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優勝の味53

2020-11-23 00:01:59 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 来季のJ2に新たな仲間が加わる事になりました。ブラウブリッツ秋田さんです。J3優勝及びJ2昇格おめでとうございます。個人的には地元岡山がJFL時代(2008年)に対戦したTDK(TDK SC)さんというイメージが残っています。あの時のホーム戦はJFL初黒星をいただいたようです。当時は企業チームでしたが、その後Jリーグ入りを目指してクラブチームとなり、13年を経て再びCスタに来られるんだなと思いました。今回の快挙は以下の4項目がポイントのようですね。順番に見ていきましょう。
   
【11月18日】
 J3秋田は第28節でG大阪U23に勝ち、J2昇格と3年ぶり2度目のJ3優勝(2度目)を達成。今季無敗のまま20勝8分けで勝ち点68。リーグはあと6試合残っていたが、2位の長野さんが敗れたため、昇格と優勝が同時に決まりました。Jリーグ最速でのスピード優勝だそうです。3位からの逆転優勝を果たした2017年はJ2のクラブライセンスがなかったため昇格はできませんでした。'18年、'19年はいずれも8位に終わりましたが、今季は開幕からの9連勝で勢いに乗り、その後も負けなしで首位を独走していました。北東北地域では、初のJ2クラブだそうです。

 今節初黒星でしたが、秋田さん強いですね。確か史上最速とか。山口さんや柏も記録を持っていましたが、それを更新したとか。一度17年に優勝され、吉田監督が就任していつの間にかJ3では間違いな存在になってしまったのでしょうか。現在J3の2位争いは熾烈になっています。元J2ばかり。個人的にはJ2復帰の形がいいですね。


【9月の不祥事】
 9月17日、Jリーグは観客数を虚偽報告していたJ3秋田への懲罰を発表。J3参入の'2014年開幕戦から、'19年開幕戦までのホームゲーム全85試合において、Jリーグへ虚偽報告を行なっていたとの事。これにより罰金400万円が課されています。Jリーグ規約、試合実施要項が規定する入場者数の算定方法を用いずに虚偽報告になっていたとか。今回の快挙はこの時の運営側の反省を踏まえ、吉田監督をはじめとするピッチで戦っている現場が頑張られたのでしょう。

 この時期は続きましたね。特に選手の不祥事。過密日程でイライラしていたのでしょうか。入場者数の虚偽報告も何年に一度かのペースでニュースに流れますね。その昔、酒の席の冗談で(どこという訳でなく)上の人が会場を見渡して「うーん、●●人にしといて」で決まってたりしてという話があったなかと(笑)。ボランティア現場ではわかりますが、小刻みに人数報告をやっていますね。

  
【吉田謙監督】
 前任者は元J2岡山のコーチ('10年~'12年)だった間瀬監督(一期目:'15年~'16年)でしたね。'15年から'19年まで沼津さんの監督を務められ、最高位3位で'18年にはJリーグ優秀監督賞(J3)を受賞されています。
 サッカーダイジェストWEBによれば、吉田監督のサッカーは、ダブルボランチの4-4-2のフォーメーションを採用。全体がコンパクトな陣形を保ち、ボール非保持時は、ボールと相手の状況を見ながらスライドを繰り返して相手にプレッシャーを与えるもの。縦に速く、前線にロングボールを蹴るスタイルでもあります。
 球際や走力、セカンドボールを大事にし、サッカーの本質の部分でしっかりやろうとするところがあるそうです。今季の秋田さんはよく走ると言われていますが、その体力と走力を下支えするのは綿密なフィジカルトレーニングだとか。吉田監督はチームの立ち上げ時から、新型コロナウイルスの影響による自粛期間においても、一貫してフィジカル強化に取り組んできている。吉田監督は常々、目指すサッカーのあり方として「良い守備から良い攻撃」を挙げており、「良い攻撃から良い守備」とも言い換えられる。

 吉田監督は就任時に選手1人1人に挨拶の電話を入れていたというエピソードを聞きました。森保監督とよく似ていますね。相手がいつも一緒の選手ならそういうスタイルも効果的なのかもしれませんが、世界から集まってくる代表選手が相手では、世界と戦う戦術やカリスマ性が必要だろと個人的に思います。よく走れるというのはオシム監督時代の千葉さんとか、佐々木監督時代のなでしこジャパンとか、強いイメージがありますね。


【ホームスタジアム】
 2017年に、秋田市が計上した改修予算案が承認され、八橋運動公園陸上競技場がJ2スタジアム基準を満たす見込みとなり、J2ライセンスを取得。 秋田県は2017年度に新たなサッカースタジアム整備を念頭に置いた検討委員会、2018年に改めて「新スタジアム整備構想策定協議会」を新たに設置していたが、今年5月、秋田県は新型コロナウイルス感染症による影響で税収減少が見込まれることを理由にスタジアム建設を先送りすべきとの見解を示したとか。
 ただ、今回の快挙で佐竹県知事がクラブの本拠地となる新スタジアムについて「あれくらい頑張れば、応えてやりたいと誰しも思う」と述べ、建設に前向きな姿勢を示したそうです。
   
 秋田市という地域環境が微妙だと聞きました。パナスタのように商業施設を併設しても、元々の人口が少ないため、相乗効果が見込めないとかいろいろ意見があるようです。あと、駅前スタジアムなのかどうかも気になるところ。秋田県で少ない人口の中で、Bリーグ1部のノーザンハピネッツとも競合しており、秋田駅前に'24年に新アリーナが完成するとか。これからもそういう競争も続きますね。できれば地域のために連携して欲しいですね。
 川崎さんのように、セレモニーで手製のシャーレを掲げられたそうです。秋田伝統工芸<曲げわっぱ>シャーレだそうです。川崎さんは風呂桶でしたが、秋田さんは曲げわっぱですか。他のクラブもこういうのやって欲しいですね。陶器だったら重いでしょうが(笑)。個人的なイメージでは来季J2を席捲するんだろなと思っています。かつての金沢さん、山口さんのように。町田さんもだったかな。お手柔らかにお願いします。

J3秋田公式HP:http://blaublitz.jp/
J3秋田関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080512
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080426
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
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