kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

かえるべき場所

2006-02-26 | Weblog

皆さんは帰る場所がありますか?

愛する人の待つ家。

大事に育てられた家。

孤独と共存する家。

守らなければいけない家。

それとも 住所不定??

どちらにせよ 帰るべき場所があるということです。

人は 帰るべき場所があるから 

安心して家を出ることが出来、活動も出来るのです。

ウダウダすることだって・・・

なかには 帰りたくないこころを抱いて

生活している人もいますが・・・



人生は戻るべき 拠り所が必要です。

どこへ行っても、何をしても、誰といても、

戻るべき場所がなければ 落ち着いて

仕事も、遊びも、自由もありません。

今日の安住の地を、雨風をしのげ、疲れを癒し 

こころ解き放す場所の存在は 生きる上で不可欠です。

今日の帰るところがあるから 大手を振って歩けるのです。

帰るべき場所を持つことは 目に見える家だけではありません。

皆さんは 自分のこころが 戻るべきところを持っていますか?

確かに寄り添う 誰かの胸かもしれません。。。

本、音楽、フィギア、・・・物質的なものかもしれません。。。

しかし、そんな危ういものに戻るのは

一時の慰めでしかないのです。

帰るべきところは・・・自分自身なのです。

どんな試練も、どんな苦悩も、過去も・・

幾つもの 楽しさ、嬉しさ、感動も 

戻るべき自分自身を持たなければ、

一時の幻となってしまうのです。

どんな事が起きても 戻るべき 自分自身の心があれば、

泣きながらも 胸を張って歩んでいけます。

いつも記している「自灯明」【 己を灯火にせよ!!】ということ、

帰るべきところをキチンと整理し 自分をもてなすことが出来る

素敵な家(こころ)を作って下さい。


DIYのアドバイスはいつでもOK 牧場!!
写真は 我が寺 今年の雪の日。山門から見る本堂です。