アスニー京都学講座「古都京都の文化財」に出席

2010-06-21 15:13:21 | 歴史と散策

  京都アスニーは「京都市生涯学習センター」の別名があり、「まなびすと」と題した無料季刊誌でその活動内容が予告され、幅広い演題の講演会が開催されている。京都市中央図書館が隣設されており、本館1階にある「京都市平安京創生館」の立体模型群も昨年10月に新装充実され、京都の歴史好きの市民にとって、メッカ的存在になっている。
                  
      10-06-19-1400 手前が中央図書館、奥の5階建てが京都アスニー本館

 本日の講演会は、アスニー京都学講座「古都京都の文化財」と題した京都市文化財保護課の北田栄造氏の講演で、文化財については、パワーポイント映像にもとづき、文化財の種類、最近の動向、京都市の位置付けなどわかりやすい解説があった。
 世界遺産について、集団で認定されている「古都京都の文化財」17件の選別基準は、
① 世界遺産が不動産に限られているので、建造物、庭園を中心に
② 国内で最高ランクに位置づけられている国宝(建造物)、特別名勝(庭園)を有し、
③ 遺産の敷地全域が史跡に指定されているなど遺産全体の保護の状況に優れている。
…であり、世界的申請や登録の現状から、地域的不均衡、自然遺産と文化遺産の数的不均衡、文化遺産の種別不均衡などの是正問題が問題となっていると説明があった。
 世界遺産認定を目指すためには、国内暫定リストへの登録が必要であるが、現在13件がリスト化(申請待ち)されており、国別1年2件(内1件は自然遺産)の推薦枠からみて、新規申請は10年計画以上の難関になっていると強調された。       


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