昨日、塾に行ったら、ノリノリで生徒のN君(中3)が現れた。
見ると、ピンクの縁の大きなサングラスをかけている
野村サッチーって感じもするサングラス……。
こういうのがカッコイイのかな、よくわからん……。
流行は巡るというけれど、この子は髪型も80年代のサーファーみたいで
トップは短くて襟足は肩より長くて梳いている。(わかる?)
またこういうのが流行ってるんだなぁと感慨にふける……。
ピアスの穴は両耳合わせて5つ。
派手だけど、とってもいい子でクラスのムードメーカー的存在。
その後に続いてI君が入ってきた。
休みがちな子なので「おー!今日はちゃんと来たか!偉いやん
」と迎えて、ふと顔を見たら……
口に何かついている。
ん?
よく見ると……
安全ピン!!
下唇の右下くらいに安全ピンを貫通させているのだ!
二人ともニヤニヤしながら私の反応を見ていた。
怒られるかと思っていたみたいだ。
でも、私が最初に思ったのはこうだった。
「ご飯食べるとき、困るやん!!」
すると二人とも「そこ?一番に言うこと、そこ?」と
新喜劇みたいにこけそうになっていた。
「ちょっと、よく見せてよ~」と口を開けさせて見たら、
完全に貫通してる!
またそれを動かして見せるもんだから、寒気がした。
こわっ!!
なんでそんな痛くて不便なことをするのか意味がわからん……
安全ピンって……、80年代のパンクロックか!
とツッコミたかったけど、微妙なのでやめておいた。
(やめて正解。安全ピン=パンクロックという連想も古いな)
私は結構面白かったのだが、塾的にはやはりまずいらしく、
堀先生に言ったら「注意しとくわ」と言われた。
ま、いろんな保護者も来るし、そりゃそうか……。
このやんちゃなCクラスをどうまとめていくか、というのが私の今の課題で。
1ヶ月ほど、かなり悩んだ。
中3なのに、まるで幼稚園だ。
13人のうちほぼ全員が去年まで個別指導クラスだったので、
個別に説明しないと理解できない、やらない、という生徒もいるし、
とにかく団体行動という意識がない。
「うるさい!黙れ!」と怒っても、その声がかき消されるほどだ。
堀先生が見かねて「フォロー入ろうか?」と言ってくれたけれど、
これから入試まで長い付き合いになるのだから、
私自身が何とかしなければならない問題だと思い断った。
どうしたらわかってくれるんだろう、
どうしたら後悔しない1年間を送らせてあげられるんだろう……
そればかり考えていた。
やんちゃで、言うことは聞かないし、
女だと思って私の事はなめくさってるし、
甘えたでどうしようもないけど……
でも、このクラスの子はみんなすごくいい子だ。
ちょっとしたきっかけでめちゃくちゃいいクラスになる……
それがわかるし、何やかんや言ってもかわいいので、なんとかしたかった。
昨日は授業の途中に少し話をした。
怒るんじゃなく、きちんと話をしよう、と思ったのだ。
あんたらは、これから入試までやっていく「チーム」なんやで!と。
チームの仲間の足引っ張り合ってどうすんねん、と。
みんなでBクラスと入れ替えになるくらい頑張ろうや!と。
どこまでわかってくれたかはわからないが、
その後は少しムードが変わったような気がする。
忍耐だ。
そう、しつこく毎回言い続けよう。
忍耐だ。
そう、「北風さん」から「太陽さん」作戦に変更。
力で無理やり変えるのではなく、心で自発的に動くようにする。
旅人のマントを見事に脱がせた「太陽さん」のように……。
どちらにしろ、2時間の授業の後は、もうぐったり……
13人に2時間気を遣いながら教室を走り回る。
おまけに新人講師の面倒も一緒に見なければならない。
基本的に、人に気を遣うとか苦手やねんけど……
自由気ままに自己中にふるまって、みんなに気を遣ってもらいたいんやけど……
そんな自己中全開で生きてきた私がなんだか優しいので、
この間、Bクラスの山口くんのフォローに入ったとき、
「なんでそんな優しいんですか?!
」
と山口くんに聞かれてしまった。
「わかる?」
「わかりますよ……。全然違うじゃないですか……」
「方針を変えた。もう怒らないしキレない」
と伝えておいた。
実際、怒るのが好きな人間なんているわけもなく、
怒るとエネルギー消費が激しくしんどいのだ。
でも、「生徒のために」「早く躾けなくては」「これが私の仕事だ」
という気持ちで必死にやっていた。
ほったらかして、結局成績も上がらず、行きたい高校に行かせられないなんて嫌なのだ。
でも、この1ヶ月、いろいろ考えて反省もして、方針を変更した。
努力して成果が上がらなければ、「変える」ことだ。
ビジネスでも何でもそうだけど、「努力」より「変える」ほうが
びっくりするほど成果が上がることが多い。
Bクラスの生徒は若干私の変化を気味悪がっていたが……
いつもなら怒鳴りつけるところを
「はい、ちゃんとやろうね~。どうしたん?しんどいの?頑張って~!」とか
ものすごく優しく言い聞かせていたら、
生徒が言った。
「そんな優しい声で言われたら……
」
そして、不気味なヤツ……という視線を私に送りつつも、意外におとなしかった。
太陽さん作戦、成功しつつある?!
なんとかBクラスもCクラスも、「チーム」としてまとまってくれるといいんだけどね……。
一人ひとりは本当に素直でいい子ばっかりなので。
太陽さん作戦、続けるぞ~!
見ると、ピンクの縁の大きなサングラスをかけている

野村サッチーって感じもするサングラス……。
こういうのがカッコイイのかな、よくわからん……。
流行は巡るというけれど、この子は髪型も80年代のサーファーみたいで
トップは短くて襟足は肩より長くて梳いている。(わかる?)
またこういうのが流行ってるんだなぁと感慨にふける……。
ピアスの穴は両耳合わせて5つ。
派手だけど、とってもいい子でクラスのムードメーカー的存在。
その後に続いてI君が入ってきた。
休みがちな子なので「おー!今日はちゃんと来たか!偉いやん

口に何かついている。
ん?
よく見ると……
安全ピン!!

下唇の右下くらいに安全ピンを貫通させているのだ!
二人ともニヤニヤしながら私の反応を見ていた。
怒られるかと思っていたみたいだ。
でも、私が最初に思ったのはこうだった。
「ご飯食べるとき、困るやん!!」
すると二人とも「そこ?一番に言うこと、そこ?」と
新喜劇みたいにこけそうになっていた。
「ちょっと、よく見せてよ~」と口を開けさせて見たら、
完全に貫通してる!
またそれを動かして見せるもんだから、寒気がした。
こわっ!!

なんでそんな痛くて不便なことをするのか意味がわからん……
安全ピンって……、80年代のパンクロックか!
とツッコミたかったけど、微妙なのでやめておいた。
(やめて正解。安全ピン=パンクロックという連想も古いな)
私は結構面白かったのだが、塾的にはやはりまずいらしく、
堀先生に言ったら「注意しとくわ」と言われた。
ま、いろんな保護者も来るし、そりゃそうか……。
このやんちゃなCクラスをどうまとめていくか、というのが私の今の課題で。
1ヶ月ほど、かなり悩んだ。
中3なのに、まるで幼稚園だ。
13人のうちほぼ全員が去年まで個別指導クラスだったので、
個別に説明しないと理解できない、やらない、という生徒もいるし、
とにかく団体行動という意識がない。
「うるさい!黙れ!」と怒っても、その声がかき消されるほどだ。
堀先生が見かねて「フォロー入ろうか?」と言ってくれたけれど、
これから入試まで長い付き合いになるのだから、
私自身が何とかしなければならない問題だと思い断った。
どうしたらわかってくれるんだろう、
どうしたら後悔しない1年間を送らせてあげられるんだろう……
そればかり考えていた。
やんちゃで、言うことは聞かないし、
女だと思って私の事はなめくさってるし、
甘えたでどうしようもないけど……
でも、このクラスの子はみんなすごくいい子だ。
ちょっとしたきっかけでめちゃくちゃいいクラスになる……
それがわかるし、何やかんや言ってもかわいいので、なんとかしたかった。
昨日は授業の途中に少し話をした。
怒るんじゃなく、きちんと話をしよう、と思ったのだ。
あんたらは、これから入試までやっていく「チーム」なんやで!と。
チームの仲間の足引っ張り合ってどうすんねん、と。
みんなでBクラスと入れ替えになるくらい頑張ろうや!と。
どこまでわかってくれたかはわからないが、
その後は少しムードが変わったような気がする。
忍耐だ。
そう、しつこく毎回言い続けよう。
忍耐だ。
そう、「北風さん」から「太陽さん」作戦に変更。
力で無理やり変えるのではなく、心で自発的に動くようにする。
旅人のマントを見事に脱がせた「太陽さん」のように……。
どちらにしろ、2時間の授業の後は、もうぐったり……

13人に2時間気を遣いながら教室を走り回る。
おまけに新人講師の面倒も一緒に見なければならない。
基本的に、人に気を遣うとか苦手やねんけど……
自由気ままに自己中にふるまって、みんなに気を遣ってもらいたいんやけど……
そんな自己中全開で生きてきた私がなんだか優しいので、
この間、Bクラスの山口くんのフォローに入ったとき、
「なんでそんな優しいんですか?!

と山口くんに聞かれてしまった。
「わかる?」
「わかりますよ……。全然違うじゃないですか……」
「方針を変えた。もう怒らないしキレない」
と伝えておいた。
実際、怒るのが好きな人間なんているわけもなく、
怒るとエネルギー消費が激しくしんどいのだ。
でも、「生徒のために」「早く躾けなくては」「これが私の仕事だ」
という気持ちで必死にやっていた。
ほったらかして、結局成績も上がらず、行きたい高校に行かせられないなんて嫌なのだ。
でも、この1ヶ月、いろいろ考えて反省もして、方針を変更した。
努力して成果が上がらなければ、「変える」ことだ。
ビジネスでも何でもそうだけど、「努力」より「変える」ほうが
びっくりするほど成果が上がることが多い。
Bクラスの生徒は若干私の変化を気味悪がっていたが……

いつもなら怒鳴りつけるところを
「はい、ちゃんとやろうね~。どうしたん?しんどいの?頑張って~!」とか
ものすごく優しく言い聞かせていたら、
生徒が言った。
「そんな優しい声で言われたら……

そして、不気味なヤツ……という視線を私に送りつつも、意外におとなしかった。
太陽さん作戦、成功しつつある?!

なんとかBクラスもCクラスも、「チーム」としてまとまってくれるといいんだけどね……。
一人ひとりは本当に素直でいい子ばっかりなので。
太陽さん作戦、続けるぞ~!