ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今のコロナ用のマスクは季語?

2022年01月24日 | 俳句

 一年で最も寒いという「大寒」もあっと言う間に過ぎて、もう10日もすれば「立春」が来ますよね。でも、このところ平年よりも雪が多いという北日本では、大荒れの天気情報で困窮しているニュースばかりですが、こちらでは今までに2回ぐらいかしら…それもすぐに消えて、雪で困ったという事はありません。むしろ〝雪やこんこ霰やこんこ…〟と、歌い出したくなるような気分で…何だか雪国の人に申し訳ない!

 この度はたくさんの方々からお悔やみのコメントやメールを頂き有り難うございました。人は身近な者の突然の死に対しては、一種のショック症状になるのか、泪などというものを忘れてしまうようです。考えてみれば、この間誰一人涙を流さぬままの葬儀でしたし、今も淡々と…日々が過ぎていきます。

 それとも義母は誰もいなくなった時に泣いているのでしょうか。とにかく義母が独りになることがないようにと、主人と私で頑張っているんですけどね。また、今はいろいろな手続きや後片付けなどが忙しいので、ゆっくり哀しみに浸っているような余裕がないというのもあるのでしょうが…

 しかし今日は、午後からの句会に二人とも出ますので心配!お婆ちゃんは大丈夫よと言うんです…。これからも月に何度かは二人ともに出かけねばならぬことがありますので、徐々に慣れてくれることを願っていますが。

 ああそうだ、たまには俳句のことでも書かないと、タイトルが泣きますよね。では、今日は何か書きましょうか。

 先日の句会でのこと。〈眉だけをかいてマスクの出勤日〉という面白い句が出ていました。そこで、作者に…〝この句の季語は?〟と聞いてみると、〝マスクですよ〟と、訝しげな顔をして答えました。

 そうなんです。初心者には結構多いんです。このように歳時記に載っていさえすれば、全て季語になると思い込んでいる人が。この作者に「…柄物のマスクかな」という句もありましたから。すると誰かが〝最近はピアスやイヤリング、ブローチなどを付けたマスクもありますよ!〟なんて言ったりして…。(^0^)

 もうお分かりでしょう。今ではウイズコロナで一年中マスクが手放せない生活になりました。しかし、本来冬の季語としての「マスク」は、〝風邪の感染予防や、冬季の寒さや乾燥から喉や鼻を守るために用いるもの〟ということで認められているものです。

 確かにコロナも一種の風邪のようなウイルスですから、全く当てはまらないという訳ではありません。でも、考えて見ましょう。一年中のべつ幕なしに着用している現在のマスクに、冬という季節を絞るだけの力がありますか。現状では誰もがコロナの為のマスクだと思うでしょう。もちろんコロナが収まって、インフルエンザと同じように冬季だけに流行するようになれば、その時は季語として使えるかも知れません。それまではガマンして…。

 ということで、この句は〈眉だけ描きマスクに寒を出勤す〉と直しました。でも、今だから「寒」ということにしましたが、「春」としても良かったかしら…。いや、いや却ってそれの方が面白いかも。どうでしょうか?

 では、また。書くことはたくさん有るのに、余りにも溜まりすぎて何から書いていいのか迷ってしまいます。だから、ボチボチと…そのうちに。

 今から義母の家に行き、お昼を食べて…句会へ行きます。

 写真は、「苺」…これは夏の季語なんですよ。でも今はハウスものでいつでもありますよね。だから「冬の苺」と詠みましょう。間違っても「冬苺」とは詠まないように…それは…歳時記で調べてみましょうね。

 ちなみに、語呂合せで1月5日が〝いちごの日〟なんですってよ。(^0^)

 


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2 コメント

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ちわきさんへ (ミルク)
2022-01-24 12:38:31
こんにちは。
あまり、大きな哀しみに襲われると、涙は出ないようです。
私もそうでした。夫が急逝した時、悲しいけれど涙が出ない?
と過ごしましたが、数か月後、せきを切ったように、とめどなく涙があふれました。
涙って、こんなに出るんだ!と自分でも驚いたことを鮮明に覚えてます。
お婆さまの事が、心配です。ショックが大きすぎましたもの。
ちわきさんご夫妻も、お身体に気を付けて下さいね。
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Unknown (ちわき)
2022-01-25 07:11:07
ミルクさん、いつも温かいコメントありがとうございます。
そうでした、ミルクさんはご主人様の急逝に逢っておられたんでしたね…
私は父や姉、兄、母を見送りましたが、入院したりしていましたからそれなりの別れの時間はありましたもの…
また、一緒に暮していたわけではありませんので、夫や子のような常に傍にいる立場での死にはまだ出会っていませんからね。
夕べは、先日の牡蠣パーティーをしたときの牡蠣がまだ残っているというので、また牡蠣フライをして食べました。心なしか義母がしゅんとして食べていたような…でも…泪は見せません。強い母です。
でも〝あの子は飲みたいだけ、飲んだからもういいと思って行ったんかね〟とポツリ…。思えば、義弟はお酒が一番好きでしたのに、最後の日は余り飲んでなかったようだし…。
あれがヘンだといえば…そうなのかも。
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