明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ようこそ!

2008-02-06 20:26:34 | 生活
食器棚が小さいので、もう食器は買わないようにと気をつけているのだが、
やっぱり器が好きなものだから、際限なく増える。
仕方なくどんどん重ねていたら、最近、いろいろ傷ついたり欠けていたりしていることに気が付いた。
そんなに高価なものはないが、作家物だけに、同じものはお金を積んでも手に入らない。
ちょっとでも傷つけたくなくて、小さな食器棚の購入を考えていた。

大きな食器棚を買えばいいのかもしれないが、いずれこの家は引っ越すつもりでもいるし、大きな家具はできるだけ永住する家に合わせたい。
そんなわけで、とりあえずの小さな家具を探していたのだけれど、なかなかない。

もうあきらめていた時、ロフトに入っている骨董品屋で、素敵な食器棚を見つけた。
今ではあまりない、小さいのに完成している家具で。
高さは85センチほど。
昭和初期の頃の家具だと思われる。
この頃の家具は背も小さい。

彼と二人で見ていて気に入って、購入。
こういうとき、センスが合うのが嬉しい。

今日、やってきた。これだ。



昔の水屋をコンパクトにしたような、そんな家具。
飾り棚もちょっとナナメになっていたりして洒落ている。
大事にしてる酒器や蓋物の器などを飾る。

あー、もう跳びはねるほどいい!
私はきれいなものが好きだ。すごく。
自分が持っている器は本当に美しくて、こんなふうな家具に並べられたら、その美しさを数倍増す。
よかったね、よかったねと、声をかけたくなるような感じで、ため息がもれる。
何度見ても飽きない。

今まで小汚い服を着せられていた綺麗な人がよみがえったような感じ。
やっと彼らに合った場所が見つかった。

昭和初期、この家具を使っていたのは一体誰なんだろう。
どんなお宅で、どんな器が飾られていたのだろう。
そんなことも考える。

これは彼がひどく気に入って、その場から離れなかったのだけど、
本当にこれを買って良かったと思う。
またわが家の宝物が増えた。

来てくれて、ありがとう。
ようこそ!