オオタニワタリ

2008-03-21 19:00:48 | インポート

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オオタニワタリ日本の南部の樹林に自生し、樹上や岩上などに着生している大型のシダで、幅の広い単葉が重なりあって杯状になります。葉は細長く、先端がとがった広線形で、切れ込みなどはない。主軸はしっかりしていて、褐色に色づく。基部には少し葉柄があって、鱗片が密生する。胞子のう群は葉の裏側に並ぶ。葉の先端の方から中程まで、主軸の両側に、多数の直線状の胞子のう群が、主軸から斜め上方向へ、平行に並んでいる。茎は短くて直立する。葉は茎の先端に集中して放射状に配列し、斜め上に伸びるので、全体としてはお猪口のような姿になる。茎の側面はたくさんの根が出て、黒褐色のふわふわした固まりとなる。着生植物で、熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝に付着して成長する。ただし、日本本土など比較的寒冷な地域では岩の上や地上で生育するものが多くなる。着生植物で、熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝に付着して成長する。ただし、本土などより寒冷な地域では岩の上や地上で生育するものが多くなる。葉がお猪口型になるのは、落ち葉をここに集めて、自分が成長するための肥料とするための適応と考えられる。ここに溜まった落ち葉はやがて腐葉土になり、葉の間から出る根によって保持され。オオタニワタリ 学名;Asplenium antiquum  和名:オオタニワタリ 科名:チャセンシダ科      属名:チャセンシダ属(アスプレニウム属)              分類・性状:常緑多年性シダ  原産地;日本~台湾            弱光線を好みますので一年を通して直射日光は避ける。直射日光に当たると葉の色が薄くなりフチから葉が茶色く枯れてきます。5~9月は屋外の半日陰の場所に置きましょう。                                                      撮影;鹿児島県長崎鼻パーキングガーデン。2008.3.20