秋ですね~
学校で不登校の対応をしていると、
不登校には、いくつかのパターンがあることが分かってきます。
その一つに、
学校の中で困ったときに助けを求めることができなかったり、
助けを求めても応えてもらえなかったりした場合など、
子どもは、学校の事を考えると不安になったり緊張したりして、
登校できなくなってしまう…というケースがあります。
不登校になる子はまじめな子が多いので、
学校に行かなければ…という想いは持っているのですが、
体が反応してしまい、思うように動けなくなってしまいます。
この場合、 放っておくと長引くことが多く、
今まで関わった子どもたちも、
復帰するまでに何年もかかってしまったこともありました。
それは、本人もさることながら、親にとっても、先生にとってもつらいことです。
そこで、今年度初めに不登校になった子どもに対して、
学校にケース会議をお願いしました。
今までの自分なら、ここまで強くは言えなかったかもしれませんが、
「今、関わっておかなければ…」と、思い切って話しをしました。
教頭先生はすぐに対応してくださり、
関係する先生たちを集めてケース会議を開いてくれました。
その子がなぜ不登校に至ったのかをアセスメントし、
意見を出し合い、その後の対応をみんなで考えました。
そして、その後両親をよんでケース会議を行い、
学校と家庭との連携を図りました。
その後、担任の先生がいろいろ対応してくれたのですが、
なかなか登校には結びつきません。
そんなことが続く中、夏休みに。
夏休みがあける1週間前に、母親を呼んで夏休み明けまでの対応を話し合い、
2学期に望みました。
2学期初日、なんとその子が自分の意志で登校を始めたのです。
登校後は、先生たちが本人の困り感に寄り添い対応を続けてくれています。
また、両親もサポートしてくれています。
この先、まだまだどうなるかは分かりませんが、
先生や両親、みんなが一つになって対応すれば、
結果が出るんだな~と改めて思いました。
みんながチームで対応していたので、
本人が登校したときには、関わった先生たちや両親も
それはそれはみんなで喜びあい笑顔がこぼれました。
不登校対応はチームで…
本当に良い経験になりました(^^)。