ただいま お寺の事務所。
住職が御葬儀のため 私が法事。
このところ 御葬儀続き・・・
お寺なんだから当たり前?と思われますが、
当山では長生き出来るお寺で有名?!
ここ数年 御葬儀が重なることしばしば・・・
必ず3件はダブル?トリプル?ブッキング。
何とかやりくりをして 必ず住職が行けるようにするのが、
まっちゃんの腕にかかっている。
どのお別れも 決して良い訳がなく、
悲しみの中に静かに 亡き人を偲び、感謝する心を
儀式を通して伝えられるよう精進するのが務め。
幸い大きな事件に巻き込まれて 亡くなる檀家さんは無く、
静かにお送りすることが出来ている。
どのお別れも平等ではあるが、
天寿を全うと言われる御葬儀と、
やはり若くして
不測の事態で別れなければならないお送りは、
一層気が入る。。。
本日の御葬儀
>33歳 責任ある仕事に従事し、
いつもと変わらぬ 帰路。
愛用のバイクとともに 帰らぬ人となった青年は
家族の、友人の悲しみに
いちばん 心を痛めてるに違いない。。。
「また明日!」そのことばが 耳元に木霊する。
なんともやりきれない思いは
責任ある職に誇りを持つ私たちにも
大きな影を落とす。
ただ 一心に亡き心に添い、
なくした家族の涙とともに 手を合わせる。
読経の響きは いつまでも消えることはない。
「有り難う」と聞こえる その声に
私たちは 顔を上げなければいけない。
「南無阿弥陀佛」
私がいただく 佛のこころが
必ずや 誰のこころにも
灯火を指し示してくれることでしょう。