ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる…〟!

2022年01月22日 | 俳句

 エエッ、これ何?…つい炬燵で転た寝していたらユラユラと…〝もしかして地震?〟と思ったら、あの変なピロ~ン、ピロ~ンという緊急メールが…。

 みると大分・宮﨑に震度5強の地震が発生したと。すぐにPCを開いてみましたら次のように…。

 〝1月22日(土)1時08分頃、大分県と宮崎県で最大震度5強を観測する地震がありました。 震源地は日向灘で、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定されます。この地震による津波の心配はありません。〟

 恐らく夜中ですので被害状況はまだよく分らないのでしょうが、震度5強が大分市とありましたので、心配!様子が分らないまま寝ても、気になって…目が覚めてしまいました。大したことが無ければ…とだけ念じています。

 それにしても、もう今日は義弟の初七日です。法要そのものは葬儀の後に引き続き済ませていますが、ナンとも目まぐるしい1週間でした。

 ブログを読んで下さっている方々に、訳の分らないままでご心配をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。

 義母と2人で、我家のすぐ近くに住んでいた義弟(72歳)が急逝したんです。それも15日(土)の夜、私たちや娘夫婦も全員揃って恒例の〝牡蠣パーティー〟をした後。たまたまその日は義母の調子が悪かったので早めにベットに休ませて、片付けを済ませた後義弟に義母のことを頼んで帰宅したのが8時頃。

 すると12時前に電話が…こんなに遅くと思っていると、主人の口から、〝……何、死んだって!…〟という驚きの声。咄嗟に私は〝エエッ、おばあちゃんが…〟と言うと、〝違う、〇〇(弟の名前)が…〟〝なんで!~〟〝風呂で…〟とにかくすぐ行くからと告げて、駆けつけました。

 車で2,3分の所ですから…でも、もう救急車や警察の車が来ていました。様子を見てから…と思っていたのですが、聞くと義母が真っ先に連絡したんだそうです。しかし、時間が経っているから蘇生は無理と救急車はすぐに帰りました。それからは警察の…まるで取り調べです。それも102歳の義母に。

 でも、その義母の対応には全く言う言葉がありませんでした。余りにもしっかりしていて…警察の方の方が遠慮しながら…私たちは当事者ではないのでだだ黙って聞くだけ。一通り済んで〝おばあちゃん、大丈夫!〟というと、〝大丈夫なことないわよね!〟と言われて…でも、その気丈さにはただただ絶句でした。それからが…大変。

 自宅でなくなった場合、それも浴槽の中でとなると特に…〝検死〟ということで遺体は警察署へ運ばれます。父や母などの死に目には会いましたが、全て病院で息を引き取りましたので、今回のようなことは初めてです。

 結局、あの夜私たちが帰った後、義母はもう自室で休んでいましたので、お風呂に入り…9時頃心臓マヒでそのまま。義母が11時30分過ぎトイレに起きて気がついたということでした。

 人生でこんな信じられないことが…話には聞いていても自分のすぐ近くで起るなんて。2,3時間前まで一緒に食べたり、飲んだり、お喋りしたりしていたのに、まるで煙のように忽然と…

 私の婚家は法華宗ですが、実家は浄土真宗で、その葬式や法要の時必ず読まれる『和漢朗詠集』の「白骨の章」の…今までは何気なく聞いて覚えたあの〝…朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる…〟の文句がまざまざと浮かんできて、本当に心から人のはかなさを実感しました。

 それから、通夜と葬儀の件でいろいろと打ち合わせなど…。これもコロナの影響で火葬場が制限されていて、18日通夜の19日葬儀ということで、家族葬で行いました。義母と私たち、京都の義弟夫婦、それに息子と娘夫婦の8人のこじんまりとした…でも、広島の檀那寺のご住職が前日から来て下さって、落ち着いた良い葬儀でした。

 葬儀の始まる前に記念撮影を、ということで…

 それで、やっと…落ち着くかというと、そういう分けにはいきません。義弟は独身でしたから、後の諸々の整理は主人の手に。更に義母が一人になりますので、主人がお婆ちゃん宅に寝泊りして、私が行ったり来たりの日々。

 何もかも生活を変えるわけにはいかず、とにかくお婆ちゃんを第一に考えての生活です。でも、今は元気でしっかりしてくれている義母に心から感謝、感謝!です。先のことは分りませんが、当分はこんな暮しでしょうか。

 俳句のことも、生徒さん達がいますので、疎かにはできません。と、こういうわけでブログもますます〝ぼち、ぼち〟になると思いますが、続けるつもりですのでこれからもよろしくお願いしますね。

 先ほどのニュースで、地震の被害状況が報道されていました。山口も震度4だったんですって!私はまだ4度以上の地震には遭ったことはないんですよ。津波がなくてよかった!先日のトンガの噴火といい…今年に入ってから碌なことはありません。あの元旦の〝注連縄〟での予言(?)が当っていたようで…コワイ!皆さんも本当に今年は気をつけて下さいね。

 写真は、縁起担ぎに…〝南天の実〟(2017-12-24撮影)を。 昔から〝難を転ずる〟といって、庭木に植えられ、秋の季語ですが、冬まであります。我家には紅白の南天があってもいい実が付かないと言って、去年主人がバッサリと切っていました。これも…よくなかったんでしょうかね!

  億年のなかの今生実南天   森澄雄 

 


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (三面相)
2022-01-22 08:26:58
義弟様の急逝で大変でしたね。
謹んでお悔やみ申し上げます。
このあとますますお忙しいと思います。
ご自身のお身体も十分ご注意ください。
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Unknown (翡翠工房)
2022-01-22 08:51:40
ちわき先生

おはようございます
謹んでお悔やみ申し上げます
うちの鹿児島の叔父もまさに同じでした。
心筋梗塞であっという間でした。
そしてコロナ禍のため葬儀には参列できず
お墓詣りも出来ていません。

朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる

私も昨年、アナフィラキシーショックで
救急搬送されたとき、若くても
死ぬことがあるかもなと思いました。

お忙しいとは思いますが
お身体に気を付けて頑張って下さい。
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ちわきさんへ (ミルク)
2022-01-22 10:53:45
とても、とても大変な事でしたね。
前の記事のコメントと重なりますが
心よりお悔やみ申し上げます。

こんなことが、あるのですね。牡蠣パーティーのその日でしたか。
それにしても、気丈なお婆さまです。しっかりした対応でした。
自宅で亡くなれば、変死扱いですものね。

ちわきさんも、ご主人様も日常が変わることでしょうが
お身体にはくれぐれも、お気を付けてくださいね。
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辛いですね~! (yamaguti2520)
2022-01-22 11:21:02
心からお悔やみ申し上げます。ビックリしますね!人の一生てわからないもんですね❕72歳オジンと同じ歳です。決して人ごとではありません!どお生きるか考えさせられました。そして、地震怖いですね!いつどんなところで起きるかもしれません!生きるとゆう事を考えてしまいました❕
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Unknown (KUMI)
2022-01-22 11:36:51
お義母さまのお気持ちを察すると、ことばもありません。ご冥福をお祈りいたします、と同時に、お義母さまが気落ちされませんように。
何と気丈な方、と涙が出そうになりました。

40歳で深夜に自宅で突然死した甥のことを思い出しました。わが家の近所でしたので、病院~警察~葬儀・・ショック状態の妻子の世話。思い出すと、本当にご家族の大変さが解ります。

ちわきさんも、どうぞご自分のお体を大切に。
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突然 (mio)
2022-01-22 21:32:55
つい数時間前まで一緒におられた方の急死ですから、びっくりされたでしょうね。
でも、おばあ様が気丈に対応されていたとか、それは凡人にはできない事です。

おばあ様が、これから気落ちされません事をお祈りいたします。

亡夫も夕食を食べて、23:55頃、寝ていた私を起こして、そのまま病院へ。そして、息を引き取りました。食道静脈瘤破裂でした。

私は、根性がないので、取り乱してしまい、先生や看護婦さんに迷惑をかけました。

そこからの、葬式、裁判と、あっと言う間に3年経ちました。

逆縁は難しい。特に夫は兄弟がいまして、そいつ等が羽振りの良かった夫の財産を狙って?高裁迄争ったので、つくづく「人は『金』で豹変する」事を思いしらされました。

亡夫が何も残さなかったのが悪いのです。私は今から遺書を書こうと思っています。

「お母さんは、何も残しません。全部使ってから死にます!!」とか(;^_^A
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Unknown (ちわき)
2022-01-22 23:01:28
三面相さん、こんばんは!
早速のコメントありがとうございます。
三面相さんも昨年お母様を亡くされて…本当に人の生き死にというものは分りません。
それに急逝となると後の始末というのが思った以上に大変なんですね。
ご迷惑をお掛けしますが、どうかよろしくお願いします。
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Unknown (ちわき)
2022-01-22 23:12:21
翡翠さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
そういえば、以前叔父様のことが書いてありましたよね。
葬儀にも出られないと…本当に急逝という死に方は本人は楽かも知れませんが、残された者は大変です。
つくづく人に迷惑掛けないように終活をしておかないとと思いました。
それにしてもご主人様が北陸へ転勤だとか…これまた大変ですね。
雪国は見るだけならいいのでしょうが、いざ住むとなると…
寒い時期ですし、特に大阪はコロナがスゴいことになっていますので、気をつけて下さいね。
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Unknown (ちわき)
2022-01-22 23:25:54
ミルクさん、こんばんは!
度々コメントありがとうございます。
今は朝食を主人が、昼と夜は私が行って作り、一緒に食べています。
近い所なんですが、やはり行ったり来たりは疲れます。9時頃に帰宅するともう眠くなってしまい、何もできませんが、ナンとか頑張っていますよ。
ミルクさんも雪が大変でしょうが、余り本気でして怪我などしないように!!
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Unknown (ちわき)
2022-01-22 23:37:17
yamaguti2520さん、こんばんは!
いつも真っ先にブログを見て下さり、いいねなどのアクションをありがとうございます。
義弟と同じお歳だったんですか?
お体大事にして下さいね。
二度と無い人生を…なんて分ったようなことを言ったりしていますが、本当はちっとも分っていなかったんですよ。
義弟も自分が2,3時間後には死ぬんだなんて全く分ってなかったでしょうし…
よく虫が知らせるなんて聞きますが…それも人によるのでしょうか?
一緒に住んでいた義母でさえ〝晴天の霹靂〟だったんですからね。
今を精一杯生きるということかも…お互いに頑張りましょうね。
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