かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

不登校のきみへ⑫ 不安のメカニズムをもう少し

2019-05-24 10:49:27 | 不登校のきみへ

内容が⑫まで進んでくると、

今まで何を書いてきたのか覚えていられなくなって困ってしまう。

歳だね~。

同じことを書いていることもあるかもしれないけど、許してね。

 

今回は、どうして学校に行けなくなったのか、

「不安のメカニズム」について、さらに深く説明するよ。

 

さて、「学校」はただの建物だよね。

高いところと同じように、「学校」からきみに迫ってくることはないよね。

(詳しくは、「不登校のきみへ⑩どうして学校が怖いのか」を見てね。)

 

それとは別に、

「いじめを受けたり」

「勉強が分からなかったり」

「友だち関係が上手くいかなかったり」

「困ったときに助けてもらえなかったり」

することはとってもつらいことだよね。

それは、きみにストレス反応の「不安感」や「恐怖心」を抱かせる。

学校」に行ったときに、その「つらいこと」や「いやなこと」がくり返されると

何でもなかった「学校」そのものが、

「不安感」や「恐怖心」の対象になってしまうんだよ。

これを、心理学では「レスポンデント条件付け(古典的条件付け)」と言うんだ。

詳しく知りたい人はここを見てね。

 

「学校」に行かなくても、思っただけで、

つらかった時の心の反応が起きてきて、それを避けるために「考えないようにする」という行動になるんだ。

つらかった学校を卒業して、不安感や恐怖心が起きなくなればいいんだけど、

せっかく学校を卒業しても、同じようなシチュエーションになると同じ反応が起きてきてしまうことがあるんだよ。

それを「般化(はんか)」と言うんだ。

 

人混みの中に入ると、学校のクラスの中にいるときと同じような不安感が襲ってきて、

人混みに行けなく…なんてことが起きてしまう。

経験あるかな?

 

だから、不登校の問題は、単に「学校に行く」「行かない」の問題ではなくて、

「自分のこころのコントロール感を取り戻すこと」がとっても大事なんだ。

 

次は、どうやってコントロール感を取り戻すかについて

実際の例を交えながら書くね。(^^)

コメント
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