの深い見識が評判となり、若くしての監督就任が実現。始めは若い指揮官に戸惑っていた選手達でしたが、「学んでいる姿が見えるので納得してやっている」と主将のコメント。
 監督室でのデスクワークは1日平均何と9時間。目標とするパスワークを実現するために、相手チームを徹底的に分析。自ら編集した映像でイメージを共有。理想の攻撃を追求し、天皇杯に挑む。「自分たちがどのくらい攻撃力があるのかを試される試合になるので、攻撃を全面的に押し出して、各選手が活きるように望みたい」とコメント。
   
〔山本昌邦氏のコメント〕
「組織的に崩せている。伝える言葉を監督が持っている。トップダウンではなく、チームの中心にいて皆の良さを引き出す21世紀型のリーダー。サッカー界から何かやって欲しい。たくさんの壁がやってくるが、自分を成長させる壁なので、今の勢いでどんどんやって欲しい。若くして監督ができるのは財産。ドイツでは20代でトップの監督をやっているので、そういう監督になってもらえたら、新しい時代が見えてくると思う。」
   
【4回戦以降の対戦】
〔4回戦(12/13)〕
  (1)福井ユナイテッド(福井) 対 ラインメール青森(青森)(2)福山シティ(広島) 対 アルテリヴォ和歌山(和歌山)
  (3)ヴェルスパ大分(大分) 対 ホンダFC(アマチュアシード)  (4)筑波大(茨城) 対 高知ユナイテッド(高知)
〔5回戦(12/20)〕
[A](1)の勝者 vs (2)の勝者  [B](3)の勝者 vs (4)の勝者
〔準々決勝(12/23)〕
「ア」J3秋田(J3王者) vs [A]の勝者  「イ」J2の1位チーム vs [B]の勝者
〔準決勝・12月27日〕
 J1の1位チーム vs 「ア」の勝者  J1の2位チーム vs 「イ」の勝者
〔決勝・2021年1月1日〕
  準決勝の勝者同士の対戦(会場:国立競技場)
   
 福山さんは監督だけではありません。経営面でもJクラブ並みの高い付加価値をお持ちです。その内容については過去の記事↓をご覧ください。まだ県リーグなのかと驚くくらいにじっくりステップアップを実行されています。お隣の広島県のクラブですが、今のまま魅力を高めていけば、岡山県南西部の地域は地元岡山から福山さんに鞍替えしていく人も出るのではないでしょうか。地元岡山もしっかりしないと、そのうち比べられますよ。今後の成長が楽しみなクラブです。ぜひ一度生観戦もしてみたいな。小谷野監督を観に。
 そんな福山さんの次の相手は和歌山さん。それに勝つと青森さんか福井さん。そしてその次はこの度J2に昇格を決めた秋田さん。もしそこでも勝てると次はJ1王者ではないですか。どこまで頂点を目指せるか、じっくり見守っていきたいと思います。 
福山シティFC公式HP:https://fukuyama-city.com/
一社)福山山シティクラブ公式HP:http://fukuyama-scc.jp/

福山シティFC(福山SCC)関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200203
   〃                ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191226
   〃                ②:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190604
   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170825
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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