明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

期待を超える仕事がしたい。

2008-02-26 11:12:04 | 仕事
昨日は嬉しいことが2つ。

夜、突然、携帯に電話がかかってきた。
誰かと思ったら、昨年末に取材した会社の、東京本社の人だった。

この会社は沖縄以外の全都道府県に支社をもっていて、
私が取材したのはその大阪支社。
府がやっている施設での求職者支援のための企業年鑑づくりで、
この会社の事業内容ややりがいなどをインタビュー形式で紹介している。

その施設ではなく、私に直接かけてくるなんて、
「ク、クレームか!!
と、めちゃくちゃびびった。

それが、話を聞くと、なんと大阪だけが全国で唯一、求人の応募率が高いので、取材した私に内容を詳しく聞きたいということだったのだ。

ひゃーーー!

いろいろと私が知っている情報を伝えて電話を切ったが、
あー、あの記事、役に立ったんだ・・・と思って嬉しくて仕方がなかった。

それにしても、熱心な会社だ。
ビジネスファイナンスの会社だけど、ここもきっと伸びるなぁ。
金融やビジネスに興味のある人には絶対オススメ。
30代前半で支社長とか支店長とかになってるし、
自分が出した結果の分だけ報酬になって返って来る。
逆に向いてないと悲惨だけど・・・

もう1つのよかったこと。

昨日はまた取材で、建築資材を扱っている会社に行ってきた。
人の良さそうなのんびりした営業のおっちゃんと、
朴訥で口下手で真面目そうな社長との間で、
取材自体がなかなか進まずに苦労した。

でも、最後はなんとか資料をもらって、それで書ける状態にはなったので、
終了して帰ってきた。

東京に行ってしまったディレクターさんから電話があったので、
その様子を報告すると、「すいません・・・ややこしい取材で」と恐縮してはる。
でも、「いえいえ、なんとかなりますから大丈夫ですよ!」と言うと、
「あー、やっぱり頼んでよかった~」と言ってもらえた。

前も、他人のクレーム原稿のやり直しの依頼があったりと、
結構ややこしいものがまわってくることが多いが、
それでも、夜中に帰ってきた彼にこの話をすると、
「それは、かおりが信頼されてるってことやで。たぶん、めっちゃ頼りにされてると思うわ」
と、ディレクター業務もやっている見解からそう言ってくれた。

誰かの役に立つ仕事。
この間も、そんな話を書いていたけれど、
それが自分に実現できていると感じられるときは、やはり嬉しい。

年始に頑張っていた、怒涛の取材による企業冊子も刷り上って送られてきた。
「思っていた以上に良い出来で、既に読まれた方からも好評です。やはりお願いしてよかったです。これからもよろしくお願いします」
と手紙が添えられていた。

仕事って、やっぱりこういう報酬(お金)以外の「見返り」が、
モチベーションにつながるんじゃないのかな、と思う。
会社勤めで上司がいる人なら、その上司が部下のモチベーションまで気にかけてくれることもあると思うが、一人でやっていると自分でこういう「見返り」を1つ1つ噛み締めていくことがそれにあたる。

ここにこうやって書くのもそうだ。
書くことで自分の喜びを再確認できるし、
人も読んでいるから、ヘタなことはできないなと、また気合が入る。
たまに読者に「よかったですね」なんて言われると、それもプラスになる。
「見返り」と「見返りの再確認(噛み締める)」の連続で、
また次に良い仕事ができるのだ。

社内報をやっていたときも、私は取材相手から何十枚もお礼の手紙やFAXをもらっていて、今もそれは大事にとってある。
昔はよく読み返していた。
これが私のモチベーション維持方法。

期待に応えるのではダメだといつも思っている。
期待以上のものを作れて、初めて人は評価されるのだから。
それと、私の書くものを「好き」になってもらうこと。
やっぱりこれが何よりも嬉しい。

子供の頃からなんだかわからない無常観の中で生きてきて、
「とかくこの世はままならぬ」と呟き続けてきたけれど、
仕事をするようになって、やっと楽になった。
それは、自分が「やるべきこと」を見つけられたからだと思う。
この世で、自分らしく、自分の力で生きていく。

そうしていると、とても安心するのだ。

少しずつ歩いていこう。
でも、もっともっと遠くまで。