goo blog サービス終了のお知らせ 

明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

いよいよスランプ脱出か?!

2009-01-19 11:43:05 | 仕事
金曜の夜から日曜日まで、とてもゆっくりした。
仕事は山積みなんだけど、一度リフレッシュが必要だと思って。

これが大正解だった

この週末にリフレッシュするにあたって、
いろいろとよかったことがある。

まず、金曜の夜から夫が出張でいなくて、
土曜の夜中まで帰ってこなかったこと。

それから、珍しく塾が4連休!

久しぶりに、金曜の夕方、取材から帰ってから、
土曜の夜中まで24時間以上、一人で家の中で過ごした。
誰にも会わず。

この「一人で過ごす時間」というのはとても大事だ。
誤解しないでほしいが、決して夫が嫌なわけではない。
誰か相手のことを考えなくていい時間が24時間以上続いたおかげで
「自分の世界」が戻ってきたのを久しぶりに感じられたのだ。
すごくスッキリした。

というのも、最近の私はちょっとおかしかった。
特に何か嫌なことがあるわけでもないのにストレスがたまっていて。
精神状態が非常に悪かった。

それは、部屋を見ればわかる。
私は人の部屋って、その人の精神状態と同じだと思っている。
常にずっと乱雑な部屋で生きているのが普通の人は別だが、
私のような「基本は掃除好き」な人間が掃除をしなくなるなんて、
どこかおかしいと思わざるを得ない。

忙しい日々の真夜中でも毎日フローリングの床磨きをするような私が、
決して時間がないわけでもないのに、3日くらい掃除機もかけず、
埃だらけの部屋で過ごして平気だった。
テレビの上に目に見えるホコリがあっても、そのまま。
普段の私なら考えられない

さらに、これはもう数ヶ月続いていたことだが、
どうも仕事への集中力が欠けていて。
簡単に言えば、「気分がのらない」。

ものを書くときって、私は完全に周りと遮断された世界でしか集中できないのだが、
一人でいてもいつも誰かいるような落ち着きのなさだった。
(別に霊がそばにいたとかではないと思う

もうダメなのかなぁと思うこともしばしば……
なんでこんなに無気力で、食べることと酒のことしか考えられないようになっちゃったんだろうかと、本気で悩んでいた。

でも、霧が晴れた!!

土曜は朝からひたすら掃除をした。
普段からやっていないとこんなに時間がかかるのかとびっくりしたけど、
とりあえず黙々と掃除をした。
きれいになるにしたがって、自分の心も落ち着いていくのがわかった。

ピカピカになった部屋で、美味しい紅茶をいれて飲んだ。
一番好きな、ベノアのダージリン・アールグレイ。

それから、冷蔵庫の野菜を使って何品か簡単なものを作り、
ゆっくり食事をした。

誰とも話さず、仕事にも追われず(本当はかなりあったのだが)、
一人の時間をゆったりと過ごしたら、
次にパソコンに向かった時、久しぶりの感覚を味わった。

思考の速さで書ける!!

そして、集中力が崩れない。

自分と外界とが完全に切り離されて、自分だけの世界に入れる感覚を、本当に数ヶ月ぶりに味わうことができた。

ああ、これこれ……という感じ

おかげで今日も朝7時から原稿を書きまくっている。
スピーディーに予定通り仕上がっていく原稿を見ながら、
久しぶりに仕事の充実感を味わっている。

いわゆる「スランプ」だったのかな……
でも、ようやく抜け出せた気がしている。
もう大丈夫だろう。

今月はこれから目がまわるほど忙しくなるが、
なんとか一気に走り抜けてみせる。


自分の力を信じる

2009-01-09 12:03:21 | 仕事
今日から本腰入れて仕事をしよう!と思ったが、
パソコンに向かうとついお酒と料理のページばかり探して見てしまう
いかん、いかん。
せっかく私の力を買ってくれる人がいるのだから。

昨日、いただいた30ページの冊子の仕事はとても嬉しかった。
が、打合せのときに、「この事業は今年度が最後」と聞いた。
今年度ということは、3月まで?

大阪府が関わっている仕事なので非常にややこしいのだが、
3年ごとに国からお金がおりて事業を行っている。
それを1年ごとに民間企業が請け負ったりして運営していた。
その「3年目」が今年度なので、これで一旦終了となるそうな。

次の年度からは、
お金がおりて事業を続行するのか、
続行するとしたらどこが請け負うのか、
そういったことも全く決まっていないという。

「では、私も今までみたいにお仕事はいただけなくなるんですよね」
と、聞くと、それは次の担当者が決めることなので全くわからないとのこと。
ただ、お役所仕事なので「前例に従う」ケースが多く、
同じ仕事が発生すれば「前は誰に頼んでいたの?」と聞いて、私に仕事がまわってくる可能性は大だという。

まただ。
仕事が軌道に乗り始めると、何らかの事情で消える。
なんか微妙だなぁと思ったが、まあ、仕方がない。
まだ可能性があるだけマシだな、と暗く考えないことにした。

すると、打合せしていた担当の方が言った。

「だから、今回、この冊子をお願いすることにしたんです」と。

お役所は「紙ベース」のものが好きだし、HPなどは書き換えられても冊子は残る。
形に残る実績があれば、その制作者に次の依頼も来る可能性が高い。
「だから」、私にこの仕事を頼んだのだというのだ。
私の今後のことを考えて……次に繋がるように……。

なんだか胸が熱くなってしまって、
「お気遣いありがとうございます」と深く頭を下げた。

思えば、この担当者とは夏に一度もめたことがあった。
あまり自分が良く思われていない気がしていた。
でも、私の今後を考えて、次に繋がるようにと今回の仕事を依頼してくれたなんて……。
やっぱり私は小さい人間だな……。

本当にありがたかった。

なんだか最近は、仕事で文章を書いていても、
「これでいいのかな……」と不安になることが多かった。
いろんなものを書きすぎて、基準となるものが見えなくなっていた。

心で一気に書き上げると、「こんな簡単にできていいのかな」と怖くなって、
頭であれこれ推敲し始めると、「何がいいものなんだろうか」とわからなくなって。
以前にはなかったことだ。

でも、昨日の打合せで担当者の言葉を聞いたとき、
とりあえず、今までの仕事は間違いじゃなかった、と思えた。
よかった。

フリーランスは毎日が綱渡りで何の保証もないから、
自分を信じることだけが頼り。
誰からも何の仕事の依頼も来なくなるまでは、
まだ自分の書く力を信じてみてもいいのかもしれない。

歳をとっても夢にしがみついてるって、大変だ。

私の特徴であったはずの「無謀さ」が失われてきている。
ホント、随分穏やかに丸くなったものだ。

とりあえず、そんなわけで、この仕事は本当に力を入れてやらなくては。
今後の自分のため、というよりは、私の力を買ってくれた担当者のために。

今日はこれから商売繁盛を祈って、えびすさんに行ってきます。

ひのき大掃除!

2008-12-24 01:10:50 | 仕事
若干ふらふらでこれを書いている。

ふらふらの理由は、珍しく酒ではなく、労働だ。
今日は昼の12時から夜9時までひのきの掃除をした。

1年に1回くらいは掃除をしてきたつもりだったのだけど、
私がいない間に誰も掃除をしてくれなかったのか、
数年ぶりに戻ってみれば、えらいこっちゃで

5月に戻った時から気にはなっていたのだけど、
こちらもなかなか時間がなく掃除まで手がまわらなかった。
だけどもう我慢の限界!
こんな状態で年を越すなんて耐えられないと思い、貼り紙をした。

正直に言えば、私はまだ他の講師に遠慮しているところがある。
直属の部下(?)である山口君や、同じクラスを持っている講師なら、まだ言いやすいのだが、他の講師や個別指導の講師にはあまり労働を課すことができない。
塾長ならまだしも、何の権力もない私が言うのはどうかと思って。

だから、とりあえず自分は23日の12時~大掃除をします、協力できる方は少しの時間でもいいので参加をお願いします・・・とだけ書いておいた。
最悪は堀先生と二人で事務室だけでもやれればいいという気持ちで。

そうしたら、私と堀先生以外に、9人もの講師が来てくれた!!
直接誰ともその話はしていなかったのだけど、みんな来てくれた。
なんか私はそのことにすごく感動してしまって
ありがたかった・・・

最悪は事務室だけでも・・・と思っていたのに、
全教室がきれいになった。
まだ遣り残したところはあるが、それでも十分きれい。

びっくりすることに、ゴミが30袋くらいは出た。
ビルの入口にためていったら、まるでゴミ屋敷みたいになった。
あー、すっきり!

汚い部屋にいると、気持ちまで滅入る。
掃除ができない会社は絶対ダメなんだ。

いろいろな場所からクリップを50個くらいと、画鋲を100個くらいは拾った。
でも、今日一番びっくりしたのは、冷蔵庫の裏から傘が20本くらい出てきたことだ。
事務をやってくれている女の子が大量のクリップを見て
「ずっとクリップを発注しながら、『クリップは消耗品じゃないのに』って思ってたんです」と言っていた。
その通り!!

9時間、ほとんど休みなく(10分くらい)掃除をし続けて、私はかなり満足した。
昔、ある講師の自宅を掃除したとき以来の充実感だ。
あそこはかなりやりがいがあったけど、それと同等。
やっぱり掃除はいいなぁ

まあ、ほとんどが堀先生のもので、堀先生は教室というより自分のものを片付けるので1日が終わった。
お昼のスタートに、
「今日掃除すると思ったら、昨日ドキドキして眠れなかった
と言っていたのが面白かった。
冗談なのか、本気なのか……

掃除が終わってから2時間くらい、残っていた講師で飲みに行った。
みんな腹ペコって感じで飲むより食が進んでいた。
今日来ていた人だけじゃなく、他の講師も含めて思うけれど、
みんないつもひのきのために一生懸命やってくれている。
生徒のため、授業だから、それだけでなく、こうやって掃除にも来てくれたことが本当に嬉しかった。
(もちろん、それぞれに予定があって当たり前なので、来れなかった講師も同じ気持ちでいてくれていると思う。それがわかってよかった)

来年大学4回生で、もう辞めるのかなと思っていた講師二人に「来年どうするの?」と聞いたら、忙しくてちょっと抜ける時期はあるけど、とりあえず卒業まではいてくれるらしい。
そのことを話すときに「自分がいないと困るだろうから」とか「いてあげる」という感じではなく、「もう少しお世話になります」と言ってくれたのも、私はすごく嬉しかった。

私もあと1年。
その間に、自分がずっと作ってきた「ひのきスピリッツ」をなんとか復活させたいと思う。
でも、そんなこと気負わなくても、もう根付いているのかもしれないな。

きれいになったことだけじゃなく、
いろんな意味でとても嬉しい日だった。

大人げない……

2008-12-09 13:48:28 | 仕事
昨日は塾で生徒とケンカした。
叱るとか、注意するとかでなく、もう単なるケンカ。

相手はちょっと問題のある中3の男の子で、
授業態度もあまりよくはないし、成績もうちの塾でワースト3に入る。

きっかけはささいなことで、
7時56分から8時06分まで10分間休憩と言ったのに、
7分になってやっと戻ってきて、「遅いよー」と言ったら、
「10分って言ったやろ!まだ7分やんけ!」と怒り出したのだ。

「10分休憩」を「10分まで休憩」と聞き間違えたのかな、と思った。
それならそれで別にいい。
「いや、6分までって言ったよ。もういいから、早く座り」
と普通に促したが、いつまでも前の時計の前から動かず、
「10分ちゃうの? 10分やろ?」と繰り返して、明らかに授業の妨害をしている。

そうされると、ほんまは知ってたんちゃうん?という疑問もわいてくるし、
もうどっちでもいいけど、早く座れ!という気持ちにもなる。
周りの子も「せんせーは6分までって言ったで」と言って、みんな座って待っている。

「えー、10分ちゃうの?」とほんまにしつこいので(私はイラチだ)、
「いいからもう早く座りーや!あんたのせいでまた1分過ぎたやん!」
と言うと、急にすねだした。

この子は人に攻撃されることに異常なほどの反抗心を見せる。
それは前々から、他の講師とのやりとりを見ていても知っていて、
自分が間違っていようが、誰かに何かを「注意される」ということ自体に
異常なまでの「拒絶」を見せ、反撃してくる。

座ったものの、そこから私と言い合いが始まった。

「なんやねん、1分くらいで!」
「別に1分のことを言ってるんじゃないねん。あんたがいつまでも座らへんからやろ!」
「10分までと思ったんやろが!」
「だから、それは別にいいって言ったやろ!その後にしつこいねん」
「そういう言い方がいややねん」
「あたしも、あんたのそういう言い方がいややねん!」
「キモい」
「あんたのほうがキモいんじゃ!」

・・・・

と、まるで小学生のケンカである。

フォローの先生、おろおろ。
生徒は半分ニヤニヤ、半分ハラハラの顔で私たちを見つめている。

いつまでも埒があかないような気がしたので、
「わかった。もういいから、授業しよ」
と促すと、
「なんや、そんなふうに突然切って終わりですか!」
としつこい。
「じゃあ、どうしたいねん?!どうしたらいいの?私が何か間違ってたか?」
と言うと、

「言い方が嫌やってん!」と言う。

それを聞いて、一瞬にして、私のほうが冷静になった。

「わかった。ごめん。言い方悪かったな。もう授業していい?」
私が言って、授業を始めると、まだしつこくぶつぶつ言っている。

「しつこいねん!」
思わず、また怒鳴ってしまう……。

でも、一瞬戻った冷静さがまだ続いていて、息を吸い込んで優しく言った。

「遅れたのはあんたが悪いけど、私は言い方が悪かったな。ごめんな。気をつけるね。だから、機嫌直して授業やろな」

そして、なんでもないように授業を始めた。
目の端でその子をとらえたら、なぜかしゅんとしていた。
もう授業を放棄して真面目にやらないんじゃないかと思って覚悟していたんだけど、なぜか黙々と問題を解いて、こちらの質問にもちゃんと答えた。
反抗的な姿はなかった。
あれ?

帰りに、いつものように普通に、
「今日のプリントいる?家でやる?」と聞くと(最近、家で復習したいからプリント欲しいと言ってくるので)、
「あ、うん。もらう」と、普通にもらって帰っていった。

なんか、拍子抜け。

ほんまにただの子供のケンカか……?

また大人げないことしてもーたな……と思いつつも、
これでよかったんだという気持ちにもなる。

この子は、ワケあってお母さんと一緒に暮らしていない。
そのためか、情緒がものすごく不安定だ。
すぐにすねる、怒る、怒鳴る、人の話が聞けない、弱いものイジメをする、集中力がない……。
勉強に関しても、頭が悪いわけじゃないと思うのだが、落ち着いて基礎を固めていくということができない。
それは、小学校の基本的なことができていないからだ。
(たし算、ひき算、かけ算、わり算、分数、漢字等)

人からの攻撃を攻撃で防御しようとするあの姿は前から印象的で、
むかつくというよりは、なんだか痛々しく思っていた。
どうしてちょっとしたことで、「自分が否定された」と過剰反応を示すんだろうかと。
いつもこうやって、そのたびにいろんな人とやりあう。
学校でも先生に怒られることばかりなんだろうな……。
機嫌よくしゃべってるときは、かわいいし、面白い子なのに。

「言い方が嫌やねん」
というのを聞いて、この子には「善か悪か」じゃないんだ、と思った。
いつも他の講師にでも注意されるとこう言う。
「何?今の言い方?」とか。

人から非難される、怒られる、
その行為自体が気に食わないのだなぁ。

そう理解した瞬間、私も冷静になった。
自分が悪かったことを理解させる必要はないんだろう、と。
たぶん、知ってるから。
私が優しく言ってあげれば、それでよかったんだろうな。
キレやすいし、口が悪いからな、私は。

それで謝った。
そしたら、意外にも大人しくなった。
私があんなに怒っていたのに、急に優しくなって謝ってきて、
どう向き合えばいいのかわからなくなったのか、
それとも謝ったことに満足したのか、
それはよくわからない。
だけど、後に引きずらず帰って行ったのが意外だった。

ただ、もう怒ってもいなかったが、ご機嫌ではなく、
しゅんとして、へこんでいた。
それも意外だった。

自分で自分をうまくコントロールできない子供たちに出会うたびに、
なんだか淋しい気持ちになる。
悪い子じゃないのになぁ、と。

そして、こんなキレやすい講師に当たって、お気の毒。
一緒に組んでいる英語の先生がとってもいい人なので、まあ、いいか。

自己中心の生徒って多いのだが、
私は絶対に自己ちゅーを認めない。
なぜなら、私が自己ちゅーだからだ

「あの先生、自己ちゅー過ぎやろ……」
と生徒に認めさせれば、授業はとってもやりやすい(笑)。

生徒に好かれようという気もさらさらない。
ただ、自分が楽しく授業ができて、
みんなが機嫌よく授業受けて、ちょっとだけ賢くなってくれたら、
それで私は満足なのだ。
10求めてくる生徒に10返す自信はあるけど、
1しか求めてこない生徒に、善意で10を与えるような講師ではない。
だから、本当はこういう人間は、ものを教えちゃいけないのかもしれないな。

とりあえず、ケンカはもうやめなあかんね……
もういい大人なんやからさ……

何年やっても相変わらず。
ふぅ、また親に謝りにいかなあかんかと思ったよ……

淋しいけど、仕方ない。

2008-12-08 11:36:35 | 仕事
2年間連載で請け負っていたメルマガの案件が、今、終了した。
午前中に最終回を仕上げて送った。

やはり、2年も続けていた仕事なので、
どうしようもなく淋しい。

それも、私が好きなビールメーカーの、
ビールにこだわりをもった人へ向けてのメルマガだったから、
いろいろと思い入れもあった。

終了したのは、この販売サイト自体が終了になったからで、
私が役目からはずされたとか、そういうわけではないのだが、
ただ単純に愛着があったものを断ち切る淋しさ。

今はちょっとへこみ気味。

ぶつける場もないので、ここに書いて気を紛らわしている。

出会いがあれば、別れもある。
それはよくよくわかっているのだけど、
やっぱり「終わり」はいつでも淋しいな……

まあ、くよくよしても仕方がないので、
またその分、新たな案件に出会えるチャンスが増えたと思って
前を向こう。

さあ、今日はこれから守口で取材で、
帰ったら速攻、塾だ。

今週は予定がぎっしりなので、とにかく気合入れて、
一つ一つをクリアしていかなければ。
落ち込んでられないなー。

珍解答がいっぱい

2008-11-28 11:55:30 | 仕事
ライターの仕事は閑散期だが、
塾がテスト対策中で忙しい。
19日から12月2日まで、丸々2週間。
まだ中盤……

昨日は、朝バタバタと仕事と家事を片付けた後、
お昼1時から夜11時までずっと授業&教材作り。
フォローも入れたら7時間も授業をやった。

ずっと立ちっぱなしなので、腰が……
そのうえ、しゃべりっぱなしなので、喉が……
先生業って、歳をとると結構キツイ
「私もガタがきてるな……」とよく思う。

授業が終わってから、おなかがすいていて、どうしても串カツが食べたかったので、堀先生と山口君と3人で駅前の串カツ屋へ。
ビール1杯と串カツ5本

ぷはぁ~
癒されるぅ~

労働の後の1杯。
最高である。

本当にこの1杯だけで、終電に乗って帰ってきた。
こういう飲み方も労働者のオッサンらしくて良い。
(って、オッサンじゃないけど)

昨日は1つの中学のテスト前日。
やるだけはやったので、後は本人次第。
なぜかいつも生徒を送り出した後は、自分の無力さを感じる。
人が人にしてやれることって、本当に少ない。

私がみている一番下のクラスは、計算力がかなり低い。
中3にもなって、まだ指を使って計算したりもする。

それで、数学の時間には「百ます計算」をやっている。
タテとヨコに1から10までの数字が書いてあって、
100マスを計算して埋めていくものだ。
だいたい、たし算でやっている。

小学生用の教材なので、そのマスの下に、クイズみたいなのが挿絵風に載っている。
この間は、
「100-1=99です。漢字で計算してみると、どうなるかな?」
というクイズだった。

早く計算を終えて、他の子を待っている間にこれをやっていた生徒が何人かいたのだが……。

正解はもちろん、
「百-一=白」ということで、正解は「白」なのだが、
集めた用紙を見ていたら、

「九九」

と書いてあった。

いや、これじゃあ、クイズでも何でもないし……

と、苦笑して、別の子のを見たら、今度は

「九十九」

と書いてあった。

おいおい……、おまえもか……

そして、もう1枚めくると……

「九拾九」

……おいっ

難しい漢字を駆使して書いているのが、いじらしくてわらってしまった。
全く見当違いの努力である

今、クイズ番組で珍解答をする「おバカさん」が人気だが、
そんなのうちの塾の生徒なんて、みんなスターになれるぞ。
掃いて捨てるほど珍解答であふれている。

人生を豊かにするのは、
イマジネーションとユーモアのセンスだといつも思う。

自分では到底考え付かないような生徒の珍解答や珍行動(?)を見るたびに思うのだ。
やっぱりひのきは面白い。

長い取材の後で

2008-11-20 18:39:09 | 仕事
なんだか違うなぁ……という思いを否めない。

今日は新事業の立ち上げに使うサンプル制作のための取材。
朝10時からで、終了が2時半。
長い長い取材だった(途中、お昼ご飯も挟む)。

82歳。
本をいくつも書かれている、偉い先生だ。
でも、想像していたのとは全く違い、なんともにこやかで素敵な方だった。
80を過ぎているとは思えないほど、耳もよく、言葉もはっきりしている。
足もしゃんとしていて、健康そのもの。

よくいるような勝手にしゃべる年寄りとは違い、
こちらが質問したことに的確に答えてもくれる。

ありがたいお話をいっぱい聞き、
ありがたいご本をいただいた。

だけど、取材が終わってみれば、全く先生の人生が見えてこない。
というのは、別に私が取材を上手にできなかったからではなく、
先生には書いてほしいことがあったのだ。
それは、ご自分の師の教え。
取材のほとんどがその「師」の教えで終わった。

せっかく突っ込んで聞いたプライベートなことは「書かないで」とおっしゃる。
先生が一瞬見せた、人間らしい「陰」の表情。
そこをもう少し詳しくお聞きして書きたいと思ったし、
ライター魂が揺さぶられた。

でも、これは商品。
先生のために作るものであって、先生の想いを反映させなくてはならない。

取材の後、電車に揺られながら考える。
なんだか違うなぁ……と。

もちろん、良いお話はたくさん聞けたし、人生の「流れ」のようなものや
だいたいの節目の事件は把握できた。
だけど、せっかく作る「自分史」が、ほとんど「師の言葉」になってしまう。
それほど先生の人生に影響が深かったということで、
この「師」がなければ先生の人生はなかったのだから、
これはこれで一つの形としていいのだろうけれど。

だから、今回作るものがいいとか悪いとか、そういうことではないのだ。
これはこれでいいものができると確信する。

ただ、当初、私が思い描いていたものとは「違った」だけ。

ごく普通の人の人生にスポットを当てて、
実は「普通」なんてないんだと、
一人ひとりが小説の主人公になれるんだ、と思えるような、
そういうキラキラしたものを書きたいと思っていたし、
それができる自信もあった。

私はよく中小企業の社長さんを取材するのだけど、
そういう方たちにも必ずドラマがある。想いがある。キラキラした瞬間がある。
それを書けたらいいのにと、いつも思ってきた。
だから、この第一回目の仕事がこんな感じに終わって、
少しあてが外れたような気分。

いつかやっぱり会社を通さず、個人対個人で「自分史」の代筆を仕事にしたい。
世の中にはきっとたくさんいると思うのだ。
自分の人生を形にしたい人。
でも、文章が上手に書けなくて実現しない人。
そんな人の取材を1ヶ月くらいかけてじっくりやって、
私がカタチにできたらどんなにいいかと思う。

今回の仕事はかなりこれに近いのだけど、
やっぱり限られた時間だし、会社を通すので自分のやりたいようにはできない。
ま、そんなもんかな。
こういう仕事がまわってきただけでも感謝しないといけないな。

この間、再読フェアを実施していたとき、
沢木耕太郎の「壇」を読んだのだけど、
1回目に読んだ時と同じような感動があった。
この本は本当にスゴイ。

壇一雄の「家宅の人」を読んでいないと、意味がわからないかもしれないけど。
最後の最後に、また打ちのめされるくらい、
沢木さんの構成力にまいってしまった。

文章を書くことを生業にしている私としては、
バイブルと言ってもいいほどの優れたノンフィクションだといつも思う。

伊坂幸太郎の新作「モダンタイムス」もこの間読んだのだけど、
これはダメだ。
作品として、というより、私の趣味として。

楳図かずおの恐ろしい漫画は平気で読めるのに、
ほんのちょっと文章に「拷問」のシーンが出るだけでもうダメ。
映像や絵はそれほど怖くないのだが、文章は本当に怖い。
どこまでも自分を襲ってくる。
この本を読んだ後、数日間はちょっとしんどかった。

前回の「ゴールデン・スランバー」がめちゃくちゃ良かっただけに、残念だ。

ちなみに再読フェアのほうは、現在、宮本輝の「優駿」。
これもいい本だね。

今日はなんだか疲れてしまったし、幸い急ぎの仕事もないので、
夜は仕事を一切止めようと思う。
カキを買ってきたので何か作って食べよう。


毎日が、「自分を信じる」というギャンブル。

2008-11-17 14:26:28 | 仕事
スランプってある

どうも不調だ

自分が書くものがあまり信用できない。

「文章を書く」なんて、ものすごく不安定なものを仕事にしていると、
自分を信頼していない限り、すぐに崩れ落ちていく。

何もないところに、自分の「心」に描いたことを
カタチにするという、なんともあやふやな作業。
こんなものを商売にしようとしたこと自体がギャンブルだ。

毎日がギャンブル~。
人生がギャンブル~。
(こんな歌作れそうやな。竹内まりや調で……)

最近……、というか、ずっと自分の中の課題は、
「誰に向かって書くのか」ということで。
これが、難しい。

元々、人に気に入られるように生きることが苦手なんだから、
人に気に入られるような文章を書こうとすると、
ものすごくストレスになる。
そして、ストレスがたまるような仕事が続くと、もう吐きそうだ。

「ほんまにかおりって、ストレス耐性、ないよな」

と、夫によく言われる。

だって、嫌なものは嫌だもん!!
我慢とかしたくないもん!!
自由気ままに暮らしたいもん!!
みんな私の言うこと聞かないとむかつくもん!!

……というのは心の声であって、
実際のところは、そこそこイイ大人になったのだからと、
ぐっとこらえて生きている。

大人になるって、歳を重ねるだけじゃダメだから、本当に難しい。
でも、ちょっとはそれができるようになってきた。
後のストレスはすごいけど、とりあえず表には出さないようになった。

私生活はともかく、仕事は自分を信頼しないとやれない。
自己暗示にかけないと、怖くてやってられない。

今週は、新事業の立ち上げに関わることになっていて、
なんだかよくわからないが、お偉い先生様を取材する予定。
新しい仕事の一発目というのは、わくわくもするし、緊張もする。
自分に自信がない時期だと、緊張が勝ってしまうのでよくない。
これから3日間、マインドコントロールして、
最高の精神状態で臨まないといけないなぁ。

この仕事の一発目がうまくいくかどうかで、
来年のメインの仕事が決まってくる。
そういう重要な取材だ。

うーん、でも、いつもならただわくわくする一方なのに、
なんとなく気が重いのはどうしてなんだろう?
バッターボックスに立っても、うまくバットを振れないような
嫌なイメージが湧く。

切り替えが必要だ。


長い長い1日がようやく終わった

2008-10-31 23:42:56 | 仕事
旅行で4連休もとったものだから、
その前後はかなりヘヴィな日々。

帰ってからのこの3日間は本当に大変だった。
自転車操業でこなしていくだけの毎日……。
全部がギリギリ。

昨日は明石に泊まりこんで、今朝は6時にホテルを出発。
そこからアナゴとタコの取材。
終了したのが10時すぎ。
家に帰って2本原稿を仕上げて、メールを数本送って、
夕方はひのきへ。

疲れているのにテンション上げるのは疲れる……
「おーっすごいなぁ」
「わー、早くなったなぁ」
「めっちゃできてるやん!」などなど
私は授業中、教えるだけじゃなく、生徒一人ひとりに
いちいち声をかけてまわる。

今、みているのは一番下のクラスの子で、
それも数学10点台が4人もいる強烈なクラス。
藤田君だけではなかったのだ

そんなクラスだから、とにかく「のせる」。
こちらがテンションを下げたらもう終わりだ。
一瞬で崩壊するんじゃないかという恐怖で、
とにかくいい感じのムードを作る。

終わると、どっと疲れが……

急いで家に帰って、残りの原稿を仕上げて送って。
さっきようやく一段落ついた。

もう18時間近く働き続けている。
そうすると、仕事が「やっつけ」になっていないだろうかと心配になる。
やっぱりもう少し余裕をもって仕事を受けないとダメだな。

と言いながら、来週も取材、取材、取材と3日連続
仕事を断れない、これがフリーの悲しさだなぁ。

今日は明日に備えて(梅乃宿の蔵開きに行く!)
早寝します・・・

「面白く読めたのが初めてです」

2008-10-30 02:51:46 | 仕事
すごく嬉しかったので、ちょっと記しておこう。

この間、取材に行った某お菓子メーカー、グ○コ。
ある商品の販促のひとつとして、メルマガを半年間に渡って発行する。
その内容が開発秘話といったものなので、
開発担当者に取材したのだった。

メルマガの第1回目を作って送ったところ、
こんなお返事をいただいた。

「私のツラツラ・ダラダラと話した内容が、こんなに魅力的なメルマガになって
ビックリしました。
いつもこういったチェックは作業的にやるのですが、スラスラと面白く読むことができたのは
初めてです。
本当にありがとうございました。」

これを読んで、ただもう嬉しくて。

というのは、「メルマガ」というものに対して、どこか構えていたところがあったからだ。
私は今も定期的に、某食品メーカー、某ビールメーカー、京都の観光サイトのメルマガを作成している。
他に単発のものもある。

ずっと前、メルマガの話をここに書いたとき、
ひどく批判的なコメントがついた。
まあ、私のサイトは結構長くやっている分だけ、そういう人がたまにいるのだが、
メルマガみたいなくだらない広告をやって、それで満足しているのか?!
的な、一般に言う「荒し」のコメントだった。

私のことを馬鹿にするのは別にいいが、広告をやっている人に対しての冒涜だと思い、ひどく憤慨した。

広告ってすごいのに。
今日も、近くのバーの様子を見に行ったのだけど、メニューのコメントを変えただけで、急に売れるようになった商品もあるという。
言葉の力って、意識しているよりずっと威力があるのだ。

だから、私はメルマガも誇りをもってやっているし、
特に大きな一流企業のメルマガになれば、チーム体制で
何人ものチェックを経て、ようやく発行されるので、気を抜けない。

今回もそんな感じだったのだけど、
クライアントさんからの先ほどの返信を見て、あー、と机につっぷした。
あまりに嬉しすぎた。

他と比べて「初めてです」と言われるのは、やっぱり気持ちいい。
これが自分の評価なので。
最高の賛辞だ。

でも、いつも思うけど、いいものが書けたときって、自分の力じゃないのだ。
相手がよかったからなのだ。
私は、人の気持ちにすぐ同化して、感情移入するという特技(?)をもっている。
だから、相手の気持ちが深ければ、悪いものを書くはずはない。

それにしても、代弁者としての自分が、とても誇らしい夜。
酒もうまいね!

やっと……

2008-10-21 02:06:35 | 仕事
今、某会社のパンフレットを任されていて、
今日はそれの構成を考えてラフを作った。

やっぱり私はモノづくりが好きだから、
それが仕上がったイメージを想い描いて、
少しカタチにしていく作業が楽しい。
気がつくと久しぶりに集中していた。

集中した後、なんだかすっきりしていて、
鬱が晴れていることを知った。

あー、楽になった。

またなんぼでも働ける気分になっている。
不思議なもんだ。
いつもこんなちょっとしたきっかけ。

このパンフレットは、ゆうちゃんとの共同作第2弾。
絶対いいものを作りたいと思っている。

その想いが、パーンと自分の中で弾けたのがよかったのかもしれない。
心の重荷がなくなった。

夕方、美味しいベノアの紅茶を飲みながらサム・クックを聴いて、
それからベランダに出たら、すごく空がきれいだった。
なんだかじんわりした。
許されている気がした。

それで、かなり楽になって、それから仕事を集中して片付けたら、
急に鬱が晴れたのだ。

明日は、お菓子メーカーのグ○コの某商品の販促ツールを制作するということで、
その商品を開発した研究員の人を取材する。
この間から取材の下準備として、毎日その商品ばかり食べているのだが、
なかなか美味しい。
どんな話が聞けるのか楽しみだ。


次にやりたい仕事のビジョン

2008-09-29 14:59:13 | 仕事
さ、寒い……
なんで急に?!
まだ秋服ないから……。

そのうえ、天気悪い……。
乾燥機付きの洗濯機があれば、こんな憂鬱な思いもしないのに。

「あー、洗濯が・・・洗濯が・・・」と言っていたら、
夫にこう言われたことがある。

「かおりって、洗濯に支配されてるな

だっ!だれのためにっ!!
彼はこの一言で全国の主婦(乾燥機なし)を敵にまわしたと思う。

洗濯物をためるのも、やはり2日目が限界。
そこに汚れたものがあると思うだけで、気が滅入ってくる……。
大家族じゃなくてよかったよ、ホント。
明日も雨らしいし、あきらめて部屋干しするか……。
部屋干しもまた貧乏くさくて、気が滅入るんだよな……。

そんな洗濯事情の憂鬱さとは裏腹に、
今日は非常に良いことがあった。

今任されている連載の第3回目の原稿も、なんと1発OK!
そして、担当者からこんなメールをもらった。

「いろんなライターさんとお仕事をしてきましたが、
1回目でOKが出るってまずないんですよ。

ご自分で『次からは1回目でOKが出るように書く』
っておっしゃってくださったように、
本当に1回目で毎回すばらしい記事を書いてくださって
どうやってこの感謝の気持ちを伝えようか、
うまく言葉が出てこず困っています。」

どう~?!
どうよ、これ~?!

実は、ほっとした……。ほんまに。

真っ赤になって返ってきた連載第1回目の後、
「次からは1回でOKもらえるように書きます!」
なんて大きなことを、また勢いで言っちゃって。
「なんで自分でハードル上げとんねん!」と
自分で自分につっこんでいたところだったので、
本当にほっとした。

あー、怖かったよぉ……

ほっとしすぎて、このメール読んだら涙が出てしまった。
連載はあと1回。
最終回も気合入れて、一発OKをもらえるようにがんばる。

昨日、夫にも話したのだけど、
来年くらいから少し自分の仕事に変化がほしいと思っている。

ざっとやりたいことを書くと、
・株式会社にする(もしくは屋号だけでもつける)
・ディレクション的なことも自分でして、若いライターを育てる
・ライター教室のようなことをする
・ライター養成講座のようなところで、講師の口がないか探す
などなど。

今年、頼まれて仕方なくひのきに戻ったが、
改めて自分は「人に教える」というのが好きなんだなぁと知った。
私よりすごいライターさんは世の中にいっぱいいるだろうけど、
その人たちが誰かに「教えられるか」はまた別。
私はライターとしての能力はまだまだでも、自分のもっているものを全部「教える」ということはできる。

まだ来年はちょっと早いかもしれないけど、
いずれは「文章を書きたい」「ライターになりたい」と
思っている未経験者(若者限定)を
育てる仕事がしたいと最近思うようになった。

基本の性質が、「世話焼き」「おせっかい」なのだ。
自分の生活でいっぱいいっぱいの時は無理だけど、
今は人のことも考えられる余裕が出てきた(多少ね)。
自分が得たものを世の中に還元できたら最高やな~といつも思う。
幸せやろな~

昨日、彼にこの話をしたら、
「人に必要とされることで、自分を認めたいからでは?
といったことも言われたが、それは否定した。
確かに3年くらい前まではそうだったと思う。
人に必要とされることで、自分の存在を肯定していた。
そういう生き方をずっとしていた。

でも、今はそういう自分からはすっかり抜け出していて、
ただ単純に「なんかしたい」。
そう、自分ができることがあったら、「なんかしたい」んだよなぁ。

最近、また堀先生とビジネスの話をしたりするから、
その影響なのかもしれない。
あと、最近、ゆうちゃんと一緒に仕事をし始めたのも、理由の一つかな。
彼女にイラストを依頼して、ディレクション的なこともして、
一つの作品を作り上げていくことが楽しかった。
私はずっと一人で仕事をしてきたからなぁ……
そろそろ「自分のチーム」がほしくなったのかもしれない。

でも、よくある制作会社とかライター集団みたいなのじゃなくて、
「新人ライターを育てる」ということを意識したチーム。
ビジネスというより、ボランティアに近いかなぁ。
私はあまり儲けなし。

まだざっくりとだけど、久しぶりに「新しいことをしたい」と思えるようになったことが進歩だと思う。
去年はゼロからの再スタートのうえに結婚までして、
自分の生活を立て直すことで必死だったからそんな余裕もなかったので。

今、自分がやりたいことの「ぼんやりとしたイメージ」はできている。
これがそのまま消えてしまえば実現しないだろうけど、
もっとはっきりとした輪郭が見えてくれば、実現できるかもしれない。
今はとりあえず、「やりたいこと」を思い描く楽しさを味わっている段階

そして、何も実現しなかったとしても、「屋号」は欲しい。
これは別にいつでもできることだし。
カメラマンとかデザイナーさんは一人でもわりと屋号をもっている。
「○○フォトスタジオ」とか「○○デザイン」とか。
でも、ライターで屋号もってる人にはまだ会ったことないかも……?
なんかブルースでカッコイイ屋号が欲しいなぁ

あと、株式会社をやりたいのは、「社長になりたいから」。
人生で一度くらい「社長」ってのはやってみたいよね。(私だけ?)
社員はいらないんだけど、「社長」になりたい。
今も一人だから社長みたいなもんだけど、まあ、肩書き?

そんなこんなで夢は膨らみます……。
長々とすみません。

※今日書いたのは、本当にざっくりとした「思いつき」なので、
それに関してのご意見は、もう少しまとまってからいただきます。
よろしく

セミナーを取材

2008-09-20 00:44:03 | 仕事
今日は久しぶりの禁酒。

毎日飲み続けて、さすがに体調不良。
今週もなんか、忙しかったなぁ……
そして、また仕事を週末に残してしまった
明日も原稿書かないと……。

あんなに必死に営業していたのが嘘のように、
今は毎日入ってくる仕事をこなすのに必死だ。
ありがたいことだが、どうも家事がおろそかになってしまっている。
今週は1日しかお弁当作ってあげられなかったしな……

夫の仕事は本当に大詰めで。
毎日帰って来るのは1時以降。
帰ってからまだ仕事をしている日もある。
でも、「日本一カッコいいパソコンサイト」になるらしいので、
非常に楽しみである

私はそんな時にお弁当を作ってあげられていないという負い目があるので、
昨日も酔っ払って帰ってきたにも関わらず、マッサージをしてあげた。
整体の先生に習ったリンパマッサージの短縮版みたいな感じ。
喜んでいたのでよかった

しかし、生活が乱れてきているなぁ。
来週から立て直さなければ。

今週は2件取材があって、1件は若手社員対象のセミナーだった。
特に製造業の新人を対象にしたもので、
いろんな製造業の中小企業から若者が参加していた。

平日の午後なので、もちろん会社の新人教育として参加している。
明らかに嫌々来ている人もいて、ずっとやる気なさそうにしていた。
そういうのを見ていると、もったいないなぁと思う。
せっかく学べる機会なのに。

金属を削ったり、溶接したり、そういう仕事をしている人たちばかりなので、
講義の内容も、正しいヘルメットのかぶり方とか、指差し確認の大切さとか、現場の整理整頓とか、作業マニュアルの作り方とか、そんな感じだった。
全く知らない世界なので、なかなか興味深く聞いていた。
常に「安全」を考えながらやる仕事って、大変だろうなぁ……。

帰りに、しゃべってくれそうな2人をつかまえてインタビューをお願いした。
二人ともやりがいをもって働いている様子が伝わってきた。
「小さな会社でも、自分がやりたいことができるから」という。
また、小さな会社ほど、社長の存在は大きいようだ。
「社長がいいから」という理由で会社を選ぶ人もいる。
これは結構正しい選択かも。
社風って社長で決まるようなところもあるから……。

あともう何人かに話を聞きたいな、と思っていたら、
ちょうど帰る途中の2人組を発見。
前のほうの席で一生懸命、講義を聴いてメモをとっていた人だった。
インタビューをお願いしたら、「いいですよ」と応じてくれた。

たぶん、まだこの春に高校を卒業したところじゃないのかな。
あどけなさの残る二人の男の子。
一人はハキハキと質問に答えてくれ、
「この仕事にむいてないのかなと思ったこともあるけど、途中であきらめたくないからがんばる」
と言っていたのが印象的だった。
もう一人は、あまり頭の回転は早くなさそうで、塾の生徒みたい
でも、私の質問にとても誠実に、一生懸命答えようとしてくれる。
なんだか話しているだけで、癒されてしまった。

二人は同じ会社で、自分たちの会社のことを「人間関係がいい。世代がバラバラでもみんな気さくに話せてやさしい」と言っていた。
たぶん、10~30人程度の小さな会社なんだろうな。
いい会社って、だいたい社長がいい。
また、そんないい社長が面接するから、いい人が集まる。
そして、それが社風になる。
・・・といったパターンが多い。

この二人も、ハキハキ・おっとりでタイプは違うものの、
人に対する一生懸命さというか、純粋さというか、そういう空気みたいなのは同じだった。
たぶん、この二人みたいな人たちばっかりの会社なんだろうな……。
「人間関係がいい」と言っていたのがわかる気がした。

社長も教育熱心で、こういうセミナーにもどんどん社員を参加させるらしい。
損して得とれ、じゃないけど、
こういうところにお金を遣う会社は、必ず後で大きく返って来ると思う。
いい会社に勤められてよかったなぁ、この二人。

「非常に参考になりました」と最後にお礼を言うと、
「え、あんなので参考になったんですかぁ?」と二人とも心配そう。
いい人たちだ~

取材はバッチリ。
あとはこれをコラムにするだけ。
まだテーマが絞りきれていないのだけど、いいものが書けそうだ。

それに、またいい勉強になったなぁ。
自分が知らないことを学ぶというのは、いくつになっても楽しいものだ。

今日、ひのきに行って、堀先生に(昨日セミナーで学んだので)、
「3S(整理・整頓・清掃)運動を実施しましょう!」と言うと、
「ちょうどよかった。掃除しようと思っててん」
と言うから、やっと掃除をやる気になったのかと思ったら、
「これ買ってん」
と本を見せる。
見ると、掃除でツキを呼ぶ・・・的な本だった

まあ、ひのきがきれいになるんだったら、何でもいいんだけどさ……


悩める若者へのおせっかい 2

2008-09-18 11:45:09 | 仕事
昨日、私がおせっかいをやいた「悩める若者」がひのきに来た。
堀先生にいろいろ塾業界の話を聞き、アドバイスを受け、
そして私の授業を見学した。

真面目でまっすぐな人。
なんだか自分の生徒がOBになって相談しに来たみたいで、
ついつい親身になってしまう。
うーん、おせっかいの血が騒ぐ……

他の講師に「知り合いですか?」と聞かれ、
「いや、この間、偶然会った人。塾に興味あるっていうから連れてきた」
と言うと、
「なんか……、いろいろ大変ですね
と半分あきれられながら感心(?)された。

でも、連れて来てよかったと思う。
結局、来週から私のお手伝いのアルバイトをしばらくしてもらうことになった。
10月に入るとすぐにテスト期間に入るし、手は足りないのでちょうどいい。

1時間ほど私の授業に入ってもらったけれど、素質はある。
・子供にすぐに馴染める(尻込みしない)
・勉強熱心(疑問に思ったことをすぐに聞いてくる・メモをとる)
・コミュニケーションがとれる(挨拶する、名前を聞くなど)

こんな最低限のことができない人もやっぱりいるからなぁ。
すぐに生徒と馴染んでいてびっくりした。
短い期間でも、ひのきで何かを得てくれたらいいなと思う。

21日に毎年恒例「浴衣の会」があるので、それにも誘った。
ちょっと時期はずれだけど、今年もやることになった。
まあ、単なる飲み会なんだけど、もう6年くらいは続いている。

私がやらないと無理かなと思っていたら、
勝手に事は運んでいて、もう既に盛り上がっている。
さらに、今年は異例の事態で、前日の夜も飲み会だとか……
そこから浴衣の会の準備になだれ込み、いよいよ本番?!
若者は元気だなぁ。
何にしろ、盛り上がっているのはいいことだ。
みんな仲良くて、楽しそうで、それを見ているだけですごく嬉しい。

私も昨日は久しぶりに堀先生と二人で飲みに行った。
相変わらずビジネスの話やなんかをして、楽しかった。
神田昌典氏の『非常識な成功法則』を実践するかどうかとか、
今後の展望とか、私の仕事のこととか。

やっぱりひのきに戻ってきてよかったなぁ。
ベッタリは難しいけど、このくらいの距離感がちょうどいい。

夫のディレクション

2008-09-17 00:02:41 | 仕事
今日は栗ごはん。

夕方からの取材で帰ってきたのが9時前だというのに、
宅配の野菜に栗が入っていて。
「え~!」って感じだ。

というのも、この栗はなるべく自然のままで送られてくるため、
虫がわかない処理がされていない。
なので、今日中に調理してしまわないと、恐ろしいことになるのだ。

疲れて帰って来てから、栗をむくほどしんどいことはない。
でも、虫がうじゃうじゃわくのは嫌だ。
1時間かかって栗をむいて、栗ごはんにした。
そろそろ炊ける頃……。

まあ、栗ごはん自体は大好きなんだけどね

さて、この間、真っ赤になって帰ってきた原稿の続き。
連載第2回の初稿を昨日は提出した。

この日記に、もうこんなヘマはしない。
「これは絶対なんだ!」と書いたが、
ちゃんとそれを実行できた。

担当者から「修正箇所はありません」とのお言葉。
このまま府のチェックに出されるそうだ。
やった!

実は、この快挙の裏には、わが夫の助けもあった。
仕上がった原稿を読んでもらい、意見を述べてもらったのだ。
第三者の目ってやっぱり大事。
それに、幸い彼はディレクター(もうコピーライターではないと思う)。
的確な意見を述べてくれた。

それは自分でも「第三者はわかりにくいのでは?」と思っていた箇所ばかりだったから、すぐに納得がいって修正した。
もし、彼に見てもらっていなかったら、今日の一発OKはなかったかもしれない。
そう思うと、感謝、感謝

ただ、後で「かおり、このことを日記に書きなさい!」と言ってきたのが彼の残念なところだ。
活躍も書いたけど、裏話もつけました、はい

しかし、なんにしろ、仕事がうまくいったのは嬉しい。
連載残り2回もがんばろう