観客のためのスタジアム３９

　リスペクトコラムです。
　お隣の広島さんですが、長年引きずっていた新スタジアム問題ですが、最近になっていい方向に前進しているようですね。その昔は、港側と旧市民球場跡でしのぎ合っていましたが、第三案の中央公園で固まっている様子。最初の頃に、当ブログの師匠的存在の傍士元Ｊリーグ理事も講演されていました。今回、個人向けに寄付金を集めるようです。そして、ふるさと納税で集めて２日で目標額に達したとか。
　　　
【広島市 サッカースタジアム建設 個人寄附金募集へのご協力のお願い】
「このたび、2019年10月1日（火）から、広島市によるサッカースタジアム建設に係る寄附募集が開始されます。ご協力いただいた寄附金は、広島市の「サッカースタジアム建設基金」に積み立てられ、スタジアムを建設するための資金の一部になります。
　当クラブは、この広島市による個人寄附金募集に、より多くの人々の賛同を得られるよう全面的に協力し、今後、ホーム試合開催時のエディオンスタジアムやイベント等での告知活動を行ってまいります。一人でも多くの方のご理解とご賛同をいただき、お力を賜りますようお願い申し上げます。 」
「建設地　中央公園広場（広島市中区）
　募集期間　　2019年10月1日～2023年3月31日（予定）
　目標金額　　1億円」
「≪1回あたり1万円以上≫
①シリアル番号入り記念カード
②スタジアム完成後の内覧会ご招待
≪1回あたり5万円以上≫
①シリアル番号入り記念カード
②スタジアム完成後の内覧会ご招待
③スタジアム内への芳名板(ネームプレート)掲出
本寄附は、広島市が主体となって募集を行い、集まった寄附金は、市の設置する「サッカースタジアム建設基金」に全額積み立てられます。」
引用：Ｊ１広島公式ＨＰ、広島市公式ＨＰ

【サッカースタジアム建設「ふるさと納税」わずか２日で初年度の目標額達成】
「新サッカースタジアム建設へのふるさと納税制度を活用した個人の寄付について、広島市の松井市長は受付開始からわずか２日間で初年度の目標額２千万円を突破したと明らかにしました。」 「新しいサッカースタジアムを建設するための総事業費は１９０億円。広島市はこのうち１億円を５年かけて個人から集めることにしていて毎年の目標額に２千万円を掲げています。 　スタートからわずか２日間でおよそ４５０件の寄付の申し込みがあり、金額は２千万円以上にのぼりました。その多くは、新スタジアム内の芳名板に名前の掲載などができる５万円以上の寄付だということです。」
引用：ＦＮＮ　ＰＲＩＭＥ

　ふるさと納税で２日で２千万ですか･･･　岡山だったらこういう風なスポーツ界での寄付文化が無いかもしれないから、そんな金額にはならないかも。それにしても長かったですね。傍士さんが活躍されていた頃からだから、相当前からではないかと。あの時はどちらの勢力も譲らず、このまま平行線で解決しないんじゃないかというネガティブなイメージを持っていましたが、折衷案で落ち着いて良かったです。ただ、またこれからが長いでしょうが。新スタジアムといえば京都さん。当ブログで口にする「あるジンクス」があります。すなわち、新スタジアムをつくろうとしたらチームは低迷するというもの。京都さんもジンクスっぽくなってきたと、先日のＣスタの試合を観て思いました。

　さて、地元岡山ですが、同じように財界中心に同じような構想（６年後とかいろいろ情報を耳にします）があるのかもしれませんが、そう簡単には行かないでしょう。まずは場所。北長瀬が有力でしたが、どんどん施設で埋まっていっている。市民野球場の跡にどうかという声も耳にした事がありますが、サッカー目線の極論ではないかと。理想は街中スタジアムでしょうが、何かを取り壊して場所を空けないとできない状況ではないですか。じゃあ、政田近辺とかならという考え方でも、今度は観客動員が心配になってくる。

　もう一つ思うのが、岡山はどうなのかは知りませんが、財界が「じゃあ実績を。平均１万人以上を達成していないと説得力ないでしょ」と口にして、数値本位でクラブ運営を進めていくパターン。これは当ブログで最初の頃から地元Ｊ２岡山に対して、気を付けて欲しかった部分。果たして現況はどうなのかと、よく語る会等で話題になります。卵が先か、鶏が先かのようなものですが、当ブログとしてはモノ・カネオンリーに走らず、ヒト・コトもしっかり重視して欲しい。地域にしっかり根を張る事ができれば、自然と数値も増えていって実績を残す事ができ、ポジティブな世論が後押ししてくれるのではないかと個人的に思っています。お隣の広島に専用スタジアムができれば、追い風となるので、いい傾向だとは思います。
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