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トライフープ岡山について17

2019-10-09 00:32:51 | トライフープ岡山

 生観戦レポです。
 先日、ジップアリーナで開催された、トライフープ岡山のJ3リーグ、ホーム岐阜戦ゲーム2の観戦に行ってきました。この日の相手も前日に引き続いて、岐阜スゥープスさん。前日はボラで翌日観戦というパターンは初めて。ボラで観た景色とは全然違い、今度は来場者目線で見える景色が新鮮でした。やはり、ボラだけでもなく、観戦だけでもなく、ほどよいバランスで試合会場に臨むのがベストと思いました。
 ただ、交流する相手は全然無し。この日は来ていなかったのか、出くわさなかったのか。ボラの場合は一番目立つ位置で受け身ですが、観戦日は座席以外はじっとしていないですから。やはり、ボラの日の方が多くの人と交流できる魅力があるのかも。
   
 前日によくリスペクトできた試合会場に入場。前日に観たボラの顔ぶれはこの日は余り観られず。まぁ2日連続はないよなぁと。でも西氏は元気に1Fゲートにいました。「今日はボラ少ないです」と。屋外にはキッチンカーが並んでいました。見ると、スポンサーのマルイによる「オフィシャルグルメパートナー」というコーナー名の様子。ちゃんと店名が大きく表示されており、店名を伏せた統一ブランドではなくて良かったと個人的には思う。そういう部分での地域貢献も公共財としてのスタンダードのはず。
   
 この日はうろたんK氏が参加。席をキープしてもらいましたが、実況席のすぐ前の1F席。モニターもよく見えていい席。1F自由席だと、シーガルズの席は端っこの方でしたが、バスケはかなり真ん中の席に座れました。
 コンコースのファンクラブ窓口へ行き、前日ご一緒したボラ仲間から会員特典をいっぱい渡していただきました。プロスポーツチームのごく平均額5千円のシルバーメンバーで入会したのですが、FC限定Tシャツ(背中に選手名あり)、トートバック(グッズ商品で頑丈なので、仕事で使おうかな)をもらいました。他にもグッズ500割引券や観戦チケット2枚も前にもらってあり、これって絶対支払い額より多いのではと思う。てんこ盛りでしたね。でもごく一部のファンへの特典提供だからまぁいいでしょ。来場者全員に無料券進呈のような、ディスカウント性は無いと思います。
   
 2Fコンコースでは、無料の骨盤矯正コーナーがありました。結構にぎわっていましたね。あと、いわゆるゴール裏席の裏側にはゴールが行かれ、若者達がボールを手にバスケをやっていました。サッカーの試合会場では、ボールの持ち込みはNGなところですが、このアリーナでは盛り上げ役にぴったりのバスケコーナーができていました。
   
 応援団として、MCのリンクアップとっしー氏が、実況席で観客をあおります。岡山ではまだ「ブースター」というキーワードが出てきません。「岡山のブースター」という言葉が聞こえるのはどれくらいかかるのかなぁ。ホームコートMCは千葉ジェッツから今回駆け付けてくれたというリスケ氏。試合終了後に「近い将来、今度は船橋アリーナでお待ちしてます!」とツイートされていました。結構年輩の印象でしたが、いい実況でした。
 試合自体の演出は、今まで観た女子バレーや卓球とはまた違うものでした。Vリーグ女子では各応援席からの応援音楽。Tリーグでは試合中は無し。サッカーではもっぱら人の声(チャント)ですが、Bリーグでは試合の流れを演出するBGM。確か琉球さんは三線だったような覚えがあります。選手交代時にはクラクションのようなホーンのような効果音。
       
 試合前にとっしー氏から、攻める時には「岡山!」、守る時は「ディフェンス!」というコールをレクチャー。これは世界共通の形ですね。リスケ氏も「何年も積み重ねてきたのかと思うほどの自然発生的な大声援は本当に素晴らしかった」と褒めていただきました。確かに2日とも、最初は大丈夫かなぁと思っていても、最後の終盤はどちらのコールもしっかりと声が出ていて、バスケの試合だなという光景になっていました。
   
 そして、マスコットの登場。正式にはボラの日だった前日に登場だったのですが、コートでゆっくり観たのは初めて。「トライプ」君。モチーフはトリケラトプスなのかな。公募からの選考で、フロントBUPPANN氏の話では、(噂にあった)猿の案もあったが、こちらで選ばせてもらったとか。聞くと「3」という数字がクラブにとって良い数字だそうで、中島代表を含めてクラブを立ち上げたのが3人の薬剤師で、トライプ君の角、トリケラトプスの「トリ」という部分が「3」を表せていると聞いております。
 変に何かに迎合するようなデザインよりも、全く斬新な方がインパクトは大きいと思います。普通はユニフォームで着せるのですが、「じゃあ何を着せようか」という話になった時に、現在の「ギャートルズ」(筆者と同世代の方はおわかりですね?)ルックになったとか。

 試合中も会場を隅から隅まで闊歩し、子ども達を中心にブースターとずっと交流していました。動きが良かったです。まるでミッキーマウスのように優しさの中にもシャープさがあるイメージ。恐竜だから怖がるかと思っていましたが、ちびっこ達のハートをわしづかみできたようです。ファジ丸と違って、試合中に観客席に一緒に座って絡むところが面白い。
 ハーフタイムに「トライプチャレンジ」という事で、フリースローに挑戦していました。バスケはやった事ないんだろなというフォームで、2日とも外しました。でも、そのうちに見事なシュートを決めて、喝さいを浴びる日が来る事でしょう。
   
 試合が始まる頃にあっと驚く。何とアウェーの岐阜さんでアウェーブースターの集団がいて、声出し応援をしているのです。前日は気づかなかったのですが、大きなメガホンを手に、まるでサッカーのようなアウェー応援をされていました。2カ所合わせて20人近くいたのではないでしょうか。ちょっと悔しかったですね。岡山はそういう存在は無く、向こうの方にコスプレをした男性の方が、ブーイングのみ声出しをされていました。そのうち自然発生的にブースターグループが出てくるのでしょうか。ホームはまだいいですが、アウェー戦の時にそういうグループの有無が重要になってきます。
 あと、個人的な感想は横断幕がクラブが用意したもの(選手名とスポンサー名)以外は無かった事。Vリーグなど他の競技と比べても寂しかったですね。仲間内でチームを応援するダンマクを「作ろうと思えば作れるけど・・・」という話も出ましたが、誰が預かって、誰は持って行って張るのかという話になってしまう。昔仙石簾選手のダンマクを作った事があるので、ある程度ノウハウはあります。やっぱ、チームのダンマクが欲しいところですね。
   
 試合ですが、第1クオーターはミスも多く、岡山は全然ダメでした。まるで、W杯のAKATSUKI JAPANのように、とにかくシュートが入らない。ちょっと引き離されちゃったなぁと思うくらいに点差が開き、今日は初黒星かなと脳裏をよぎる。第2クオーターからは互角の競り合いになり、10点差まで開いた第4クオーター辺りから、パーマー選手や長谷川選手などの主力が出てきて、一気に追いついて、一気に逆転勝ちしました。前日に続くドラマチックな逆転劇。ふと、こういう展開って、盛り上げるための後半から集中作戦だったらすごいぞと思ってしまう。ひょっとしたら、今の時点でB2レベルの戦力が整っているじゃないかと一瞬思ってします。ただ、そんなに甘くないとも思いますが。この日の試合は、68-64での勝利でした。

 観客動員数で、2日続けて2千人超え。普段J2岡山の数字を見慣れていると、少なめに思えるかもしれませんが、実はこの週末(10/6)のB2のどの試合よりも来場者数が多かったようです。あのゼビオアリーナ仙台での仙台戦が2,131人から、越谷戦の455人まで。お隣の香川戦でも708人という数字。いくら開幕ご祝儀とはいえ、いいじゃないでしょうか。しかし、Bリーグって思ったよりも観客数少ないんだなと。やはり、娯楽の少ない岡山県では、元々どんな興行でもお客さんが多めの傾向があるのかもしれませんね。
   
 当ブログで初めてプロバスケの試合に行ったのは、2007年に同じジップアリーナで開催された旧bjリーグの高松対福岡の試合。記事にしっかり残しています。この時は夜の試合で、照明を使ってショーアップされていたのを覚えています。当時の観客数は2,425人で今回のゲーム2とほぼ同じ数字。当時、うらやましくもあり、いつか岡山で地元チームのプロバスケの試合が観れるのを夢見ていましたが、12年後に実現しました。長かった。

引用:スポーツナビ

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