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海外サッカー事情について27

2020-11-08 00:01:36 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 先週のFOOT×BRAINで「伝説の日本人」という事で、佐伯夕利子氏が特集されていました。全く知らなかった存在でしたが、そういえば、Jリーグの理事名簿にそういう人がいたかもしれないと、そんな感じでした。本来ならば、留守録した番組をじっくり見返しながら記事を作っていくのですが、運悪くレコーダーが入院するタイミングと重なり、番組を観ながら、慌てて下書きで打ち込む始末。ところが今日実際に記事に起こそうとして、ネットで情報収集していると、テレビドガッチの記事がほぼ完璧に再現されているので脱帽。そのままリスペクトさせてもらいました。
   
【スペイン初の日本人女性監督が語るビジャレアルの指導法】
「久保建英選手が移籍し話題のスペイン・ビジャレアル。そこで10年以上スタッフとして働いた日本人女性ががいた佐伯夕利子。スペインで指導者の道を歩み、男子リーグで初の女性監督として名を馳せ、現在はJリーグの理事を務める佐伯。ビジャレアル、さらにスペインサッカーを間近で見てきた佐伯が感じた、日本との指導法の違いとは?また、スペインから見たJリーグの強みについても語った。」
   
【Jリーグ理事に就任、佐伯夕利子がビジャレアルで得たものとは?】
「1973年に父親の仕事の都合でテヘラン(イラン)に生まれ、福岡で過ごした小学生時代にサッカーと出会ったという佐伯。1992年にマドリード(スペイン)に移住してからは女子チームに所属し、その頃からサッカーで生計を立てたいと考えていた。そして18歳になると、スペインサッカー協会のライセンススクールの受講において、年齢や国籍、女性であることは問題ないかを問い合わせた。すると年齢や国籍に問題はなく、性別に至っては『質問の意図がわからない』と言われたという。佐伯は『男性社会のサッカー界で、女性であることは基本条件を満たしていないのではないかと閉鎖的に考えていたのですが、この時、この国でなら生きていける』と思い、自身の未来を描くことができたと明かした。
 2003年、およそ10年の歳月をかけて指導者の最高峰『ナショナル・ライセンス』を取得し、男子3部リーグ所属のプエルタ・ボニータの助監督に就任。チームの低迷による監督解任を受け、スペインの男子リーグ史上初となる女性監督デビュー。『初戦は久々の勝利を挙げ、それで新聞にも持ち上げられたと思うのですが、残り3試合は2敗1分けくらいで、4週間ほどで私も解任になったという結末です』と当時を振り返った。
 その後は、アトレチコ・マドリード女子B監督やバレンシア強化執行部とトップクラブを渡り歩き、2008年にビジャレアルへ。そこで経験したのが、世界中が注目する斬新な指導改革だった。佐伯はスペインの特徴として『レアルマドリードやバルセロナという超・超・超ビッグクラブとは、勝ち負けである競技力だけで勝負するのは不可能』と語り、ビジャレアルは『選手のバリューを高めることが目標』と説明。『特に大事にしているのが1つのフットボールスタイルの型にはめてしまい、それしかできない選手を作るのではなく、どの国のどのクラブに行っても適応できる能力を養っていくこと』と話した。
 改革のきっかけとなったのは2012年の2部降格。財政面で苦境に立つ中、クラブオーナーのフェルナンド・ロッチが『絶対に削るな』と指示したのが育成の予算。そこからビジャレアルは真の育成型クラブを目指し一丸となった。スペインでは、豊富な資金で選手を獲得する『買いクラブ』と、選手を育て移籍金を取る『売りクラブ』が明確で、ビジャレアルは『売りクラブ』に属する。そのため時間やエネルギー、ノウハウ、愛情を全力で選手に注ぎ、さらに指導者の育成など、人を育てることで持続性を持つことをコンセプトにしている。その結果、昨シーズンはトップチームの25人中11人が下部組織出身。さらにU-15からA代表まで全カテゴリーに代表選手を輩出するまでになった。』
 一方で、練習法に目を向けると文書化されたメソッドがないことが判明。佐伯は『フットボールの変化の速度がものスゴく速いため、その冊子を作っている間に古くなっている』と述べ、指導者がパソコンで動画編集や資料作成に時間や労力を費やしても、その間は選手に向き合えていないことに疑問を持ち、選手との対話を重視する方針に転換。そして、辿り着いたのが“教えない指導”だという。
『選手にインプットしてそれを体現してもらうことを何十年も繰り返してきましたが、もう一歩進化させ、教えるのではなく学ぶ、さらに学び合うことにフォーカスを当てています』と説明。120人のコーチ全員で選手とのコミュニケーションを徹底討論し、現在は押し付けではなく、今のプレーをどう思うか問いかける指導を行っている。
 さらに寮に隣接する中学校・高校との連携も強化。今までサッカー選手としての姿しか見てこなかったが、生徒としての姿など、子供たちを構成する要素を多面的に捉えなければならないと考えた。そこで、学校の先生と子供たちの情報をリアルタイムで伝えあえるシステムを構築。例えば、学校での出来事を伝えることで、練習中にふてくされていても、その原因を掴めるようになったという。」
引用:テレビドガッチ
   
 こういう人材がいたとは驚きです。そりゃあ、日本協会でWEリーグに参画して欲しいと思うし、Jリーグが理事にしたがる訳だ。でも両方に手を出せるんだろか。3部で4週間程度の就任期間ではありますが、スペインの男子リーグ史上初となる女性監督ですか。その後は複数のスペインリーグのクラブでもっぱら強化部門のスタッフだったようです。'08年から長くビジャレアルで活躍され、スペイン遠征やサッカー留学等をコーディネートするスポーツ・ビジネス会社を経営し、日本とスペインの橋渡し役だったようです。(久保選手が挨拶する画像が印象的でした)
 そして、'18年に
Jリーグ理事に就任されましたが、番組でも「Jリーグってすごい」と発言され、特にシャレンに共鳴されたのか、今年春に常勤理事になられてスペインから帰国されたようです。佐伯さんの心を動かしたのがシャレンのようですね。ヨーロッパにも見られない素晴らしい取り組みとか。逆にスペインに教えるのかもしれませんね。個人的には日本ではスペインのメソッドを注入して欲しいと思います。
 久保選手が活躍しているビジャレアルのニックネームは「イエローサブマリン」か、当ブログにとってわかりやすいクラブですね。ドイツで言うドルトムント(黄色い壁)みたいな存在なのかな。日本の某黄色いチームも踏ん張って欲しいと思います。
   
 そして、番組で出てきたのがテレ東さんのオンラインイベント。「テレ東ほぼほぼ無観客フェス」というイベントで、その中に「FOOT×BRAIN的 ただただサッカーについて語り合いません?」というFOOT×BRAINのイベント。配信チケットが2,000円でしたが、勝村氏や名波さん、そしてあの影山さんも登場するという事で、発言もできないだろうし、言葉も交わせないでしょうけど、チャット欄くらいには反応してくれるかなと思い、チケット購入しました。夏頃までJリーグ非公式勝手何とかというオンラインイベントや、シャレンのオンラインイベントに参加し、オンラインイベントを楽しんでいましたが、最近は全く無し。久しぶりのサッカー関係のオンラインイベントで楽しみです。読者の皆さんもぜひどうぞ。
テレビ東京公式HP「テレ東ほぼほぼ無観客フェス」ページ:https://www.tv-tokyo.co.jp/mixalive/event/tvtokyo_fes202011/
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
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