お散歩マトリョーシカ karat

マトリョーシカ好きではじめたブログです…マトリョーシカや編み物や猫、四季折々のお散歩の景色や自然、その他色々…。

白木のマトリョーシカ(卵型)

2016-08-23 14:19:43 | マトリョーシカ

先日のマトリョーシカ絵付け教室のあった日本ユーラシア協会で買った白木のマトリョーシカ、卵型です。

絵付け教室は思いのほか早く終わってしまって、そこで先生とお茶を飲みながらお話をする機会がありました。

先生(若いマトリョーシカ職人のデニス・コロトコフさん)は、絵付けの技術も磨いているけれど、将来は削りも自分で行いたいと、削り師(ろくろ)の修行もされているそうです。

それでうかがっていたら、やはり、マトリョーシカの上の部分は少し湿り気の残った材を削って作るそうで、それでいくつか上の部分を作ってから、完全に乾燥した材で下の部分を削り、上ときちっと合わせて仕上げるそうです。すると上が乾いていくのでしっかり締まるという具合です。

これは別のところで購入したものですが、↓この鉛筆マークは、作った時に、ここで合わせると合わせ目がぐるっと滑らかになるから、ここで合わせてねというマーク。作った人がつけるそうです。

また、ろくろで回転させながら最終的に上下合わせるので、摩擦で合わせ目が焦げるそうです↓。

あー、やっぱり一つ一つ全部手作りなんですねー。

卵型のは、普通のより難しいので、まだ、開かない最後のだけ作れるそうです。

それにしても、普通の白木マト5ピース(大きいのが11センチ)は日本では大体1200円で売っているけど、これ1200円で作れって言われても作れませんよねー、と通訳のお姉さんに話したら、それも訳してくれて、そう、あまり儲けの多くない仕事です…というお返事。

デニスさんの属している工房では削り師(ろくろひき)は大体女性で、しかも50代以降の人が多く、だから、自分がその技術を習得しようとしているそうです。

描くのも大変ですが、削るのはもっと難しいように思います。

ユーラシア協会で売っていたロシアのチョコレート。花の図柄もロシアの伝統的な柄です。

お茶の時間に出たチョコレート↓。バレエがモチーフ…激甘でした(^^;)。

 

 

コメント
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