明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

堕落するのは難しい。

2007-07-30 17:26:22 | 生活
「私、堕落した。堕落論を書くわ」
と言ったら、彼が、「坂口安吾やな」と言った。

「私、もうぢき駄目になる」
と言ったら、「?」という顔をしたので、「高村光太郎の智恵子抄だよ」と教えてあげた。

そんな文学少年少女かぶれみたいな会話をしながら、串揚げの店で一人40本も串を食べた。
ちなみにその3時間前にナンピザを食べ、お昼はフレンチのコースを食べていた。
まだまだ若い男には負けねぇ!!

最近、暑いので食欲がすごい。
毎年この時期になると日記で説明しているが、私は夏に一番食欲がある。
毎日普通に生活しているだけで汗だくだくで、ものすごいエネルギーを消費するのだから、その分、エネルギー補給したいと思うのは当たり前だと思うのだが、そう言うと、たいてい、
「それができないから、みんな夏バテするんやん」
と言われる。

納得できるような、できないような・・・

今、一番知りたいのは、「素麺の1人分は何束?」ということなのだが、素麺のあの束というのは、「一人分」という意味なんだろうか?
それにしては少ないと思うのだが、いやいや、私が大食いなだけで、一般的には1束が1人分なのかもしれない・・・とも思う。
みんな何束ゆでるんだろう?

ちなみに私は2、3束。
でも、ゆでるとき、いつも悩む・・・
ちゃんと「1人分は○束です」って書いてくれたらいいのになぁ。

いつの間にか大食いの話になっていたので、最初の堕落の話に戻るが、先日、私は堕落してみた。

昼間からビールと焼酎を飲んで、漫画を読んで、昼寝して、また起きたら漫画読んで酒飲んで、うたた寝する・・・という1日を過ごしてみたのだ。

夜中11時にはっと目が覚めたとき、「ああー・・・堕落した人間だ」と思った。
ちょっとだけわくわくした。
一度やってみたかったんだよ、こういうの
でも、堕落しきれずに、彼が帰って来るまでに洗濯をたたんで掃除して、カレーを温めておいた。(ついでに仕事も午前中に1本した)

串揚げを食べながら、「実は、あの日、堕落した生活をしたんだ」と彼に告白してみた。
彼は、それを聞き終わると、
「そういうのは、堕落とは言わない。ちょっと気を抜いた日、というんだ」
と言った。
そして、「かおりはちょっと気を抜いた日も作らないとあかん」と言った。

そのときは、『なんだよー!!私の堕落を認めねぇのか、コイツ!!』と心の中で悪態をついていたが、翌日になって、彼の言っていたことは正しいと思った。

「ちょっと気を抜いた日」

私みたいな人間には、こういう日が大切なようだ。
お陰で次の朝、起きたら何か吹っ切れて、いろいろ頑張れる気がした。
心も入れ替えた。
やる気も漲っていた。

そういう気持ちのときって、運も向いてくる。
午後から仕事の面談が1件入っていたので、行ってみたら、なんと、まだ駆け出しのライターの頃にお世話になっていた編集プロダクションのTさんと知り合いの人だった。

一緒に仕事をしていたらしい。
この業界は狭い、どこかでつながっている、と聞いていたが、本当だ。

Tさんの話で盛り上がり、親近感がわいたし、
そこは事務所もうちから近く、会ってくれた人も好印象だったし、結構手広くされているようで、「仕事のニオイ」がした。
「結婚するんで仕事を減らしてしまいましたが、やっぱり落ち着いてみたらもっともっと仕事がしたくて・・・。取材が好きなんです。だから、何かあればお願いします!」
と頭を下げたら、とりあえず了解してくれた。

このパターン。。。
今、「仕事をお願いするかも」と言われている会社を新規に3社もとったのに、全く依頼がないというのが現状で、これが4社に増えたかなぁと内心思った。

コピーやメルマガばっかりで、取材の仕事がない。
とにかく私は取材がしたいんだ。
人に会いたい。人の話を聞きたい。人の想いを書きたい。
私が本当に力を出せるのは、コピーじゃなく、記事なんだ。

帰り道、照りつける太陽に溶けてしまいそうで、思わずため息が出た。
・・・こんな想いばっかりだ。

とぼとぼと家に帰ったら、彼はお休みだったので、お好み焼きを焼いてくれた。
(タネは私が作った。彼は焼くだけ)
2枚半食べた。
ビールも飲んだ。
まあ、いいか。なんとか暮らせているんだし、贅沢言ったらバチが当たる、と言い聞かせ、ビールを飲み干した。

・・・そうしたら、昨日の今日で、さっき、その事務所から電話があった!

し、仕事だぁー!!
それも、早速、明日!!
靴のカタログという話だから、結局書くのもコピーで、取材というより打ち合わせみたいなものなんだろうけど、それでもとにかく新規で仕事をとれたことが嬉しくて。
ここで認められたら、絶対取材の仕事が来る!

とにかく絶対失敗はできない。
この仕事の出来が、今後の仕事を決めるはずだから。
向こうも私の腕を試すつもりだろうし。

やったるで!