kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

(^^)

2017-11-26 | つぶやき

逃避行と神様に出会えなかった末に
書き記した寺報の発送が完了しました。

仏教の教えを紐解き
紙面を通して私も学び
知るを楽しむ一環として抜粋文を
披露させてください。

『人が人を育てる』

この世は信頼の上に成り立っています。
信頼時関係を持続させるには
無意識の良識と学ぶ常識を身に付けること。
そして
そのことを教えてくれる佳き人に会うこと。
です。

「佳き人」とは良い行いだけをして、
愚痴も言わず、悪口も言わない人、
穏やかな人ではありません。
(本当はそんな人になりたいですが)

その時の感情、場面、相手によって
常に自分は変化します。
そして
同じように自分以外の者も変化しています。

常にこの身も心も同じではないということに
まず頷くことから始めます。
その
変化の中で誰かを傷つけてしまった時に
#きちんと礼を尽くせる人!!
それが佳き人であると私はおもうのです。

【 礼を尽くす 】
自らの過ちを認める
相手の過ちを許す
心からの感謝を込める
無関心にならない

簡単なようで一番難しいことですが、
信頼関係の上に成り立つこの世の生きる道では
「お互い様」の心持ちは無くしたくはありませんね。

「そんな人居ないよ。会ったことがない。」
と感じている方、相手に求める前に
先ずは自らがその佳き人になって
最初に佳き自分と出会ってください。

(佳き人を妬む人もいますが命の危機がない限りスルー)

相手がどう感じるかではなく、
相手が反応をしてくれるかどうかではなく、
自らが自らを佳き人にしてあげて欲しいのです。

佳き人は佳き人を育てます。

佳き人と信頼を得るには相手の行為を言及する前に、
先ずは折に触れ自分を見直すことであります。

佳き人に出会い
(親、兄弟、先生、親戚、友人、近所の人・・・)、
佳きものを見て、
(本、歌、絵画、美術品、文化財・・・)
感じて、考えて自らが佳き人になっていく
ことではないでしょうか。

最終的には人が人を育てます。

そして
佳き人になる私が学ぶこと
佳き人になるための出会いを
見つけてください。