明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

仕事は仕事、気持ちは気持ち。

2007-07-09 15:23:13 | 仕事
最近、毎日がさらさらと流れていく。
さらさら。

今日、申し込んでいた新たな仕事先から「お話聞かせてください」とメールがあった。
早速、今週にでも詳しい話をしに伺う予定。

この頃、ようやく自分の中で「仕事」と「書きたい気持ち」を分けて考えられるようになってきた。
今までは何とか「仕事」の中で自分の書きたいものを書くことばかり考えていた。
「仕事」で「書きたい気持ち」を満足させようとしていた。
だけど、この頃は、そうじゃない。
「仕事」は仕事として自分が面白いと思えることをやっていこう、自分に向いていることをやっていこうと思うようになった。
それはもちろん、ライターという職業ではあるのだけれど。

例えば、あるライターの友達は、(私から見れば)いつも大きな仕事ばかり請けている。
企画からちゃんとお金がもらえて、プレゼンが通ったら、実際に取材・執筆と着手して・・・。
そうやって、自分の頭にあったものを雑誌などで形に創れるのだから、すごくいい仕事をやっているように見える。
ある程度まとまった単位の報酬ももらえるようだ。

最初はいいなぁ、私もあんな仕事をしたいなぁと思っていたし、比べるたびに落ち込んだりもしていたけれど、最近は自分に向いているのは、小さな仕事をスピーディーに数をこなしていくことだとわかった。
今週行く会社も印刷会社で、おそらく会社案内やチラシやらサイトやらのコピーを書くことになるのだと思う。取材も同行して。

でも、これでいい。
1万とか3万とか、そういう仕事を数をこなして、なんとか生活していくのが自分のスタイルなんだなと思う。
数時間で数万円・・・、これはこれで、決して悪くはないだろう。
こういう仕事はスピーディーに数をこなせなきゃ、話にならないのだが、私にはどうやらそれができる。

そりゃ、超一流のライターにでもなれば、「仕事」の中に自分の「書きたい気持ち」を満足させてくれるものもあるのだろうが、結局のところ、私程度の人間が少々大きな仕事をやったところで、自分の「書きたい気持ち」は満足させられるものではないと知った。

やっぱり、本を書かないとダメだ。
自分が書きたいことを、小説でもノンフィクションでもいいから、
ちゃんと形にして書かないとダメだ。
そうでなければ、どんなにある程度大きな「仕事」で取り繕っても、満足なんてできやしない。

こんなふうに思えるまで随分時間もかかったし、遠回りもしたけれど、
これからは自分のスタイルを作っていこうと思っている。

いわさきっちが、「私は私のお菓子を作らないとあかんねん」と言っていたけれど、私もそう。
私は、私の文章を書かないとあかんねん。

そのことを忘れないよう、「ライター」という仕事と混同しないようにしなければ。
ライターは、生活のため。
私の文章は、私の存在のため。