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日本代表のこと・・・472

2020-11-19 00:26:14 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 うっかりしていました。今朝早朝に代表戦メキシコ戦がある認識がありながら、留守録を忘れておりました(確認していませんが放送あったんですよね?)。それにしても今日は代表戦についてどこまで報道されたのか、ちょっと疑問にも思っています。正直ネットでの露出度は低かったと思います。普通にヤフーを観ても、全然出ていなかったです。今日はスポーツナビの「サッカー代表」のカテゴリまで行って、初めて0-2で負けたんだと認識しました。
 今日、メキシコ戦があった事を、サッカーのファン・サポーター以外でどこまで知っていたのだろかと。ヨーロッパ組のみでの強豪メキシコ戦、人気カードのはずなのに、まずメディアが取り上げない。まさかブームの陳腐化? 一見強豪相手に健闘したように見えなくもないですが、メディアの論調は概ね辛口。
   
【森保ジャパンに足りないベンチワーク 前半優勢もメキシコに完敗…原口「なんで毎回」】
「日本代表とメキシコ代表が持つ“地図”には、「W杯ベスト8以上」という同じ目的地が記されている。ただ、互いの現在地以上に大きな違いは目的地へと踏破するための“装備”ではないか。
 それは両指揮官のベンチワーク。日本優位だった前半を終え、メキシコのマルティノ監督は中盤の主導権を奪回するために「通常は行っていないダブルボランチで守備を強化した」と布陣を変更。このタクトで戦況は一変した。相手の変化に対応できず、後半の日本の狙いはピッチを覆った濃い霧と同じく、何も見えなかった。」
「W杯7大会連続16強の実力国は、現状で選手の自主性だけでは手に余る相手。原口は「(ベルギー戦が)フラッシュバックした。実力がある相手に、終わった後、なんで毎回こうなるんだって」と唇をかんだ。戦いの風向きが変わった後半、選手の顔ぶれを変えるだけではなく、積極的にタクトを振ってピッチ上に変化を加えるべきではなかったか。3-6-1など戦いの幅を広げるトライをしても、高いレベルの相手に実践しなければ、刃は磨かれない。」
引用:デイリースポーツ

 当ブログが日本人監督に一貫して反対している理由、それは「世界を知らない監督が世界で戦える訳がない」という点。デイリーで書かれたベンチワーク、それもそうです。いくら欧州組を揃えても監督がダメなら強くなれません。それは最初からわかっていた事です。なので、こういう結果が出ても、今更何を言っているんだという感想。
 デイリーによれば、森保監督は就任以降「勝つためにはピッチ内の修正力、対応力が大切になる」と選手に臨機応変に戦う柔軟性を求め続けてとありますが、これはまさにかつてのジーコ監督、ザック監督でフラッシュバックです。西野監督でロシアW杯で夢敗れたベルギー戦で浮き出た課題であり、カタールへの旅路はその克服を追求する4年間でもあったはずですが、選手やチームの成長と同様にベンチワークの強化もW杯8強へは不可欠だ。現在地が記された地図を持っているだけでは、目的地へはたどり着かないとデイリーにはありました。
   
【メキシコ戦の敗因は決定力不足ではない。森保Jの「半端さ」が原因だ】
「日本が目標に定めている国でもある。体格が似ていることも、"追いつけ追い越せ"の精神に拍車を掛ける。2018年ロシアW杯に出場した日本代表の平均身長が178.8センチで、全32チーム中30番目だったのに対し、メキシコは179.2センチで28位。スタイル的にもパスワークに美意識を抱くサッカーで、シンパシーを感じる。」
「その結果が順当負け。ショックは大きい。森保サッカーに対して懐疑的にならざるを得ない試合となった。となると、話はつい、「ここで1点でも取っていれば、試合の展開は別の展開になっていたかもしれない」とか、「決めるべきところを決めていれば......」という方向に傾きがちだが、日本が絶対に決めなければならないシュートを外したわけではない。原口、鈴木のシュートが決まらなかったシーンは、相手GKの好セーブを称えるべきだろう。」
「メキシコと日本の差について語ろうとした時、指標となるのはボール支配率だ。56対44。メキシコに試合をコントロールされたことを裏付ける数字だ。」
「体格の小さな選手が、技術を活かしパスを繋ぎ、奪われるや、勤勉にプレスを掛け、ボール奪取を狙うサッカー。日本が目指したいことをメキシコにされてしまったという印象だ。メキシコという本家に、伝統の違いを見せつけられたという言い方もできる。両者が対峙したことで、森保采配が抱える中途半端さが浮き彫りになったという感じだ。」
「メキシコがそうであるように、代表チームのスタイルはたいてい普遍的だ。試合ごとにコロコロと変えない。さらに言えば、監督が交代してもコンセプトは保たれる。日本代表には浸透していない文化だ。サッカー協会が一定のコンセプトに基づいて監督探しをしていない証拠だと言っても言いすぎではない。メキシコはサッカーのスタイルとして、本当に見習うべき国なのか。そこが詰められていない気がする。0-2という結果は、その産物に見える。」
 修練されているサッカーと、修練されていないサッカーの差を見た試合。日本代表のサッカーはかくあるべしという方向性が定まっていない、日本の弱さを露呈した試合。メキシコ戦は日本サッカーの半端さを浮き彫りにした試合と言える。」
引用:webスポルティーバ

 メキシコは昔から日本が目標にしていた国でした。身長も同じくらいで育成力に昔から定評がある。その方針はかれこれ長いのでは。少しは近づけたのではないかと期待して臨んだ試合がこの有様。このコラムでは監督で戦術が変わるのが日本の文化とあります。まぁ弱い中で強化を模索しているのだからしょうがない面もあります。日本協会の批判もちょっとありますね。ここは当ブログで昔から言うように、田嶋ジャパンという体質が問題です。その課題を解決したいなら、一刻も早く会長を替える事です。半端さイコール田嶋ジャパンだと思います。

【日本代表は森保一監督でなくても苦戦する。FWが弱いチームが強いわけがない…再び露呈した深刻な課題】
「このメキシコ代表戦では主に二つの課題が浮き彫りとなった。まず一つは森保一監督の修正力だ。日本代表は前半、攻守両面で相手を上回るパフォーマンスを披露している。試合中「間! 間!」という声が聞こえた通り、ボールを動かしながら相手も動かし、そこで生まれた人と人とのギャップを突きながら前進。何度か惜しいチャンスも作った。
 しかし後半、ヘラルド・マルティーノ監督が修正を施す。エドソン・アルバレスを投入し、それまで1枚だった中盤底を2枚に増加。前半に主導権を握られていた中盤での強度をアップさせ、よりスペースを埋めることで日本のストロングポイントを消しにきたのだ。 するとメキシコ代表が面白いように息を吹き返す。それに対し森保監督は修正を上回る修正を用意できず、日本代表は相手の勢いに飲み込まれるままだった。そして63分、ついに失点。その5分後にも追加点を許し、0-2で敗れることになった。監督の力の差が如実に表れたと言わざるを得ない。
 そしてもう一つの課題が、日本の長年の悩みである決定力だ。先述した通り前半は森保ジャパンの狙いがハマっていた。そして、チャンスも作っている。しかし、鈴木武蔵がGKギジェルモ・オチョアとの1対1を外すなど、何度か迎えた決定機をすべて逃した。タラレバは禁物だが、良い時間帯に1点でも奪えていれば、試合展開はだいぶ変わっていただろう。ただ、そうした流れを結果に結びつけられないのが、日本代表の弱さである。」
 「今年の親善試合4試合で2得点、それも流れの中からの得点は「0」と、ストライカー不足は今まで以上に深刻だ。  サッカーは相手より点を多く取ったチームが勝つスポーツ。その「得点」を取ることを仕事とするFWが弱いチームが、強いわけがない。正直なところ、これでは森保監督以外の人物が指揮をしても変わらず苦戦するだろう。監督の交代を行うことで内容は良くなるかもしれないが、得点などという結果は期待できない。」
引用:フットボールチャンネル

 修正力、これは前述したベンチワークです。この修正力は例えばJ1柏のネルシーニョ監督のリアクションサッカーが合致します。前半の内容を見て、相手に対応する選手交代を行う。それがネル監督の強さです。W杯を戦える世界を知る監督にはそれがあり、日本人監督には無い。あるのは博打サッカーの強さくらいか。決定力についてはどうしようもないです。根深い課題ですが、選手の選考や、選手の能力を生かし組み合わせて結果を創出するマネージメント力もあると思いますが、それを日本人監督に求めるのは酷。原因はやはり田嶋ジャパンかと。

【メキシコ戦で突きつけられた現実。そもそも日本代表は強くない】
〔オール欧州組がなんなのか〕
「メキシコに0-2の完敗。吉田麻也が試合後にコメントしたとおり、両チーム間には確かな実力差があった。シュートの精度、ボールへの寄せスピード、球際のプレー強度、試合運びの上手さ……。いずれをとっても完敗だった。 
 そもそも、日本代表は強くない。国内開催の親善試合、アジアが舞台の国際大会ではほぼ主導権を握れるものの、それ以外のゲームでは押し込まれるケースがほとんどだ。ワールドカップを見てもそうだろう。日本が90分通して優勢に進めた試合は、02年の日韓大会を除けば10年ワールドカップのデンマーク戦くらいか。
 ワールドカップでの日本はどちらかと言えば弱小国の部類に入る。その前提で考えれば、10月、11月に対戦したカメルーン、コートジボワール、パナマ、メキシコはいずれも楽な相手ではない。とするなら、ワールドカップの試合と同じように、守備の時間が長くなり、チャンスの回数は限られるのは当然との見方もできる。
 10月と11月の欧州遠征で攻撃が物足りないのもいわば必然。これらのチームと互角に戦うだけの実力が日本にはまだないのだから。どうにか凌いで、セットプレーやPKで奪ったゴールを守り抜く。日本が格上に勝つにはこういう戦い方がなにより現実的、それを痛感させられたのが今回の欧州遠征とも言えるだろう。」
「内田篤人が引退会見で述べたように、むしろ世界との差は「広がっている」可能性だってある。オール欧州組で臨んでも、メキシコには勝てない。それが突きつけられた現実である。」
引用:SOCCER DIGEST Web

 そもそも日本は強くないとありますが、そうなのです、弱いのです。今まではスポンサーの機嫌を取るために、マッチメークで国内ホーム戦で弱い国ばかり呼んでいたので、国民みんなが「強くなった?」と錯覚していました。ロシアW杯から何も進化していません。選手は欧州での経験者が増えて強化されたかもしれませんが。肝心の監督で退歩している。ただ、今回のアウェー遠征は評価できると思います。相手が欧州の国だったらもっといいのですが、今の環境ではしょうがない。
 という事でいくら欧州組が増えて、世界を知る選手が増えて、アウェー遠征が増えても、肝心の監督が世界を知らないまま、その大元の日本協会の体質でむしろ退歩しているので、それが今回のメキシコ戦で浮かび上がったのかなという感想です。次は3月?のW杯アジア予選ですか。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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