明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

栃木の友、大阪へ

2010-10-25 18:56:44 | 友達
毎日日記を書くという目標はあっけなく破れ、
またしばらく書いていなかった。

では、いろいろたまっていたことを・・・

まず、12日に栃木からもんちゃんが帰って来た!
特に何も用事がない帰阪は本当に久しぶり・・・
栃木にオヨメにいって、ダンナさんとバイオリン職人をやっているもんちゃん。
いあん(ダンナさん)と二人で夜、うちにご飯を食べに来てくれた。

二人とも体質的にアルコールが全く飲めないので、鮭といくらのちらし寿司を作った。
あとは、
鰆の南蛮漬け
じゃがいもとかぼちゃのキッシュ
れんこんと鶏肉のピリ辛揚げ煮
水菜とベビーリーフの温玉サラダ(温玉が固まりすぎて茹で卵に!)
チキン南蛮
・・・あとなんやったっけ?
こんなもんかな?

この秋は来客が多すぎて、料理しまくっていたので、
誰に何を作ったのか忘れてしまう。
9月はひのきメンバーが来て、翌週に日本酒の会があって。
10月はバンドメンバーが来て、もんちゃんが来て、昨日は原田くんが来て。
毎回7~9品は作らないと気がすまないし、
何度も来ている人には前と同じものを作らないように気をつけないといけないので、もうレパートリーが・・・
親子ちらしと生春巻でだいぶん乗り切ってきたけど、これももうほぼみんなに出したから、次は使えないなぁ・・・

とりあえず、もんちゃんといあんはとても喜んでくれて、いっぱい食べてくれた。
特にれんこんと鶏肉のやつを「うまっ!」と言って食べてくれるのが嬉しかった。
やっぱり料理したときに、「おいしい、おいしい」といっぱい食べてくれると作った甲斐があるというもので・・・

途中で夫も帰宅し、4人でテーブルを囲んだ。
久しぶりに会えて話せて、本当に楽しかった。
もんちゃんの天然ぶりを、いあんが巧みに修正するのが横で見ていて面白い。
とてもいい夫婦だな、と思う。

それに、いあんは年々、「男の渋み」を出している。
フェロモンすら感じられた・・・
夫も「いあんさん、なんかカッコイイなぁ」と会うたびに言う。
男の人は歳をとると「汚くなる」か「渋みが出る」かに分かれると思うのだが、
いあんは後者だなぁ・・・うん。

そして、16日(土)は、もんちゃんと二人で水無瀬川上流へ!
夫とよくバーベキューをするところだ。
家から歩いて1時間ちょっとで着く。

あちこちで熊のニュースが聞かれていたので、
「熊、出ないかな・・・」と私が言ったら、もんちゃんが急におびえ出した。
「大丈夫、大丈夫!この辺りは出ないやろ~」と慌てて訂正した。
すると、前からやってきたハイキングの人がチリンチリンと熊鈴を鳴らしている・・・

「あ、熊よけの鈴・・・
「うん・・・

と、嫌なムードになってしまったが、とりあえず大丈夫だと言い聞かせ、上流へと歩いていった。

辿り着いたら、まずは炭起こし。
いつもは夫にやってもらっているので、自分でやるのは初めて・・・

聞いてきたやり方で火をつけようとしたが、それより先にバーベキューセットが組み立てられない
二人でああだ、こうだと言いながらなんとか組み立てた。

ふぅ・・・
こんなところでつまづくとは!

さらに、チャッカマンで点火しようとしたら、つかない!
仕方なくライターで・・・

ふぅ・・・
ライターも持ってきてて助かったよ

そして、点火したものの、新聞が燃えるばかりで全く炭がつかない。
というか、着火剤すらつかない。
燃えるのは新聞のみ・・・

「無理かもなぁ・・・」
「嫌な予感するなぁ・・・」
なんて言いながらも、頑張っていたら、ようやく燃え出した!
結果的には、最高の炭火になり、バーベキューは大成功!



もんちゃんが私の日記を読んで「食べたい」と言っていた秋刀魚も焼いてあげられた。
よかった・・・!

それから、鍋も持って行っていたので、お湯を沸かして紅茶もいれてあげた。
もんちゃんは寒がりだから、きっとあったかい飲み物が嬉しいと思ったのだ。
アルコールもダメだしね。

すごく喜んでくれて、本当に楽しいバーベキューだった。

いっぱい二人でしゃべって、家までの帰り道もずっとしゃべって、昔みたいだった。

別れ際は淋しかったけど、でも、今回の帰阪はたくさん遊べたので満足!
やっぱり一年に一回くらいは帰って来てほしいなぁ・・・

遠く離れた場所で暮らす友のことを、いつも大切に思う。
頑張ってるだろうと思うから、私もがんばれる。

久しぶりに会えてよかった。
この秋、いちばん嬉しかった出来事


優しいショコラ

2010-10-01 11:11:19 | 友達
秋の風が吹いた日、
思いがけず「秋のプチギフト」が届いた。



上から、
ビスキュイ・ショコラ
サブレ・ヴィエノワ
ケーク・オ・キャラメル

いわさきっちが作って送ってくれたのだった。

どれも美味しかったが、キャラメルのケーキが最高!
キャラメル、オレンジピール、りんごの甘煮が練りこんであって、
このマッチングが絶妙なのだ。
生地はしっとりとやわらかく、
一口食べると、りんごの酸味と甘味がふわっと口の中に広がる。
そして、キャラメルの香ばしさが後から追いかけてくる。
こんなの食べたことがない。
若干、恍惚としながら食べた。
(夫に半分残すつもりが、気づいたときには食べ終わっていた

ショコラは夫と二人で食べた。
いわさきっちのショコラはいろいろタイプがあって、
今回のはあっさり軽いもの。
ほろほろと崩れるような軽さとしっとり感。
甘さも控えめで、チョコレート味はどちらかというと前面に出てこない。
隠し味のようにケーキを支えている。
(もちろん、味の種類はチョコレート味なんだけど)
生地の美味しさまでしっかり味わえるのがいい。
特に端っこのほうは香ばしさがあっておいしい。
食後でもこれならペロッといけるな、と思った。

夫は気に入ったようで、
「これ好き!!
看板メニューになるで!」
と大絶賛。

私は前に誕生日にもらったほうが甘さがちょうどよかったというと、
「男の人はこれくらいがちょうどいいと思う」と言っていた。
私は「めちゃくちゃ甘い!食べられん!」と
甘いのが苦手な人が感じて「ちょうどいい」くらいの味覚だからなぁ。
どちらかを選ぶなら、いつものクラシック・ショコラのほうが好きだった。

クッキーは、サクサク!
優しい味。
バニラがほんのり香る。
バターや卵などの素材の味をしっかり生かせているシンプルなクッキー。
チョコや抹茶、ゴマなど、何も入っていないから、
腕に自信がないと作れないタイプだなぁと思った。
これもめちゃくちゃ旨い

夜中に一人、ショコラとウイスキーを合わせてみた。


ウイスキーはグレンリベット12年。
私は、ウイスキーとチョコの組み合わせがとても好きで。

ウイスキーに合わせるのには、もうちょっと甘いほうがよかったかもしれない。

でも、ショコラを食べていたら、じんわりしてきた。
なんて優しい味なんだろうか、と。

いつもこの優しさに慰められてきた。

誕生日、結婚、新築・・・
嬉しいときには、それを一緒に喜んでくれるような、幸せの味。
そして、私が辛い時、元気のない時には、癒してくれる味。
気がつけば、いつもこの優しい味があったなぁと・・・

真夜中にウイスキーを飲みながら、
じんわり、じんわり、噛み締めていた。

頑固な私を好きな人

2010-07-26 01:43:43 | 友達
進んだ道も、性格も、今の生活も、何もかも違うのに、
ずっと一緒にいられる友達がいる。

出逢ってからもう25年。
四半世紀を過ぎた。
それでも、変わらずそばにいてくれる。
そういう友達。

金曜日は、かどやと二人で飲みに行った。
近場で高槻。
初めてのお店だったけれど、いい日本酒をいっぱい置いていて、
居心地もよくて気に入った。
ビールの後、日本酒3杯。
花垣、東北泉、篠峯。

たわいもない話で盛り上がった後、かどやが言った。
「この間のブログ読んでびっくりした。葉巻吸うなんて知らなかった」と。
かどやとはずっと一緒にいたけれど、
本当に定期的に会うようになったのはこの3、4年だ。
だから、まだ私のことで知らないこともある。
逆も然り。

じゃあ、カスクへ行こうと、行きつけのバーへ。
そこでまたウイスキーを3杯。

「明日はワイン会があるから、控えめにしとく」
なんて、先にメールを送っていたにも関わらず、
あまりの楽しさについつい我を忘れ、
「よっしゃー!今日はもうとことん飲もうぜ~
みたいになっていた。

もちろん、あの話したなとか、こんな話で盛り上がったなとか、
断片的には覚えているのだけど、
ほとんど、たわいもない話ばかりで。
だけど、それがめちゃくちゃ楽しくて。

かどやに「私のどこがいい?」と馴れ合いカップルの女みたいな質問をしてみたら、
意外な答えが返ってきて、
いつもこの人は自分のことをアホやと言うけど、
やっぱりアホじゃないよなぁと思った。

「頑固なとこ」

彼女はそう言ったのだ。

頑固なところか・・・
もちろん、いい意味で言ってくれている。
自分がこうと決めたらとことんつきつめる。
誰にも迎合せず、自分のこだわりを突き通す。
どうでもいいことに意地になる。
・・・私の頑固さを、彼女はよくわかってくれているのだ。
そして、それが、私自身を作っている核になっていることも。

そんなことを改めて感じて、とても嬉しかった。
お酒も美味しくなるはずだ。

気づけば2時半を過ぎていた。
お互いタクシーに乗り込み、家路をたどる。
タクシーの運転手さんとお話。
不景気をどう乗り越えるか。

降りるとき、「お互い頑張りましょう!おやすみなさい」と言ったら、
「ありがとうございます。今日、最後のお客さんがいい人でよかったです」
と言ってもらえた。
ちょっとした触れ合いだけど、なんだ心があたたかくなった。

ああ、昔なら、今日の出来事を小説にしたなぁと思った。
それがわかるようにはなったけど、まだ物語にはならない。
でも、最近、そういう瞬間がいろいろあって、
もしかしたらまた書けるかもしれないと、
そう思うだけで、今は明日が楽しみに感じられるのだ。

芦屋花火とワインの会

2010-07-26 01:33:12 | 友達
昨日は、もう恒例になっている芦屋の花火大会だった。
あや&としくんのマンションのベランダからまともに花火が見えるので、
毎年集まっては花火とワインを楽しむ。
集まるのは、私とあやの関係者ではなく、としくんの会社の人関連がほとんど。
でも、そのおかげで、いろんな素敵な人と知り合えた。

今年はとしくんの会社の行事と花火大会の日が重なったということで、
会社の人達の参加はあまりなし。
あや、としくん、私、夫、それにとしくんの会社のM井さん。
以上5名という少人数での会になった。

でも・・・というか、だからこそ、「いいワインを」と、
としくんは結構いいワインを用意してくれた。

書きとめなかったので、ワインリストを後で送ってもらったら、詳しく書こうと思う。
まず最初はビールで乾杯。

料理は、春巻き。
あー、春巻き大好き~
それも、めっちゃ美味しい。

そして、最初のワインは白。
香りも味もやや弱めでシンプル。フルーティーで飲みやすいワイン。
M井さんが持ってきてくれた鱧のゆびきと、あやの作った鱧と大葉の天ぷら、
それから、オレンジの味わいのする生ハムとで楽しんだ。

次の白ワインは、うちの夫をイメージして買ったという白ワイン。
香りは強く、複雑。
味わいもブドウの酸味がしっかりしていて、濃厚。
これは、ヤンキー時代の夫の味だな

余談だが、うちの夫はヤンキーとか不良漫画が大好きだ。
高校時代の同級生によると、微妙につっぱっていたらしい。
家の中でもパッと見ると、ヤンキー座り(いわゆるウ○コ座りというやつだ)を
しているときがあって、びっくりする。
漫画を読んでいるときなど、勝手にそうなるみたい。
端から見ているとしんどそうなのだが、それが一番落ち着くみたいだ

料理はパテが出て、
「おしゃれ~
と、私と夫。

サラダにしても、ジャガイモを使って、マスタードのドレッシングのサラダとか
なんか1つ1つがおしゃれなのだ。
私も最近、おしゃれ料理を頑張っているが、なんか違う。
所詮、おじいさん料理から抜けられないのだ

ワインは、赤に。
最初の赤はM井さんをイメージしたという。
舌にザラつくような渋みを感じるけれど、優しい。
きれいな中にも何か主張を感じる、でも、しっかりと旨い。
まさにM井さん

M井さんという方は、私より年上なんだけど、とてもきれいでシュッとしている。
私や夫のこともすごく褒めてくださって、恐縮しっぱなし。
でも、本当にありがたく、優しくて品格のある方だなぁと、うっとりした。

赤ワインが出てからは、料理はチーズとパンに。
赤ワイン、チーズ、パン。
この3つの組み合わせ以上のものはないと、改めて思った。

最近、私はダイエットのために炭水化物をセーブしていたので、
なんかよけいにおいしくて、びっくりするくらいパンを食べ続けた。

あと、肉団子の煮込みと、冬瓜の煮物も美味しかった。
冬瓜は冷たく冷やしていて、夏にピッタリ。
料理は全部美味しかったなぁ。
それに、なんでオシャレなんだろう・・・

最後の赤ワインは、無理やり「私のイメージやんな?」と言ったら、
「う、うん・・・」ととしくんはうなずいていたけど、本当かどうかはわからない
でも、最後の赤ワインが一番美味しかった。
好きだ~
渋みはほとんどなく、かといって酸味も特別にはなく、
突出したものはないのだけど、ただただ旨い。
きれいで、でも物足りなさは決してなく、
日本酒でいえば、旨い大吟醸みたいな感じ。

飲んだ後に、思った。
あー、これは絶対私をイメージしたワインではない・・・
私はこんなに主張なくしっかりした人間ではないから。
むしろ反対だろう。
主張はあるけど、しっかりしてない・・・

ワインの後は、M井さんの持ってきてくれた天の戸の大吟醸を飲んだ。
すっきりとして美味しかった。
でも、本当のことをいえば、結構酔っ払っていて、たくさんは飲めなかった。
あー、今ならもっと飲めるのに・・・と残念でならない

花火ももちろんきれいだった。
あやと花火を見ながら村上春樹のBOOK3の話をしていた。
文学の話ができるってのはいいな。
それも、自分より考えが深くて、参考になる。

そして、宴もたけなわになった頃、あやと二人でケーキを持って行った。
部屋を暗くして、ろうそくを灯して。
実は、昨日は夫の誕生日。
あやにケーキを買っておいてほしいとお願いしていたのだ。

夫のリアクションは微妙だったけど
(後で聞くと、あまりこういうことをされたことがなく、
恥ずかしいというか、どう反応していいのかわからなかったみたいだ)
でも、なんかほのぼのしてよかった。

M井さんが夫に「何歳になったんですか?」と聞くので、
「29歳」と答えると、「えー!!」っとめっちゃびっくりしていた。

ははは・・・
私の自慢の年下夫です

夫は老成しているので、あまり歳相応には見えない。
それもあって、29歳という事実にM井さんは衝撃を受けていた。
「どうやって出会ったんですか?」
と聞かれたので、なれそめも話した。

私は夫とのなれそめを話すのが大好きだ
話しながら、いつもその時の感情を思い出すから。
あんな運命的なことってない。
昨日もまた話して、自分でひたってしまった

M井さんは、何度も「お二人は仲がいいですね~」と、私たちのことも褒めてくださった。
確かに、仲はいい。
私が、彼がいつもお弁当を食べた後に「今日のお弁当、美味しかった」とメールをくれるとか、
結婚してても1日に10回はメールをするとか言うと、
めっちゃびっくりしていた。
確かに、そういう意味ではかなりラブラブだなぁ
まあ、全部夫のおかげだけれど。
彼は本当に優しい人なので、私みたいな破天荒で自己中な人間でもなんとかやっていける。

他にもいろんな話をして、とても楽しい会だった。
また来年も、お呼ばれできればいいなぁ

慌しい日々の後で

2010-07-05 14:58:56 | 友達
こんなに長い間、日記を書かなかったことってない。
「書かない習慣」というのが身につきそうで恐ろしくなった。

意外に簡単にそうなるんだとわかって怖い。
言葉を書くことを仕事にしている私にとって、
とにかく毎日読んだり書いたりってのは必要なことだと思う。
仕事以外にも。

6月後半からとにかく忙しくて……。
ただ、単に「忙しい」というのはちょっと違うかもしれない。
コピーの仕事が進まず、予定外の仕事も入り、
自分の中で立てていたスケジュールが崩れていき、そして悪循環に陥っていたのだ。

仕事が押す⇒寝れない⇒効率が下がる⇒仕事が押す⇒寝れない・・・
この繰り返しで

久しぶりに床で転がって寝た。
夫が階下でサッカーを見ながら盛り上がっている真夜中、
2階の仕事部屋の固い床の上で転がっていた。
時々起きてパソコンに向かって、また転がって仮眠をとって。
昼間は取材、夕方は塾。
体もしんどいし、仕事はうまく進まないしで、かなりまいっていた

「コピーは時間をかければできるものじゃないから」

この間、ライター友達のアンデルさんと飲んでいたとき、
そんな話が出て、ほんまやなぁと思った。
取材記事はだいたいかかる時間の予測がつくし、予定通り進んでいく。
でも、コピーって、「作る」よりも「発見」の部分が多くて。
ひらめかなければいつまで経ってもひらめくことがない。
そして、そのひらめきに対してGOを出す判断と勇気。
文章を書くなんてことより、ずっと才能のいる仕事だと思った。

また、今回しんどかったのは、形が違うだけでデザインは全く同じという
「ボートバッグ」と「トートバッグ」のコピーを作成しなければならなかったからだ。
色も素材も全て同じ。
これって、分ける必要があるんだろうか?
それも、キャッチはイメージをメインにするように言われているので困った。
イメージ、同じやん?

それも、キャッチ+3行リード
さらにボディコピーが700字前後。

1種類だけでも書く内容が足りないのに、ボートバッグを先に作成したら、
トートバッグではいよいよ書くことがなくなった。

コピーって、自信がないとダメだなぁ。
正解がない分、自分のセンスと自信で「コレ」と決めなければならない。
取材記事は、正しいことをわかりやすく伝えればいいのだけど、
コピーは伝える+購買意欲を駆り立てることも必要。
営業ツールであるということを考えなければならない。
同じ言葉をあやつるのでも、全然違うものなんだなと改めて知った。
この先続けていくか、迷い中。
自分の気持ちもそうだけど、先方から切られるという可能性もアリ。

しかし、先週末、全ての仕事が一段落したところで、
このコピーの仕事を一緒にやっているライター・あんこちゃんと一緒に飲みに行った。
一度顔合わせはしたことがあったのだけど、ゆっくり話すのは初めて。
でも、きっと気が合うだろうと思っていた。
メールでのやりとりで、それはわかった。

京都で、あんこちゃんのおすすめの串カツ屋さんへ。
串カツといってもちょっとお洒落で、雰囲気のよいお店。
日本酒がいろいろあって、それだけでワクワクした。

あんこちゃんは思っていた通りの人で、すぐに意気投合。
お酒を飲みながらいろんな話をした。

その時に、私のコピーを読んで、自分とはテイストが全く違うけど、
「素直にいいなと思った」と言ってくれて、それがとても嬉しかった。
もう少し頑張ってみようという気持ちになれた。

まだまだ話したりないのに、楽しくてあっと言う間に時間が経ってしまった。
私はあまりライター友達がいないので、彼女みたいな存在はとてもありがたい。
久しぶりの良い出逢いだ。
長くお付き合いできそうな気がする。
新たな出逢いに感謝

ライター友達といえば、アンデルさんが新居お祝いをもってうちに来てくれたのも先週。
山崎散策もしたいということで、まずはサントリー蒸留所へ。
試飲で出されたハイボールを飲んで、アンデルさんは「美味しい!」と感動していた。
暑かったからか、「角」ではなく「山崎10年」だったからか、
「ハイボールって、こんなに美味しかったっけ?」と疑いながら飲み干していた。
思っていた以上に喜んでくれてよかった。

その後は、私が器を買うお店に連れて行った。
ちょうど柴田雅章氏の展示会の後だったので、氏の作品もまだかなりあった。
欲しい物はいっぱいあるが、とりあえずガマンだ。

アンデルさんは河井久氏の角鉢を購入。
かなり悩んだ末の選択だったけれど、間違いないと思う。
私も同じものを持っているが、かなり使いやすい。

忙しい毎日で、器をじっくり見るなんてこともしばらくなかったけれど、
美しいものに囲まれていたら癒されていくのがわかった。
やっぱり器が好きだなぁ・・・

その後、ようやく我が家へご案内。
「ペンションみたい!」
「どうやって掃除してるの?ピカピカ!」
「居心地いい~!泊まらせて~」
と、すごく褒められていい気分。

そして、お祝いにと、唐津のぐいのみをいただいた。
その前にいた器屋さんで「唐津好き?」と聞いてきたのはこういうわけだったのか。
私は「大好き!」と答えていたのでよかったが、「あんまり」だったら気まずかったな・・・

唐津は本当に好きで、素朴で飾りっけがないところや、
土っぽいけど重さを感じさせないところが気に入っている。
「侘び」という言葉のイメージだ。

いただいたぐいのみは、千鳥の模様が入っているもので、
2つお揃いだけど大きさや形が違い、それがまたお洒落だった。
唐津のぐいのみは持っていなかったので、とても嬉しい。
またコレクションが増えたなぁ。

そんな感じで、忙しかった6月後半を終えた後、
早速二人のライター友達と会い、疲れ果てていた気持ちは随分癒された。
疲れた時は、気の合う人と美味しいものでも食べて過ごすのが一番!

他にもいろいろ書きたいことはあるけれど、今日はこのへんで。

いろんな再会

2010-06-06 07:46:34 | 友達
東京での取材が終わった最終日、栃木にお嫁に行ってバイオリン職人をやっているもんちゃんと会った。
およそ一年ぶりの再会。
明治神宮へ行った。
森の中のベンチに座って、木々のざわめきを聞きながらずっとしゃべった。

10代の頃、2人で自転車を走らせて、神社の境内でいつまでもしゃべっていた記憶が鮮やかに蘇る。
2人は変わったけど、2人の間の空気は変わらない。
その空気を心地よく感じながら、時折森の緑に目を移して。

いろんな話をして、楽しかった。
片思いの遠距離恋愛みたい。
大好きな大好きな親友。
本当は毎日でも会って語りたい友。
全部わかってくれる人。

栃木に帰っていくもんちゃんに見送られて大阪へ帰ってきた。

翌日、塾のフォローをサボって飲みに行った。
まだ東京だと思っていた講師もいたようで申し訳ないが

私は高校のとき、男子バレー部のマネージャーだった。
一緒にやっていたのは中学からの同級生。
美人でパワフルな女の子。
どんくさい私はいつも彼女と比べられているような気がして劣等感の塊だった。
そんな想いがあったからか、わりと彼女が早く結婚してしまったからか、
もう10年も会わずじまいで。

先月の同窓祭に誘ったのを機に久しぶりに会うことになった。
3人目の子供を昨年生んだばかりで仕事にもう復帰しているという忙しい彼女に合わせると、どうしても塾のフォローを休まなければならず、申し訳なかったけれど。

焼き鳥食べながら、2人にしかわからない、昔話に花を咲かせれば、一気に周りの空気が高校時代に帰る。
「さんちゃんってほんまに変わらないね~」
なんて、嬉しいような、なんとも複雑な、褒め言葉をもらい。

幸せを絵に描いたような生活。
とてもスタンダードな。
相変わらず美人でパワフルな彼女を前にして、
でも、もう劣等感に締め付けられる自分はいなかった。
そのことに、我ながらびっくりした。
私はもうあの頃の私じゃない。

また近々会おうと約束して、手を振って別れた。
夫が仙台に行ったのをいいことに、独身時代のフルコース。
まずは、バーカスクへ。
さっきビール2杯と日本酒3杯飲んでいたのに、全く酔っていなくて、ウイスキーを3杯。
さらに、バーセブンへ。

この2つは高槻での行きつけのバー。
若いときから一人でふらふらと寄ってた。
カスクはウイスキーがいっぱいあるし、セブンは落ち着いた雰囲気とマスターがいい。

セブンでまたウイスキーを1杯。
ああ、なんか幸せ。
私はこんなふうに一人で飲むのが大好きなんだ。
ジャズの流れる薄暗いカウンターで、ぼんやりした頭で、琥珀色のグラスを傾けて。
時間が贅沢に、自分だけのために、流れる。
もう終電もとっくに出てるから、逆に時計を見る必要もなく。

まったりとした空気に身を委ねれば、ふわふわと心地よく、自分を解放できる。
いつからこんな空気を味わってないのか。

突然製造中止になったウイスキー、山崎樽出原酒15年のボトルを見つけ、売ってほしいと頼んだら、
マスターは気持ちよく承諾してくれた。
15000円で買い上げた。(原価10500円)
いくら出してもいいと思っていたので、めっちゃ嬉しい。
大事に飲もう。
もう二度と製造されないのだからお金に変えられない価値がある。

ウイスキー抱えてホクホクしながらタクシーつかまえて帰宅。
昔の私みたい。

夫にメールして、風呂にも入らず布団にもぐり込む。
ああ、これが好き。
でも、全然酔ってない。
なんぼでも飲めるモード。
ずっと体調悪かったけど、完全復活や!

一年ぶりの親友との語らいや、10年ぶりの旧友との昔話や、
それから、久しぶりの「ひとりバー」がパワーをくれたみたい。
自分を自然に見つめ直せた気がするんだ。

燃え尽きた……

2010-04-19 15:43:05 | 友達
昨日は、私の親友を招いての「新築パーティー」だった。
どうしても都合がつかなかった人もいたけれど、
大人7名、子供2名が来てくれた。

お昼1時に集まって……
最後の2人が帰ったのは、夜中12時!
だいたいみんな10時過ぎるまでいてくれた。

カンパイの時、夫がかしこまった挨拶をしたので笑った。
結婚式みたい(笑)
でも、「かおりが1ヶ月も前からずっと楽しみにして準備して……」と
言ってくれて、じんわりと嬉しかった。

ビール、よく飲んだなぁ。
30缶くらいあったと思うのだが……
若干、足りなかった。

ワインも3本開けたし、
日本酒は7本をいろいろ利き酒したけれど、あまり減らなかった。
今回は、皆特別に「日本酒が好き!」というわけでもないので、
ビール・ワイン中心になるだろうと思っていたから、
料理もそれに合わせた。

・ご馳走ちらし寿司(大葉・胡麻・生姜の入った酢飯に、鰻、いくら、えび、卵)
・野菜たっぷりミートローフ
・アスパラのマリネ(カリカリじゃことアーモンドのせ)
・トマトとモッツァレラチーズ(オリーブオイルとバジルで)
・白菜と鶏肉のクリーム煮
・あさりと野菜の白ワイン蒸し
・ホタテと豚肉のシュウマイ(蒸しキャベツを添えて)
・ホタテとマイタケのバターオイスターソース炒め
・かぼちゃとじゃがいものキッシュ
・さばだんご

以上、10品

本当は、明太子チーズコロッケも作っていたのだけど、
出すのを忘れてしまった!!
ショック~
めっちゃおいしいのに。

さばだんごも、としくんが「これ旨い」と気に入ってくれて、
「まだいっぱいあるから、あとで揚げるよ」と言っておきながら、忘れていた。

まあ、みんなおいしく食べてくれたのでよかった、よかった。

途中、夫が2階のベランダでまた炭火焼をやり始めた。
みんなどんどん上に行ってしまい……、大人気。
いいなぁ、家で炭火焼できるのは

しかし、また例のごとく、私は途中で眠ってしまった

なんでやろ?
酔っ払ってもないのに。
眠る時の記憶って全くなくて。
気づいたら、寝てた……といういつものパターン

たぶん、パーティーのときって準備もあるし、
仕事を残したくないから、その前々日くらいから仕事を片付けようとあまり寝ていないからだな……
特に今回は、前日にひのきの採用面接があり、帰宅したのが夜中。
前日も仕事で4時間くらいしか寝ていなかったのだ。

その疲れが出るのかな。
とりあえず料理も出して、
みんなが楽しそうにしゃべっている顔を見たら、
安心して気が抜けてしまうのかもしれない。

目が覚めてからも、布団にくるまっていて、
みんなが私の周りに来てしゃべってくれて嬉しかった。
私だけ寝転がったままという、お嬢様待遇

最後はみんなコーヒー飲んで、デザート食べたりした。

コーヒーは、新築祝いにふみことこうちゃんからもらったコーヒーメーカーで作った。
めっちゃいい!!
今日も朝から4杯目。
挽き立て、いれ立てはおいしいなぁ、香りもいいし。

あやととしくんからは、本格的な赤ワイングラス、
かどやからはウェッジウッドの八角形のお皿(風水的に縁起がいいらしい)、
中野からは上等なウイスキーをいただいた。
もんちゃんからも、お酒とガラスのぐいのみが送られてきた。
(私が前から飲みたがっていた、栃木の「大那」という日本酒)

なんか、こんなにしてもらって、いいんかな……と恐縮してしまう。
心から、ありがたい
パーティーで楽しんでもらえてよかった。
せめてもの気持ち……(寝てたけどね

しかし、朝起きると、脱力感。
本当はこういうパーティーを定期的にでもやりたいのだけど、
なかなかお祝い事でもないとみんなを集めて……というのは無理なので、
私はこのパーティーを本当に楽しみにしていた。

だから、燃え尽きたような感じだ。

その反面、矛盾しているけれど、不完全燃焼も感じている。

みんな楽しんでくれたのはよかったのだけど、
途中で寝てしまったのが、本当にもったいなかった。
せっかくみんなと一緒に話ができる貴重な時間を、居眠りによってつぶしてしまうなんて。
もっといっぱいしゃべりたかった……
炭火焼きも一緒にやりたかった……(1つも食べてない)

お酒もほとんど飲んでいないし(ビール1缶とワイン2杯と日本酒1合くらい)
料理も1口ずつ食べただけ。
ほとんどしゃべってないし、
あーん!!って感じだ。

私「靴下、いつの間に脱いだんやろ?」
あや「ずっと前から脱いでたで」

私「1Q84の3巻読んだ?」
あや「それ、さっきも聞いたで」

最初と最後のおしゃべり以外で覚えてるのそれくらい?!
もっと楽しみたかった!!(私が)

朝、起きたらおなかがすごく減っていて、体重が1キロ減っていた

そして、午前中は脱力感でぼんやりしていた。
みんなが洗い物をかなりやってくれていて、
それが本当に助かった。(ありがとう)
いつもなら朝から片付けないといけないところだ。

14時過ぎて、ようやくのろのろと動き始めた。
あー、楽しみにしていたことって、あっと言う間に終わるなぁ。

まあ、また来てもらおう。
友達は、ほんまにありがたいね

うさぎ効果?

2010-02-17 20:45:45 | 友達
一昨日は夜中3時半まで原稿を書いて寝て、朝も2時間原稿書いて送って、ようやく終了~
時計を見ると11時20分でギリギリ!
11時半にあやとふみこと待ち合わせていたので慌てて用意して出た。

昨日は久しぶりに3人で遊ぶことになっていたのだ
メインはふみこの家で飼い始めたうさぎを見に行くこと。
お昼を食べようということで、近所にできた中華の店へ。
ランチは安くてボリュームがあって、中華なのに優しい味で、とても美味しかった。
食べたら歩いてふみこの家へ。

着いたらすぐにうさぎと遊んだ。

可愛い~
癒やされる~

うさぎって静かで匂いもしないし、可愛いしで、いいよなぁ。
ふみこにうさぎ蘊蓄をたっぷり聞いて、私も飼いたくなった。
うさぎのいる生活かぁ…

悪くない…

うさぎを触りながら夕方までしゃべりまくった。
この日を楽しみにひたすら仕事してきたのだ。
ギリギリまでかかったけど、とりあえず抱えてる原稿を全部吐き出したので、ものすごい解放感!
あっという間に7時間。

そろそろ帰ろうかと思っていたら、ダンナさんが帰宅。
子供らを任せてふみこを連れ出していいかと聞いたらOKが!

そのまま3人でバーHOMEへ!
結局夜10時過ぎまで飲んでいた。
トータル11時間以上しゃべってたけど、まだなんぼでも話せる感じ
四半世紀も友達やってると、何も気を遣わないし、何でも知ってるし、いつまでも楽しい。

羽を伸ばすとはこのことか。
この2週間休みもなく原稿に追われ続けてたけど、完全にストレス解消できた。
楽しかったなぁ

でも、また今日から取材が始まった。
今日も歯医者さんの取材。
今月はまだあと7本も取材が入ってる!
メルマガも2本。
3月に入るとまた東京だし、帰るとグ○コの新サイトに使うテキストも。
そして、いよいよ公立の後期入試!
みんなが少しずつ賢くなってきてるのを実感できて楽しい。
ある生徒が今日「数学3やったのが4に上がった!」と言うのを聞いて、本当に嬉しかった。
夏休みは方程式も解けなかったのになぁ‥
初めて努力して達成感というものをこの子は体験したんだと思うと、少しは役に立てた気分

いろいろ忙しくなるけど、とりあえず今日は気持ちも晴れている。

うさぎ効果かな?

家のこだわり

2009-11-05 23:16:26 | 友達
ゆうちゃんが、藤子不二雄Aの「まんが道」を貸してくれと、うちまで取りに来た。(全14巻)

せっかく来るのに漫画だけ貸して帰ってもらうのも何なので、ちょっと上がってもらったら、結局4時間半も話した。

主に、マイホームの話

あさっての土曜日、ついに建物契約である。
これでもう後には引けない。
実はゆうちゃんも、私の新しい家からそう遠くはないところに家を建てている最中。
お互い情報を交換し合った。
正直、なんぼでも話がある。
家を建てる経験なんて、人生でそう何回もあるもんじゃないし、
やっぱりマンション暮らしの人が多いので、相談できる人があまりいないのだ。
それも同時期!!
話が合うのも無理はない。

ゆうちゃんの家のほうがうちの1.5倍くらいの土地があるので、
図面を見せてもらったら、やっぱり素敵・・・
本当に私がほしかった「庭」のある家。
LDKの広さはそれほど変わりないけど、ちゃんとした6畳の和室があるのが羨ましい

話していると、やっぱり「家」って大事だなぁと改めて思う。
その人の「こだわり」とか「生活スタイル」がかなり反映される。
重視する箇所も全然違う。
それから、建築を任せる会社によっても全然違う。
家を造るお金って、めちゃくちゃアバウト。
「こんな細かい手間賃とるの?」と思う箇所もあれば、
「え?これはサービスでタダなん?」という箇所もあったり。
その基準が全くわからないし、それも会社によって違う。
変な業界だなー。

そして、家造りというのは、夢は膨らむけど、
お金という現実的な問題により、一つ一つ夢をあきらめていく作業でもある。
そんなことを実感した

でも、それを悲観してはいけないなとも思う。
「わが家」だ。
愛情をもって造りたい。

私がこだわるのは、キッチンだと思う人がいるようだが、
実はそんなことはない。

トイレ!!

汚物を扱う場所だからこそ、できるだけ素敵に仕上げたい。
これまで築30年くらいの古アパートに住んでいた期間が長いので、
トイレって本当に雑だった。
前の家は無理やりリフォームして斜めに便座があったし、
その前の家はトイレットペーパーホルダーがぶっ壊れたし
(もんちゃんが直してくれた)
今はなんか狭くて、古~い感じの窓がある・・・

実家も古い団地だけど、
でも、いつも母がトイレには花や観葉植物を飾っていた。
だから、トイレには花を飾るものだという習慣が根付いている。
今も、無理やり変な窓のところにグリーンを飾っている。

これは私のこだわり。

だから、今回も絶対トイレのことだけは曲げなかった。
横にカウンターを付けてもらったのだ。
そこに、これからは好きなだけ花を飾れる・・・
それが嬉しい。

あと、こだわったのは、畳コーナー。
「和室」ではない。「畳コーナー」なのだ。
狭い土地なので、LDKを16.5畳とったら、和室の部分は3.75畳しかとれなかった
これは「和室」とは言えない・・・
子供の頃は、「絶対お茶室のある家に住もう」と思ってたんだよな・・・
(10歳から茶道を習っていたので)

LDKの広さだけは夫が譲れないという。
自分の部屋を削ってでもLDKの広さは守り抜いた夫だ。
さすがに私も何も言えない

で、LDK続きの畳コーナーになったわけだが、
3.75畳でもこだわれるだけこだわろうと思っている。

まずは、窓。
北側には例の「悟りの窓」をつける。
悟りの窓とは、京都の源光庵にある、丸い窓のこと。
あんなに大きくはないけれど、自分の家に丸窓があると思うだけで嬉しさでゾクゾクする
そこからは、小さな小さな坪庭が眺められるようにする。
近所の山や川から拾ってきた石と苔で、ミニミニ日本庭園を造る予定だ。
(安上がりっ!)

それから、西側には地窓。
そこからも、花や緑が見えるようにしようと思っている。

壁は和紙。
そして、藤籠風の照明。
畳は半畳の琉球畳。
そして、今持っている日本アンティークの食器棚(ぐいのみコレクション)。

小さくても、ここだけは守りたいな・・・

それから、夫は「どうでもいい」と言ったけど、
私がこだわったのは、郵便ポスト!!
イギリス風のかわいいポストにしたいのだ。夢だよ、本当に・・・

自分が全く気にしていなかったが、ゆうちゃんは、「玄関のライトどうする?」とか、「お風呂のカランは・・・」とか言う。
そうか・・・やっぱり人によってこだわる場所が違うんだなぁ。



あとは、クロスを珪藻土にしたのと、LDKだけでも床をムク材を使った以外は、
実はそんなにこだわりってないかも

こだわりたかったのは庭だったのに、庭のスペースはほとんどなくなり、
その代わり、無意味に広いバルコニーが南北にある
180×450cm(北)と、180×360cm(南)・・・
「バルコニーはいくら造ってもタダです」と建築屋が言うのだ。
ゆうちゃんに話したら、「え~っ!!」と驚いていた。
そういうところも全く違うのだ。
謎や・・・建築業界・・・

とりあえず、いろいろ考えさせられるところあり、ゆうちゃんもいくつか私の指摘した点をメモり、
お互い有意義なおしゃべりの時間だった。

一つだけ恩着せがましく言うと、私が「床は無垢材がいい」と言っていたら、
ゆうちゃんもついに床暖房をやめて無垢にした
「さんちゃんに聞いててよかった」と言うので、
「それ、一生恩着せがましく私に言われるで」と言ったら、
「そうやろな・・・」と覚悟していた。
ごめんね、ゆうちゃん。

あと、やっぱりゆうちゃんもダンナさんもデザイナーなので、
きっとオシャレな家ができるんだろうなぁと思う。
外壁のこととか、建築屋よりゆうちゃんに相談したほうが良さそうだ。
今度はうちの現地も見に来てくれるらしいし、
地鎮祭のアドバイスなどもしてくれた。
心強い・・・

予算があるからあきらめないといけない部分はたくさんあるけど、
それでも、自分たちにできる範囲で愛情をもてる家を造りたいな。
とても楽しみ・・・

リアルに私か夫とお付き合いのある方、4月にはみんな遊びに来てください。
たぶん、4月は毎週末、新築パーティーです(笑)
まあ、そういう名の「飲み会」ですが

   *   *   *

結構、防音効果もある家なので、ブルース大会しましょうか。

B.B. King - How Blue Can You Get Live at the regal


↑動画の意味ないけど、私が一番好きなブルースマン、B.Bキングの、
大好きなアルバム「Live at the regal」の、
中でも一番好きな曲「How Blue Can You Get」です。

ということは、私の「BLUES」はこれってことやね

イタリアンとバーベキュー 連休2日目・3日目

2009-09-23 18:08:00 | 友達
連休2日目は、実家の両親に家の土地を見に来てもらった。
概ね気に入ってもらえた様子

夕方からは、かどやと高槻で飲んだ。
ちょっと目をつけていた「uno*」というイタリアンのお店。
ランチならともかく、夜にイタリアンというのは私はなかなか行かないのだけど、
このお店はお酒もいっぱいあってバーのような雰囲気。
基本的に飲めるお店が好きなので、行ってみた。

しかし、6時に行ってみると、なぜか閉まっている・・・
店長さん(?)が遅れているとかで、仕方なく時間つぶしに近くのバーでビールを2杯。
1時間くらいして行ってみると、もう開いていて人も結構入っていた。
カウンターに座ると、なかなか落ち着けていい感じ

タコのやわらかトマト煮や、ナスとモッツァレラチーズのパスタなどを注文。
どれもとてもおいしくて満足!


↑ムカイベーコンとおくらのサラダ

二人で「ムカイベーコン」って何だ?といいながら注文したのだけど、
これもなかなか美味しかった。
ワインを二人で1本ボトル入れて、しっかりおしゃべりしながら楽しんだ。
この店、使えるなぁ……また行こうっと

その後は、いつものようにJKへ。
チャージもなしで、そのうえキャッシュオンのバーって、楽でいい。
つまみもなしに、バーボンをロックで2杯。

かどやが息子にもらったというメールを見せてもらい、涙が出そうになる。
お父さんが違ったり、やや複雑な家族関係ではあるけれど、
それでも自分が両親や周りの人に愛されていることをちゃんと理解している。
本当に、せつなくなるくらい優しい子。
そういう人間に育てあげたかどやのことを、すごいなぁと思った。
がんばってる!!

なんだかとても楽しかったし、人間のいろんな生き様を教えてもらえて、
有意義な夜だった。

===============================================

連休3日目。
今度は夫の両親が、家の土地を見に来てくれた。
こちらも概ね、賛成してくれた。
いよいよ次の土日には土地の契約だ。うれしい。
お金のことを具体的に言われるとちょっと焦るけど

昼からは、水無瀬川の上流へバーベキューをしに行った。
夫が「としさんとあやさんを誘おう」と言ってとしくんにメール。
そうしたら、あやは仕事で来られないけど、としくん一人で参加するという

最近、夫同士が仲がよいのだ
そのうえ、としくんはバーベキュー(火おこし)に目がない。
一人でやって来た。

家からちょっと行ったところに、こんな自然がある。


あっと言う間に山の中だ。
ほとんど人もいないし、静かにのんびりできるのもいい。
トイレがないのだけが困るが、まあ、草むらで処理
(田舎育ちなので、平気だ

このメンバーではよくバーベキューをするのだけど、
着いたらとりあえず火をおこす前にビールだ
しかし、なんで大自然の中で昼間に飲むビールって、格別なんだろう。

今回は、バーベキュー以外に秘密兵器を用意していた。

これだ↓


燻製用の携帯スモーカー!!

最近、お店で美味しい燻製を食べることが多く、自分でもどうしても作りたくなってしまったのだ。



こんな感じで並べて燻す。

それが、まあ……うまくいかない
うちの夫は「やろう、やろう!」と張り切るわりに、見切り発車が多いのだ。
何も調べずに、とりあえず網に乗せて燻せばいいと思っていたようだ。

私は下調べしてきっちりやらないと気がすまないタイプなので、一応調べてきた。
が、昨日の今日だし、飲み会やらなんやらでほとんど時間もない。
とりあえず、素人でもできそうな食材を揃えてきたが、
夫が火のつけかたを間違えてしまい、あっと言う間に燃え尽きるはめに……

そのため、短時間でできる、チーズと卵しか食べられなかった。
でも、これがなかなかうまい!
こいつとウイスキーをぐっとやると、最高!!

これは……、ハマる。(予感)

結局、燻製はほぼ失敗だったけど、バーベキューは普通に美味しく食べ、
3人でビール(500ml)8缶と、ワインを1本と、ウイスキー少々を飲んで、
楽しくおしゃべりして帰って来た。

いやー、やっぱりバーベキューいいな。
ビールも肉も何でも美味しく感じられるし。
年に数回やるけれど、ここでやるのが私は一番好き。
なーんか落ち着くんだよな……

そして、いつも思い出すのが、ここでもんちゃんがお茶をいれてくれたこと。
山の湧水を使ってお湯を沸かすと言い出して……
頑張って山の斜面から流れる水を集めてくれているもんちゃんの好意を無視もできず、
ありがたーく、いただいたっけ……。
水無瀬川上流へ行くと、いつもあのことを思い出してクスクス笑えてくる。

ちょっと変な味がしたけどね(笑)

しゃべり続けて8時間半!!

2009-08-14 01:57:58 | 友達
昨日からお盆休み。
今年は家を買うために節約しようということで、旅行も行かない。
毎年、5、6回は旅行してるけど、たぶんあと1年くらいないだろう……

だから、今年はちょっとゆっくり・のんびりなお盆休み。

1日目の昨日。
さみーこと相場さんがうちに来てくれた。
そう、ひのきの元個別リーダーだ。
ダンナさんの仕事の関係で関東へ行っていたのだが、ようやく大阪へ戻ってきてくれた!

およそ2年ぶりの再会。
会った瞬間、なぜか涙が出そうだった。

お昼の1時半頃にうちに着いたので、お昼ご飯というか、
まあ、料理を何品か作って出して、ビール飲みながら延々としゃべった。
ひのきの話がどうしても多くなるけど、それ以外のこともいろいろ……

彼女は基本的に大らかなので、私のことを、
「ほんっと、いっつも何か考えてますね!!」と言う。

ほんと、いつも何か考えてる私……。
生きていくのに向かない性質なんだと思う。
自分で自分をしんどくするのが得意だから……。
そういう面においても、彼女は私の憧れの人
明るくて、気さくで、大らかで、でも人への思いやりと気遣いがあって、
謙虚で、芯が強くて、頑張り屋さんで、頭がよくて、仕事ができる。

私がそう言うと、「やめてくださいよ~」と嫌がるけど、
でも、やっぱりずっと私にとっては憧れの人だ。

まあ、目指してもなれるものじゃないので、
目指す、というよりは、「こういう素敵な人と友達になれてよかった」と思う。
幸せなことだなぁ……

そして、いろんな話をして、ヒートアップして、
なんと、気づいたら夜の10時……
8時間半もしゃべっていた……
さすがに最後のほうは、二人ともフラフラで、目がしょぼしょぼしていた。

でも、楽しかった!!
2年ぶりだから、話すこともいっぱいあって、とにかくしゃべり続けたけど、
よく考えてみたら、これからはいつでも会えるんだなぁ。
本当に嬉しい。

彼女が帰った後も、しみじみそのことを感じていた。
そして、やっぱり「いいオーラ」をもった人と一緒に過ごすといいなと思った。
自分もその影響を受けて、とても幸せな気持ちになれるから……。

よいお盆休みのスタート。


脱出

2009-06-17 00:40:58 | 友達
バケツをひっくり返したみたいな雨に濡れて帰った。
たった10分ほどだったのだけど、プールに洋服のまま飛び込んだみたいになった。
濡れる、なんてもんじゃない。
「浸かる」

雷は10秒に一度くらい落ちていて、その中をひたすら歩く。
雨の勢いが強すぎて走ることもできない。
目を開けることも難しいほど。

でも、なぜか少しも嫌だと思わなかった。
失敗した、という気持ちもなかった。
むしろわくわくしていた。

ようやく家に辿り着き、玄関で服を全部脱いで
大きなふかふかのバスタオルで体を包んだら、
懐かしいあたたかさがあった。

まさに、プールだ。
プールの後、冷え切った体をこうやってバスタオルで包んだ時、
こんな心地良いあたたかさがあったなぁと、思い出した。

人の感覚って、記憶よりもすごい。

冷えた体が温まってくるのと同時に、こんな雨に打たれながらも楽しかった自分を思い出して、
私、退屈なんだな、と思った。

でも、こんな日常の小さなハプニングが、
少しだけ自分を解放してくれたような気がした。

いろんなことが回り始めた。
悪循環からの脱出。

たまに、私は真面目に生きすぎているんじゃないかと思う。
「真面目」という言葉が正しいかどうかはわからない。
こう言うと、品行方正で折り目正しくきちんとしていて、
コツコツと堅実に生きているようなイメージだから、少し違うかもしれない。

「真剣」
このほうがニュアンスとしては合っているかな。
本当に、信じられないかもしれないけど、すごくいろんなことを真剣に受け止めて、真剣に考えて、いい加減にしない。
足りない人間だからいっぱい間違うけど、そのたびに真剣に自分を追い詰めて、反省して、成長しようと頑張っている。
でも、最近はこの生き方がちょっとしんどくなっていた。

今日は塾に教材準備に行って、その後、久しぶりに和田さんと二人で飲みに行った。
3時間ほどしゃべった。
和田さんはどうだかしらないが、私は全くしゃべり足りず、
まだまだしゃべりたいことがあった。

今日は私の話を聞いてもらうのが中心だったけど、
もっと聞きたい話や意見もあったので。

でも、塾のこと、生徒のこと、仕事のこと、村上春樹のこと、夫のこと、
「太陽さん作戦」のこと、反省していること、酒のこと、
私が目指している人のこと……
いろんな話ができてよかった。

「私って真面目やねん」とずっと主張していたら、
最後には和田さんも私のことを「うん、確かに真面目やわ」と認めた。
きき酒師になった理由を
「酔っ払ってるだけじゃもったいないから」と話したら、
「やっぱり真面目やわ」と言ってくれた。
そう言われたら、真面目に真剣に生きるのもそんなに悪くないかも、と思えた。
ただ、和田さんはよくわからないところで爆笑していた……

自分のことを受け入れ、認めることがまだまだ苦手な私。
でも、ありのまま話をして、それをちゃんと聞いてくれる友達がいるということが救いになっている。

今日は昼間も、あやとふみこと会っていて。
美味しいイタリアンを食べて、ここでも5時間しゃべった。
特に悩みを話したというわけではないのだけど、
二人のいろんな話を聞いているだけで楽しかった。

仕事も前からのびのびになっていたプロジェクトが進行する事になって、
夏以降はその仕事がもらえそうだ。
朝、電話があった。
他にまとまった額の仕事も1件入った。

成功したから楽しいんじゃない、
楽しいから成功したんだ、
と言ったのは誰だったろう。

楽しく生きていれば、自然といろんなことがうまくいく。
そんなことは百も承知でも抜け出せない鬱期間がある。

でも、ようやくまわりだしたかな、と思った。
あのずっと心を占めていた重い石のようなものはどこかに消えた。
雨に打たれて、少しも憂鬱な気分にならなかった自分に気付いたときから。


摂津峡でお花見バーベキュー!

2009-04-12 23:32:20 | 友達
あや&としくん夫妻と、夫と4人で摂津峡へお花見バーベキューへ行った。
としくんは幼馴染、あやは中学からの親友、そして、全員酒飲みということもあって、この4人ではちょこちょこ遊ぶ(必ず酒がついてくる)。

2月に伊賀で偶然出くわしたときは、たまげて腰を抜かしたが、
あれを除けば、今年初めての集合だったので、非常に楽しかった。

高槻で待ち合わせて、タクシーで。
タクシーでは初めて行ったのだけど、意外に近い。
桜公園があって、ちょうど満開だったから、人も結構いた。
私たちはどんどん上流へ行って、川原でバーベキューをすることに。




↑こんな感じのところ。

火をおこすのが大好きなとしくんと夫が準備をしてくれた。
今回、私は秘密兵器として、「火おこし用 竹筒」を用意していた。


↑としくんが吹いているのがそれ。
「おー!これ、いいわ~」と、結構、役に立ったようで、
気に入った様子のとしくんに「あげるわ~」と言っていたのに、
あげるのを忘れて持って帰ってきてしまった

炭が燃えるまで時間がかかるので、
その間に「とりあえずビール飲もうか」と誰ともなしに言い出して……
乾杯!

あや「外で飲むビールって、最高~!」
とし「それも昼間やし!」
夫「昼間っていうか、まだ午前中ですよ(まだ11時過ぎ)」
私「あははは~

……と、ビールを飲むだけでご機嫌な4人。
食材が焼ける前に、持ってきたビールは半分以上なくなっていた。
でも、こういう感じが好きだな~



炭が上手に燃えたので、肉を焼く。
焼け焼け~
とにかく肉だ、肉。



今回の食材係はあや。
鶏肉がめちゃくちゃうまい。
皮はパリッと、中はジューシー!
ホイルの中身も気になるところ……



サーモン!!
しめじとたまねぎと一緒に、ホイル焼き。
これがまたうまい。



野菜もたっぷりで、肉厚のしいたけや甘いかぼちゃ。
それから、空豆も!
キャベツもたっぷりあったので、うちのキャベツ王子(夫)もご満悦。

なんか、食材が豪勢やったなぁ。
ソーセージも皮がパリパリで、噛んだらジュワっと肉汁がはじけて飛んだし。
ズッキーニとか、ちょっとオシャレやしね

ビールがなくなった後は、私たちが持っていった日本酒と
あやたちが持ってきてくれたワインを飲んだが、
それもあっと言う間になくなった

途中、陽射しが暑い時間もあったけど耐えられないほどではなく、
後半は陰って涼しくなったのでよかった。
風も心地良く、見上げれば空は青く澄み渡っていて、
なんだかふわふわした気持ち。
みんな笑顔で幸せだった。

焼きおにぎりもして、
スルメを焼いたり、チーズ&クラッカーを食べたりと、
おつまみタイムも終わった。

片付けて、桜公園に戻り、今度は花を楽しんだ。


立派な桜が!
まさに満開。
お見事~



ビニールシートを敷いて、4人で並んで寝転んだ。

きれい。

ああ、日本って、平和だ……。

ちょっとうとうとした。
4人が並んで寝ているのがなんだかちょっとおかしくて、
でも、今日のこの時間のことは、たぶん一生忘れないなと、そう思った。

いつまでも遊んでいたかったが、夕方になったので、帰ることに。
帰りはバス停まで歩いて、バスに乗った。
穏やかで楽しい時間だったなぁ、と思い返す。
なんということのない、こんな時間がどれほど幸せなことか。

高槻で降りて、二人と別れた。
私たちはちょっとだけお寿司を食べて帰った。
よく食う~



充電期間は必要よね?

2009-03-13 18:14:40 | 友達
3月に入ってから、やたらと人に会っている。
1月の半ばくらいから2月は誰とも遊ばずに仕事ばっかりしていたので、
ご褒美みたいなもんだなぁ

先週は、
かどやと「まゆのあな」で飲んで、
夫の友達が4人うちに来て朝まで飲んだ。

今週は、
ゆうちゃん・いわさきっちと京都の「楽庵」で飲んで、
ヨシダと一緒にシミズの家に遊びに行って、
今日は、ふみことあやと芦屋の「ペリ亭」でランチ。
明日の夜も飲み会。

来週は、
前にいた某塾講師と食事に行く予定で、
その翌週は、
中野と美味しいもの食べに行って、
さらにこの間知り合ったキャリアカウンセラーの人とも食事の予定。

こりゃ、金がいくらあっても足りんね……
肝臓もスペアが欲しい(笑)

いろいろ書きたいこともあるんだけど、
こんなに遊びの予定満載の状態だから、何かと忙しい。
入試もまだ終わってないし。

それに、少しずつ仕事が入ってきた。
なかなか面白そうな新案件も。
再来週に打ち合わせだから、またそれが終わったら詳しく書こうと思う。

3月は充電期間。
友達と会って話すとやっぱり力が出るし、いろんな発見もある。
単純に楽しいし、いっぱい笑うし、前向きな気持ちにもなれる。
こうやって力を蓄えて、4月から新案件に取り組みたい。

今日は、ふみこがバイトしているフレンチのお店のオーナーが、
堀先生の言動にそっくりだということを発見!
やっぱり経営者って大変で、社員にしろバイトにしろ、雇われる側にはわからないような苦労や心配事があるんだろうな……。
もう少しいろいろ力になってあげないといけないな、と反省。
それにしても、そっくりだった

また、自営業であるという意味では私も同じ立場だから、
自分のこととも重ね合わせて考えることができたら、
堀先生に対する長年の謎が解けた。
なんだかスッキリしたなぁ。
今度、堀先生にも話してあげよう

さて。
入試まであと3日。
生徒の受ける高校の競争率が思ったより高くて、ちょっとびびっている……
生徒も当然、びびりまくっている……

3名ほど、ヤバイなぁ……と思っている。
なんとか全員受からせたいのだけど
早く祝杯をあげたいよ……。

頑張って、私に旨い酒を飲ませてくれ~

16年

2009-02-27 22:22:57 | 友達
髪の毛から線香の匂いがして、なんだか変な感じがした。
それが一瞬、自分から香っているとは気付かなかった。
でも、すぐに「ああ、そうか」と思い返し、
その匂いをなんだか淋しい思いで吸い込んだ。

つい先日、小学校からの親友のお父さんが亡くなられた。
今日は共通の友人であるふみこと二人で、お線香をあげさせてもらった。
お供え用にお花を持って、少々の額を包んで。

予想に反して、親友もおばちゃんも明るく元気だった。
快く迎え入れてくれた。
その笑顔と、拍子抜けするくらいの明るさに、ほっとした。

遺影の中のお父さんは、とてもいい表情で笑っていた。
合成であろう、バックの青空も自然なほどに。

おばちゃんはよくしゃべって、よく笑った。
安心すると同時に、ああ、これが「覚悟のできていた人」の姿なんだろうなぁと思った。
長い長い、16年にもわたる闘病生活。
おそらくこの16年、生活のほぼすべてが看護だった。
心をすり減らし、体力を使い果たし、泣いた夜も数え切れないほどあったのだろうと想像する。

強い人だ、といつも思ってきた。
献身的な看護の様子を聞くたびに、愛の深い人だ、とも思ってきた。

今、どんな気持ちなんですか?なんて、そんな不躾なことは聞けなかったけれど、
でも、きっと後悔はないんだろうなぁと思う。
いや、どんなに尽くしても尽くしても、やはりどこか後悔はあるものなのだろうか?
深すぎて、私にはまだよくわからない。

久しぶりに訪れた、親友の家。
以前とは全く変わってしまっていたけれど、
リビングに一つだけ変わらないものを見つけた。
古い本がたくさん詰まった本棚。

高校の頃、あの本棚から何冊か借りたことがあった。
亡くなられたお父さんの本だ。
昔と変わらない、古びた背表紙が懐かしかった。
もう少し時間があれば見せてもらいたかったけれど、
帰りにあいさつをしながら、目の端でそれを眺めていた。

今日は、そこに行くまで、うちでふみことゆっくりしゃべっていて、
久しぶりだったからとても楽しかったのだけど、
一人で家に帰ってから、なんだかずっとしんみりとしている。
二人とも明るく元気だったし、安心したはずなのに。

自分の髪の毛についた線香の匂いを嗅いだら、
よけいに淋しい気持ちになってしまった。

こういう淋しさって、昔の自分みたいだ。
もうすっかり忘れていた「淋しい」という感覚を、思い出した。
人の死に触れると、こんなふうに忘れていた感性が甦るのか。
触れていた時間は、決して淋しいものではなく、
むしろ明るいものだったのに。

あの頃の「淋しかった自分」が現れて、
その頃書いた小説の一節までもが甦ってきた。