東京での取材が終わった最終日、栃木にお嫁に行ってバイオリン職人をやっているもんちゃんと会った。
およそ一年ぶりの再会。
明治神宮へ行った。
森の中のベンチに座って、木々のざわめきを聞きながらずっとしゃべった。
10代の頃、2人で自転車を走らせて、神社の境内でいつまでもしゃべっていた記憶が鮮やかに蘇る。
2人は変わったけど、2人の間の空気は変わらない。
その空気を心地よく感じながら、時折森の緑に目を移して。
いろんな話をして、楽しかった。
片思いの遠距離恋愛みたい。
大好きな大好きな親友。
本当は毎日でも会って語りたい友。
全部わかってくれる人。
栃木に帰っていくもんちゃんに見送られて大阪へ帰ってきた。
翌日、塾のフォローをサボって飲みに行った。
まだ東京だと思っていた講師もいたようで申し訳ないが
私は高校のとき、男子バレー部のマネージャーだった。
一緒にやっていたのは中学からの同級生。
美人でパワフルな女の子。
どんくさい私はいつも彼女と比べられているような気がして劣等感の塊だった。
そんな想いがあったからか、わりと彼女が早く結婚してしまったからか、
もう10年も会わずじまいで。
先月の同窓祭に誘ったのを機に久しぶりに会うことになった。
3人目の子供を昨年生んだばかりで仕事にもう復帰しているという忙しい彼女に合わせると、どうしても塾のフォローを休まなければならず、申し訳なかったけれど。
焼き鳥食べながら、2人にしかわからない、昔話に花を咲かせれば、一気に周りの空気が高校時代に帰る。
「さんちゃんってほんまに変わらないね~」
なんて、嬉しいような、なんとも複雑な、褒め言葉をもらい。
幸せを絵に描いたような生活。
とてもスタンダードな。
相変わらず美人でパワフルな彼女を前にして、
でも、もう劣等感に締め付けられる自分はいなかった。
そのことに、我ながらびっくりした。
私はもうあの頃の私じゃない。
また近々会おうと約束して、手を振って別れた。
夫が仙台に行ったのをいいことに、独身時代のフルコース。
まずは、バーカスクへ。
さっきビール2杯と日本酒3杯飲んでいたのに、全く酔っていなくて、ウイスキーを3杯。
さらに、バーセブンへ。
この2つは高槻での行きつけのバー。
若いときから一人でふらふらと寄ってた。
カスクはウイスキーがいっぱいあるし、セブンは落ち着いた雰囲気とマスターがいい。
セブンでまたウイスキーを1杯。
ああ、なんか幸せ。
私はこんなふうに一人で飲むのが大好きなんだ。
ジャズの流れる薄暗いカウンターで、ぼんやりした頭で、琥珀色のグラスを傾けて。
時間が贅沢に、自分だけのために、流れる。
もう終電もとっくに出てるから、逆に時計を見る必要もなく。
まったりとした空気に身を委ねれば、ふわふわと心地よく、自分を解放できる。
いつからこんな空気を味わってないのか。
突然製造中止になったウイスキー、山崎樽出原酒15年のボトルを見つけ、売ってほしいと頼んだら、
マスターは気持ちよく承諾してくれた。
15000円で買い上げた。(原価10500円)
いくら出してもいいと思っていたので、めっちゃ嬉しい。
大事に飲もう。
もう二度と製造されないのだからお金に変えられない価値がある。
ウイスキー抱えてホクホクしながらタクシーつかまえて帰宅。
昔の私みたい。
夫にメールして、風呂にも入らず布団にもぐり込む。
ああ、これが好き。
でも、全然酔ってない。
なんぼでも飲めるモード。
ずっと体調悪かったけど、完全復活や!
一年ぶりの親友との語らいや、10年ぶりの旧友との昔話や、
それから、久しぶりの「ひとりバー」がパワーをくれたみたい。
自分を自然に見つめ直せた気がするんだ。
およそ一年ぶりの再会。
明治神宮へ行った。
森の中のベンチに座って、木々のざわめきを聞きながらずっとしゃべった。
10代の頃、2人で自転車を走らせて、神社の境内でいつまでもしゃべっていた記憶が鮮やかに蘇る。
2人は変わったけど、2人の間の空気は変わらない。
その空気を心地よく感じながら、時折森の緑に目を移して。
いろんな話をして、楽しかった。
片思いの遠距離恋愛みたい。
大好きな大好きな親友。
本当は毎日でも会って語りたい友。
全部わかってくれる人。
栃木に帰っていくもんちゃんに見送られて大阪へ帰ってきた。
翌日、塾のフォローをサボって飲みに行った。
まだ東京だと思っていた講師もいたようで申し訳ないが
私は高校のとき、男子バレー部のマネージャーだった。
一緒にやっていたのは中学からの同級生。
美人でパワフルな女の子。
どんくさい私はいつも彼女と比べられているような気がして劣等感の塊だった。
そんな想いがあったからか、わりと彼女が早く結婚してしまったからか、
もう10年も会わずじまいで。
先月の同窓祭に誘ったのを機に久しぶりに会うことになった。
3人目の子供を昨年生んだばかりで仕事にもう復帰しているという忙しい彼女に合わせると、どうしても塾のフォローを休まなければならず、申し訳なかったけれど。
焼き鳥食べながら、2人にしかわからない、昔話に花を咲かせれば、一気に周りの空気が高校時代に帰る。
「さんちゃんってほんまに変わらないね~」
なんて、嬉しいような、なんとも複雑な、褒め言葉をもらい。
幸せを絵に描いたような生活。
とてもスタンダードな。
相変わらず美人でパワフルな彼女を前にして、
でも、もう劣等感に締め付けられる自分はいなかった。
そのことに、我ながらびっくりした。
私はもうあの頃の私じゃない。
また近々会おうと約束して、手を振って別れた。
夫が仙台に行ったのをいいことに、独身時代のフルコース。
まずは、バーカスクへ。
さっきビール2杯と日本酒3杯飲んでいたのに、全く酔っていなくて、ウイスキーを3杯。
さらに、バーセブンへ。
この2つは高槻での行きつけのバー。
若いときから一人でふらふらと寄ってた。
カスクはウイスキーがいっぱいあるし、セブンは落ち着いた雰囲気とマスターがいい。
セブンでまたウイスキーを1杯。
ああ、なんか幸せ。
私はこんなふうに一人で飲むのが大好きなんだ。
ジャズの流れる薄暗いカウンターで、ぼんやりした頭で、琥珀色のグラスを傾けて。
時間が贅沢に、自分だけのために、流れる。
もう終電もとっくに出てるから、逆に時計を見る必要もなく。
まったりとした空気に身を委ねれば、ふわふわと心地よく、自分を解放できる。
いつからこんな空気を味わってないのか。
突然製造中止になったウイスキー、山崎樽出原酒15年のボトルを見つけ、売ってほしいと頼んだら、
マスターは気持ちよく承諾してくれた。
15000円で買い上げた。(原価10500円)
いくら出してもいいと思っていたので、めっちゃ嬉しい。
大事に飲もう。
もう二度と製造されないのだからお金に変えられない価値がある。
ウイスキー抱えてホクホクしながらタクシーつかまえて帰宅。
昔の私みたい。
夫にメールして、風呂にも入らず布団にもぐり込む。
ああ、これが好き。
でも、全然酔ってない。
なんぼでも飲めるモード。
ずっと体調悪かったけど、完全復活や!
一年ぶりの親友との語らいや、10年ぶりの旧友との昔話や、
それから、久しぶりの「ひとりバー」がパワーをくれたみたい。
自分を自然に見つめ直せた気がするんだ。
相手の傷をすぐに手早く手当てできるような・・・。
それは昔からよく知ってるからできることなんやな~って。
いい時間やったなぁ。
まだしゃべり足りなかったけど・・・
ウイスキーと一緒で、
「時間」
っていうものがプラスされて、
特別な味わいが出たね。
友情まで酒にたとえてしまった(笑)
でも、わたしも下戸やけど
ワインみたい・・・とか思ってたよ(笑