kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

冬の匂い

2012-10-31 | 日常
四季桜に騙されると

冬支度に乗り遅れます。

朝晩の冷え込み、北国の天気、霜の便りなど

今年も残りあと二ヶ月。

気がつけばおせちの早割期間は過ぎ、

年賀状のイラスト集が本屋さんを占領し、

衣料品もすっかり冬の色です。

ただいま、さとるの迎えで大洗駅。

今日と明日は部活がないそうなので、

早い時間の迎えです。

でも、日暮れが早く、あたりはネオンが眩しいです。


金曜日にさとるの高校で一般非公開で校内祭が行われ、

その時、クラスでダンスを踊るらしく、

毎日 部活前に練習だそうです。

でも、残念ながら練習に出てくる人は少数で、

正義感の強いさとるにはストレスのようです。

どんなダンスを披露するのか、

見ることは叶いませんが、

楽しい一日を過ごしてもらいたいと思います。

色々あるだろうけど、

頑張れ さとる!!

区別がつかない世界に。

2012-10-29 | つぶやき
最近 妖精を探しに行こう!なんて番組や、

オリンピック金メダル選手が「小さなお茶おじさんを見た!」

なんて真顔で話している姿を見て、

基本的に人は非日常的な物事や人物を受け入れる度量があるのだ。

かくいう かおるも時々妖精のせいにして

人を巻き込んで事を進めようとする時がある。

妖精や小人の存在を否定しない我が家では、

出来ればキジムナーや座敷童と

友だちになりたいとさえ思っているぐらいなのだが。

そう言うと、「え~~~?!おかしいんじゃない?」と

思ってしまいがちだが、

一度は聞いたことがある昔話やおとぎ話は、

みんな ちょっと考えれば現実ではないことだ。

だいたい絵本だってそうだ。

有名な「百万回いきたねこ」を筆頭に、

三匹の子豚、白雪姫、シンデレラ、ちび黒サンボ・・・

世に出ている 子どもに聞かせたり、読ませたりする本は、

誰もが好む話は現実ではあり得ない架空の人物やものが出てきて、

空想の世界へ誘いこむ。

強いては「坊ちゃん、銀河鉄道の夜、羅生門・・・」に至っては、

文学といって賞賛する。

毎日、現実の悲惨なニュースと非現実な物語の世界を

見せつけられて生きてきた私たちは、

もはや境界線のない世界で暮らしている。

「嘘をついてはいけません。」

まことしやかにいう人も、実はどれが嘘でどれが本当なのか

分からない世界を生きてきたわけで、

もちろん人を騙し、傷つけるウソは誰の得にもならず、

つかない方がいいに決まっているが、それでも大の大人が

平気で嘘をつく世の中で子どもに厳しく言えるのかどうか・・・


小説も漫画も、そして今はゲームという、

現実逃避の最たるものの中で生きている者にとって、

戒めのことばすら無いのかもしれない。


土が無くても野菜が育ち、現物を見なくてもものが変える時代。

これから先の人びとはもっと区別のつかない、

三次元の世界で生きていくのだろう。

それが仕合わせなのか、そうでないのか。

区別がつかないんだろうな。