この1週間くらいで、漫画を80冊読んだ。
さすがにもうお腹いっぱい・・・食傷気味。
でも、なんでも「トコトンやる!」ってのはイイ。
ちょっとスッキリしている自分がいる。
今日からは漫画をやめて、学生の頃に読んでいた「文学」を読むことにした。
それこそ、「文学史」に載っているような作品だけでも山のように本棚にある。
漫画80冊どころじゃない。
何から手をつけようかと本棚を開いて迷う。
やっぱり川端康成か。
いやいや、ここは漱石だろう。
学生時代、ハマってしまった堀辰雄はどうだ?
ここは無難に谷崎からか・・・。
そうして悩んだ結果、選んだのは、小説の神様・志賀直哉だ。
私の「文学少女(?)再スタート」に相応しい。
まずは「暗夜行路」から。
本棚を開いたついでに、私が日本語の美しさに最初に打ちのめされた、森鴎外の「舞姫」の一節を読む。
エリスと初めて出会うシーン。
高校の国語の時間に教科書で読んで、世の中にこんな美しい文章があるのかと思った。感動で震えが止まらなかった。
今読んでもやっぱり同じ感動がある。
自分の中に「文学」を取り戻そう。
随分遠回りしたけれど、やっぱりここに帰ってきた。
仕事は生活のため。
自分の文章は、自分の存在のため。
そうわかってから、気持ちは随分楽になった。
楽になると、仕事もまたうまくいき始めたように思う。
今日は新しく契約したデザイン事務所での最初の仕事。
代表のOさんと一緒に、某広告会社へ。
ライティングの仕事なので、私のために動いてくれたようなものだった。
昨日の今日、の関係なのに、ありがたい・・・
一応、競合というか、何社かきているみたいだったけど、
Oさんのスペシャルトークとアピールで、ほぼうちに決まりだな、と思った。
私一人だったら、とれていない仕事だ。
80ページ以上ある靴のカタログ。
やっぱりページがあるものを創るのはいい。
靴80足のコピーを書くことになるが、楽しみだ。
最初の仕事なので、自分のライター人生を賭けていいものを創ろうと思う。
自分はずっと「仕事ができる女」と思っていたけど、
最近、それは間違いだったと気付く。
井の中の蛙というか、小さな世界しか知らなかったのだ。
でも、一生懸命やろう。
どんなことも手を抜かない、全力。
このやり方だから、今まで信頼をうけてきた。
これからもそうだ。
何の才能もない凡人が、認められるような仕事をしようと思ったら、全力で向かい、人一倍努力するしかないのだから。
だけど、「自分の文章」は、もう誰にも認められる必要がない。
私だけのものだ。
岡本太郎は言う。
自分の好きな音を勝手に出す
出したい音を出したらいい。
まっさらな目をもて!そして、目的を捨てろ!
芸術なんてもの、それを捨てたところから、開けるものなんだ。
「私も描けたらいいな」と思ったら、描いてみるんだ。
いや、書いてみなければならない。
人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
むしろ認められないことを前提として、
自分を猛烈に突き出すんだ。
ぼくは、人に好かれる楽しい絵を描こうとは思わない。
それよりも猛烈に叫びたい。絵の中で。
芸術というのは、認められるとか売れるとか、
そんなことはどうでもいいんだよ。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。
もし自分の敵があるとすれば、画商や批評家や
画壇なんてものじゃなくて、自分自身なんだ。
焦るな
人のために美しいものをつくるというよりも
生命のしるしを、自分に確かめる
以前は、頭で理解できても、心でわからなかったこれらの言葉が、今は感動的に「わかる」。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。
それがわかった瞬間から、どれほど楽になっただろう。
この間、駅の改札を通るとき、数年ぶりに、
自分の中に「物語」が生まれた。
とても、幸せだった。
さすがにもうお腹いっぱい・・・食傷気味。
でも、なんでも「トコトンやる!」ってのはイイ。
ちょっとスッキリしている自分がいる。
今日からは漫画をやめて、学生の頃に読んでいた「文学」を読むことにした。
それこそ、「文学史」に載っているような作品だけでも山のように本棚にある。
漫画80冊どころじゃない。
何から手をつけようかと本棚を開いて迷う。
やっぱり川端康成か。
いやいや、ここは漱石だろう。
学生時代、ハマってしまった堀辰雄はどうだ?
ここは無難に谷崎からか・・・。
そうして悩んだ結果、選んだのは、小説の神様・志賀直哉だ。
私の「文学少女(?)再スタート」に相応しい。
まずは「暗夜行路」から。
本棚を開いたついでに、私が日本語の美しさに最初に打ちのめされた、森鴎外の「舞姫」の一節を読む。
エリスと初めて出会うシーン。
高校の国語の時間に教科書で読んで、世の中にこんな美しい文章があるのかと思った。感動で震えが止まらなかった。
今読んでもやっぱり同じ感動がある。
自分の中に「文学」を取り戻そう。
随分遠回りしたけれど、やっぱりここに帰ってきた。
仕事は生活のため。
自分の文章は、自分の存在のため。
そうわかってから、気持ちは随分楽になった。
楽になると、仕事もまたうまくいき始めたように思う。
今日は新しく契約したデザイン事務所での最初の仕事。
代表のOさんと一緒に、某広告会社へ。
ライティングの仕事なので、私のために動いてくれたようなものだった。
昨日の今日、の関係なのに、ありがたい・・・
一応、競合というか、何社かきているみたいだったけど、
Oさんのスペシャルトークとアピールで、ほぼうちに決まりだな、と思った。
私一人だったら、とれていない仕事だ。
80ページ以上ある靴のカタログ。
やっぱりページがあるものを創るのはいい。
靴80足のコピーを書くことになるが、楽しみだ。
最初の仕事なので、自分のライター人生を賭けていいものを創ろうと思う。
自分はずっと「仕事ができる女」と思っていたけど、
最近、それは間違いだったと気付く。
井の中の蛙というか、小さな世界しか知らなかったのだ。
でも、一生懸命やろう。
どんなことも手を抜かない、全力。
このやり方だから、今まで信頼をうけてきた。
これからもそうだ。
何の才能もない凡人が、認められるような仕事をしようと思ったら、全力で向かい、人一倍努力するしかないのだから。
だけど、「自分の文章」は、もう誰にも認められる必要がない。
私だけのものだ。
岡本太郎は言う。
自分の好きな音を勝手に出す
出したい音を出したらいい。
まっさらな目をもて!そして、目的を捨てろ!
芸術なんてもの、それを捨てたところから、開けるものなんだ。
「私も描けたらいいな」と思ったら、描いてみるんだ。
いや、書いてみなければならない。
人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
むしろ認められないことを前提として、
自分を猛烈に突き出すんだ。
ぼくは、人に好かれる楽しい絵を描こうとは思わない。
それよりも猛烈に叫びたい。絵の中で。
芸術というのは、認められるとか売れるとか、
そんなことはどうでもいいんだよ。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。
もし自分の敵があるとすれば、画商や批評家や
画壇なんてものじゃなくて、自分自身なんだ。
焦るな
人のために美しいものをつくるというよりも
生命のしるしを、自分に確かめる
以前は、頭で理解できても、心でわからなかったこれらの言葉が、今は感動的に「わかる」。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。
それがわかった瞬間から、どれほど楽になっただろう。
この間、駅の改札を通るとき、数年ぶりに、
自分の中に「物語」が生まれた。
とても、幸せだった。