今年の3月22日から12月20日にかけて、京都駅ビル10Fにある空中径路(細長い通路)で「幕末を活きた人物展」と題したパネル展が開催されている。大河ドラマの「龍馬伝」に呼応したイベントであるが、6月21日(月)に見学する機会を掴んだ。
駅ビルにある伊勢丹エレベーターの10F(ラーメン横丁)から空中径路に入る場所がある。梅雨時期の月曜日の午後という閑散時間ではあったが、見学者が大勢いた。
10-06-21-1479 空中径路の南側に吊るされた100枚のパネル
空中径路の天井と両側はと透明板であり、100枚のパネルに108人の登場人物が紹介されている。見学の順序から見ると、その場所は幕末期の終わりであったので、奥まで歩いて年代に沿って見学した。時代の順序は、①1853~1860 黒船来航、開港へ ②1861~1863 尊攘派の台頭 ③ 1864~1866 攘夷から討幕へ ④1864~1877 新しい時代の幕開け の順に活躍した人物が登場する。
1枚のパネルには、人物名・生年~没年の下に1行解説(坂本龍馬の場合“新しい日本”の実現に奔走した幕末の風雲児)があり、その下に人物写真と略歴がある。名言欄(坂本龍馬の場合“日本を今一度せんたくいたし申候”)の下には、幕末紀行と題して写真と解説(坂本龍馬の場合、京都と高知)があり、最後に幕末外伝と題したその人物の数行コラムがついている。
一枚のパネルにその人物が幕末に活きた略歴が詰まっており、丁寧に見たら2時間は欲しい内容である。最近は幕末の情報が溢れているが、個人的に詳しい人物もおり、紹介の内容に満足できないパネルが存在するのも楽しい。嘉永6年(1853)から明治10年(1877)までの幕末期の歴史と活躍した人物を、もう一回時間を見付けて、くわしく見学したいと思っている。
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