kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

縁深き今を喜ぶ

2015-03-31 | Weblog


仏教では特に「縁」ということを身近に感じ、

「縁」あっての今であるということを

話すことが多々あります。


本来の「縁」に触れたとき、

「縁」の先に何があるのか?

本当の「縁」とはいったいなんなのか?

考えることがあります。

いつも記しておりますが、

縁を感じる一期一会、袖振り合うも多生の縁は

ただ出会い、すれ違い言葉を変わるだけのものではなく、

出会った一瞬を手繰り寄せ

結ぶことが「縁を結ぶ」ことへ繋がるのではとおもっています。

中には結んだものをほどき、

また縁を結びに旅に出ることもありますが、

自らが結ぼうとおもわなければ成立しないことばでもあります。

縁は運命と自らの引き寄せの因るところが大きい

そうおもえる時があります。

もちろん双方の手繰り寄せが大事ですけどね。


科学の進歩、文明開化は人を脅かす危険を波乱で進んでいますが、

上手く利用すれば新たな縁結びの切っ掛けに成り得る

そうおもえる日々を送っています。


先日の静岡行きもお互いの縁を結ぶことを望んで出会い

そして新たな境地を広げることとなりました。

生き方も生きる場所も違う者同士が、

同じ方向を向き、考え、進もうとする時間は、

その周りにも新たな風を吹き込んでくれることでしょう。



富士は霊峰と言われています。

ご加護を信じる信じないはひと夫々ですが、

不思議な縁というものを繋ぎ合わせてくれるのは、

自力の成せる業だけではないようにおもいます。


結んだ「縁」を大事に育て

また人生を豊かにしたい。そうおもえる出会いに感謝です。


Oさんのお母様

ちぎり絵ありがとうございました。