リスペクトコラムです。
当ブログでも長年気にしていた新潟さんの早川選手。急性白血病で闘病されていましたが、以前のアウェー新潟戦でベンチ入りして、当ブログとしても吉報でした。あの池江選手も含めて全国で闘病しているアスリート達に勇気を与えるものでした。そして先日、先発フル出場されたと聞き、本当に良かったと当ブログでも感無量でした。早川選手を応援する運動が起こった時に、当ブログでもその活動を紹介させていただき、口座に寄付させていただいたと記憶しております。
【白血病乗り越え 新潟早川帰ってきた「幸せな痛み」】
「16年に急性白血病を発症したJ2アルビレックス新潟のDF早川史哉(25)がホームでの鹿児島ユナイテッドFC戦にフル出場し、復帰した。リーグ戦出場はJ1だった16年3月12日横浜F・マリノス戦(デンカS)以来3年7カ月ぶり。公式戦出場は同年3月27日のナビスコ杯(現ルヴァン杯)サガン鳥栖戦以来、1287日ぶりだった。競泳女子の池江璃花子らも闘病する白血病を乗り越えた不屈のDFの復帰戦を、クラブ史上2位タイとなる大量得点、6-0の快勝で飾った。
スタジアムが沸騰した。DF早川がボールを持つと、1万2583人が沸く。前半3分に右サイドを駆け上がる間は拍手と歓声。「(交錯した足に)しびれがきたけど、幸せな痛み。これが戦うことだと思った」。約3年7カ月ぶりに味わう真剣勝負のうれしさを明かした。」
「前節はメンバーから漏れたがDF新井が「アクシデントのため」(吉永一明監督)に出番が巡ってきた。「緊張で試合中はバタバタしてしまった。視野が狭くなったり慌てたりした」というが、復帰が呼び水となり、6-0の圧勝。「今日は両親の結婚記念日。『頼むよ』と言われた。両親には感謝したい」。そう話す時、早川は涙声になっていた。」
引用:日刊スポーツ
【早川史哉、1302日ぶりのJリーグ。白血病から笑顔のカムバック。】
「J2第35節のホーム・鹿児島ユナイテッドFC戦。リーグ戦は2016年3月12日の横浜F・マリノス戦以来の出場だった。カップ戦を含めると同年3月27日ルヴァンカップのサガン鳥栖戦以来、1287日ぶりの出場だった。突然の白血病発表から約3年半。公式戦のピッチ上にいる背番号28に、新潟サポーターたちは誰よりも大きな声でコールし、チャントを歌った。」
〔吉武監督に気付かされた武器。〕
「思考を高める」これは彼が昔からよく口にする言葉だ。特に体が大きいわけでもない。特にスピードがあるわけでもない。はっきり言えば、『これ』という分かりやすい特徴がない選手だと言えるが、それを本人はずっと自覚していた。」
「頭脳こそ、自分がプロサッカー選手になるために、プロとしてさらに上に行くために必要な武器。常に周りを見て、状況を把握し、その中で周りの個性と個性を繋ぎ止める役割を高いレベルでこなす。常に自分自身と向き合いながら、思考を高める作業をコツコツと積み重ねていった。だからこそ、予想もしなかった事態に追い込まれても、彼が高め続けた思考レベルは落ちることがなかった。」
〔復帰戦がゴールではない。〕
「念願の公式戦出場はアクシデントで離脱することになったDF新井直人に代わる形だったが、ほぼぶっつけ本番でも積み重ねた『思考』を駆使して、90分間プレーし、完封勝利に貢献する事ができた。」
「およそ3年半ぶりの公式戦出場。これは決して早川史哉にとってのゴールではない。まだプロサッカー選手としての復活のスタートラインに立ったに過ぎない。
実力と現状の力を認められなければ、ピッチに立つことが許されないプロフェッショナルな世界。パフォーマンスが落ちれば、すぐに他の誰かに取って代わられてしまうからこそ、この復帰戦で出た課題をしっかりと見つめ直し、これからの日々に生かしていく。この試合は彼の中で思考するための具体的な材料がより増えた最高のきっかけであった。」
引用:Number Web
いやぁ良かったですね。新潟さんは好きなクラブで、付加価値が高い公共財Jクラブの「御三家」の一角です。早川選手が闘病生活に入ってもずっと目をかけ続け、契約凍結の解除という形で'18年に復帰させた新潟さんの付加価値の高さも証明されました。J1を中心とした数クラブが試合会場で募金活動を実施されていたので、それらのJクラブも喜びもひとしおだった事でしょう。
池江選手も病床でこの吉報を見ている事でしょう。近い将来、池江選手も同じ吉報を聞ける事を楽しみにしたいと思います。早川選手、本当にお帰りなさい。
早川選手公式ツイッター:https://twitter.com/paya238
早川選手関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190818
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181114
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160621
J2新潟関連:⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①