生観戦レポです。
昨日、高梁市民体育館で開催された、V1リーグ、岡山シーガルズのホーム久光製薬戦の観戦に行ってきました。この金土日と続けて試合観戦に行っており、その2つ目です。ここ数年、行政を上げてシーガルズを支援しているという高梁市は初めてでした。前に高梁に来たのは、シャルムの試合で神原スポーツ公園に来て以来です。いろいろ声かけしましたが、結局参加したのは前にCスタデビューした岡ファミリー(父娘)でした。一路高梁に向けて車を走らせるが、途中災害っぽい(土砂崩れ)現場を目にして、まだ豪雨災害の爪痕を感じました。
少し離れた河川敷の仮設駐車場に停めて、ちょっと歩く。見えてきました高梁市民体育館。大きさ的には笠岡の体育館と同じかちょっと小さいくらい。そこから待機列に合流しましたが、そこからが長かった。でも、地方ならではのおもてなしサービスは良かったですね。まずは高梁紅茶の試飲サービス。新しい特産品として売り出しているのかな。大小の和太鼓の演奏。備中神楽を思い起こさせました。地方でよく目にするトラックの荷台を使ったステージで。これの披露のため?と勘違いしそうになるくらいに入場時間が遅かった分、満喫させていただきました。
入場する時にまたしても内履きがいる事に気づきましたがすでに遅し。ソックスでの観戦となりました。まぁ、内履きを用意できている方か少ないのですが。ふと会場を見ると、新しい選手横断幕がいくつか出ていましたが、何か動きのある写真が大きく載っているタイプになっていました。写真は無いですが、及川選手のダンマクもそんな感じ。
いわゆるゴール裏かバックスタンドか、どちらを選ぶかということで、岡ファミリーとバックスタンドを選択。ただ四列目までが指定席で、自由席は五列目から。しっかり五列目に座ってコートに目をやるが、意外に視野の狭さに驚く。二階席が全体的に少し離れた上部に作られているのか、手摺りも邪魔して、コートが向こう半分しか見えない。視界的に、前も後もどの席も同じ状況っぽかったですね。皆さんちゃんと試合が観れたのかな。ホーム開幕戦の一番人気チームのカードなのに。久光戦は岡山でやるか、高梁でやるなら他のチームとやった方が良かったのではないかと個人的に思いました。
ちょっと外に出てみる。まずは先着1,500名という応援Tシャツの配布を受ける。岡娘さんも子どもサイズのをもらう。今季の色なのかやや薄いブルーでした。スタグルコーナーでみんなで昼食。issanも登場。鮎の塩焼き、松茸入りおこわ、千屋牛ラーメンと舌鼓を打ちました。まさにご当地グルメの暖簾街で大満足。高梁の街を感じるいいグルメ体験でした。
ふと横を見ると、黄色い女の子達がいっぱいいる。吉備国大シャルムの選手達でした。そうでした、高梁市はシャルムの本拠地。たぶん全選手が観戦に来ているような大人数でした。座った席の一つの前の列(4列目)に何とシャルムの選手達がやってきました。シーガルズの戦いっぷりを目に焼き付けて、来季2部昇格を目指して欲しいです。
試合の方ですが、何とあの久光さん相手に3-0のストレート勝ちです。これは驚きました。まさかの展開。終始優勢でミスも少なく完勝でした。昨日出場したメンバーがベスメンなのかもしれません。渡辺、金田、宇賀神、及川、佐々木とどの選手も調子良かったですね。 岡山の真骨頂である、拾うバレーがはまっていて、スパイクもブロックもばっちりでした。
試合展開にしても、一つ一つプレーにしても、まるで向こうとこっちが入れ替わったかのような錯覚を途中覚えました。それくらいサプライズな試合になりました。昨日の勝利で何と、久光さんを抜いてプレミアカンファレンス2位に浮上です。この勝利は自信になりますね。
一方の久光さんは、日本代表組が軒並み1桁得点に終わるなど決定力を欠いたという事ですね。個人的には、倉敷出身の石井選手にばかり目が行っていました。他にも新鍋選手、岩坂選手と全日本勢(長岡選手は観なかったな)が出ていましたが、全体的には不調でしたね。スパイクは横に外れるか拾われるかブロックされる。スパイクが決まるのは外国人選手ばかりで、今までのあの強い久光さんのイメージがちょっと崩れました。 まぁ、宮下選手がまだ先発復帰できていないように、久光さんの全日本勢も本調子でなく、全日本勢が多いチームだから尚更不調を引きずっているのかもしれません。 勝利監督インタビューで、嘘みたいと言っていましたが、秋の珍事ではなく、これが普通なんだということにならないといけませんね。 あと、久光さんの応援団もちょっと可哀想でした。狭い場所、いつものようなBGMが使えず(たぶん狭いからか)、試合で完敗する。高梁は忌まわしい思い出の地になっちゃいましたね。
山陽新聞の戦評です。
「岡山シーガルズはブロックが効き、相手の攻撃力を低下させた。先発センターの居村、及川らがしつこくマークし、ブロック得点は7を数えた。レシーブの粘りにもつながり、ラリーに持ち込んで両チーム最多23得点の金田やライト渡辺ら多彩な攻撃が決まった。宮下、西村ら途中出場の選手も役割を果たし、チーム力を見せつけた。」
引用:さんデジ①、②
とにかく全然見えなかったので、後半は別の席に移動して観ました。どこも空いていないので、アウエーゴール裏の久光さん応援団の付近になってしまいましたが、視界が広がったので良かった。 昔ながらの鉢巻きした男性団長の応援でしたが、手に持っていた応援グッズが気になる。スティックバルーンのように、両手で打ち鳴らすのですが、先が手の形になっているマジックハンドのようなシルエット。一度手にしてみたいものだなと。見たことないですね。
試合後に宮下選手のVリーグ栄誉賞受賞セレモニーがありました。25歳1カ月で史上最年少受賞です。25歳にして10年のキャリアってすごいです。中学生で初めて試合に出た頃も しっかり覚えていますよ。引退した山口選手のようにVリーグの記録を塗り替えて欲しいですね。
その後、選手のサインボールの投げ込みが始まる。何と岡氏がキャッチしてしまう。見ると28番川島主将のものでした。この日はコートでの姿(吉田主将も)は見れませんでしたが、岡ファミリーには多きな思い出となりました。また、観戦に来てくれることでしょう。その後子どものバレー教室が行われていましたが、雨も降ってきたので帰途に着きました。お疲れ様でした。