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Bリーグについて63

2020-11-26 00:01:57 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 最近、Bリーグの島田チェアマンの口から「2026年のエクスパンション型リーグ」というキーワードをよく聞くようになりました。えっ、エクスパンションって何だっけ?と戸惑ったため、改めてリスペクトする事にしました。よく調べたら島田チェアマン時代ではなく、その前の大河チェアマン時代に作られたものでした。ちょっとググったらいいコラムが3つも出てきたので、順番に紹介していきたいと思います。
   
【大河正明チェアマンが語るBリーグの未来「2020年以降が大事と位置付けてきた」】
〔リーグ拡大に向け、2024年3月に新参入基準で審査実施〕
「興味深いのは3rdフェイズの内容である。まず掲げられたのは『エクスパンション型リーグへの移行』。B1とB2それぞれ24チームを最大としてリーグを拡大する。それと同時に単年の競技成績による昇降格は廃止され、『なくすわけでなく緩やかに』と大河が説明する仕組みに変わる。
 昇格してもすぐ降格するリスクが高いのであれば中長期的なクラブ経営ができないし、投資も呼び込めない。投資を受けたチームはできるだけB1に残したい。その思いから『頑張って昇格したけど、すぐに降格した』というケースをなくす仕組みをこれから導入していく。
 それと同時に、ライセンス基準の引き上げも発表された。B1では『売上高12億円、平均入場者数4000人』、B2では『4億円、2400人』を要件とする。また、毎日リーグの試合を行うための会場確保も求められる。新しい参入基準での審査は2024年3月に実施。2024-25シーズンと2025-26シーズンから昇降格を緩やかなものとし、2026年に新しいB1とB2に生まれ変わる、というのが現状での未来予想図となっている。」
引用:バスケットカウント

 他にもナショナルアリーナ構想とかあったのですが、長くなるので今回は3つのフェイズを中心に紹介させていただきます。このバスケットカウントのコラムが一番コンパクトにまとめられていると思います。
 エクスパンション型リーグの全貌が見えた気がしました。つまり厳しい基準のために簡単に昇降格させない「プレミアリーグ」のような存在になるのかな。今のJリーグとは全く違う大会方式ですね。まさに斬新です。当ブログではJリーグはアメリカに目を向けず、ドイツなどヨーロッパに目を向けるべきと言い続けてきましたが、バスケは別です。何しろアメリカで生まれたスポーツなのですから。
   
【Bリーグの昇降格制度が一変? 大河チェアマンが打ち出す改革の狙い】
〔「2020以後」に向けた新構想〕
「2020年はスポンサーなど大きな契約が更新されるタイミング。『東京オリンピックまでは日本バスケを支える』考えだった会社に、次のビジョンを提示する必要がある。」
〔「アメリカ型」の要素が強まる〕
「アメリカの四大スポーツは『クローズ型』で、エクスパンション(拡大)はあっても入れ替えがなく、フランチャイズ(本拠地)の権利も保護される。日本ではプロ野球がこれと同様の仕組みを採用している。アメリカ型はドラフト制度、サラリーキャップ(年俸総額制限)などとも相性がいい。
 Bリーグはアカデミーの整備などヨーロッパ型の仕組みも取り入れているが、今回の構想はリーグの設計をアメリカ型に寄せた印象がある。制度への賛否は別にして、大河チェアマンや理事の貪欲に成長を追い求める、現状に安住しない姿勢はバスケ界にとって明るい材料だ。
 『大関の番付』のような上がりにくく落ちにくい昇降格制度がBリーグをどう変えるのか?詰めの制度設計がどうなるのか? 」
引用:NEWSPICKS

 アメリカ型ですが、日本ではNPBが該当します。Jリーグにはなぜドラフト制度が無いのか、それは育成主体のヨーロッパ型だから。なので、エクスパンション型リーグは一方で育成型が廃れるかもしれないリスクがあると思います。日本での新たなビジネスモデルとして、育成もできるエクスパンション型を追求できるのが理想ですが、そう簡単にはいかないでしょう。
 大河チェアマンはサッカーにいたときから、中長期的にそのクラブを支えて投資をする意味で、1シーズンの成績だけで昇降格を決める仕組みはあまり適さないという感覚があったと言っています。その価値観が今後どう作用していくのか。チェアマンが島田氏に替わり、どう進化していくのか注目したいと思います。

【バスケットボールを国民的スポーツに Bリーグがエクスパンション型リーグ導入へ】
「Bリーグは『BEYOND 2020〜超えて 未来へ〜』というテーマで中長期計画を発表した。その場で、Bリーグ創設した2015年9月15日以来掲げてきたミッションと、加えて新たなビジョンをあげた。
■ミッション
・世界に通用する選手やチームの輩出  ・エンターテインメント性の追求  ・夢のアリーナ実現
■新たなビジョン
・国民的スポーツとしての認知度向上  ・NBAに次ぐリーグとしての地位確保  ・憧れの職業ナンバー1、就職したい企業ナンバー1」
「Bリーグは創設から平成の終わりとなった2018-19シーズンまでをファーストフェーズとし、この先について大河正明チェアマンは『セカンドフェーズの足場固めをしていきたい』と所信表明をしていた。
“魅せるアリーナ”構想やアジア進出を目指す
「令和でバスケットボールを国民的スポーツにする」
大河チェアマンは、様々なシーンでそう宣言。そして令和に変わったタイミングを、セカンドフェーズとしており、達成させる5つの項目を掲げている。
■ソフト・ハードの一体経営  ■デジタルマーケティングの進化  ■メディアカンパニー化
■アジア戦略の本格稼働  ■地域創生×バスケットボールファミリーの拡大」  ■アジア戦略の本格稼働
「セカンドフェーズは2023-24シーズンまでを区切りとして、2024-25シーズンからサードフェーズとして、更なる改革を推進する。サードフェーズは2026年をターゲットとして、以下の実現を掲げた。
■“富士山”型リーグ構造  ■毎日試合を開催  ■魅せるアリーナで非日常の観戦体験、毎試合満員
サードフェーズでは、プロ野球やJリーグを追い越すことが大きな目標となっているが、『地域に根付いた構想からすると、BリーグはJリーグと同じ発想だが、Jリーグと同じ発想ではJリーグを上回れない』と大河チェアマンは語る。」
引用:SPAIA

 今はセカンドフェーズなんですね。バスケ関係者が「昭和は野球、平成はサッカー、そして令和はバスケの時代」という言葉を思い出しました。サードフェーズではJリーグを上回って、国民的スポーツ第2位の地位を狙っています。競争や競合という関係ではなく、それくらいの気持ちで、協働して欲しいと思います。一見非現実的という感想を持つ人もいるかもしれませんが、「富山」の事例を見れば、バスケがサッカーを超す時代もそのうち来るかもしれません。元々Bリーグはサッカー関係者が骨を折って作り上げたプロリーグ。普通のやり方ではサッカーを超えられないと思います。なので、次の時代でサッカー界の価値観を超えたものにして、更に成長していかなければなりません。そのためにも第2代の島田チェアマンの力量に期待しています。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
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