昨日はとうとう12月に突入…そう、全く突入という気分でした。朝から曇りで午後は傘マーク…ウウン、でもまあいいかあ~と、出かけました。どこへかって?はい、山口県の萩市です。
なぜかって?それはまあまあいいことで…。実は息子が自動車屋さんの招待券を貰ってきていたのです。行く先はいくつか候補があったのですが、まだ泊まったことがない温泉の宿〝萩本陣〟のランチと入浴コースを選んだんです。いつでも良かったんですが、平日だったら2人招待、土、日曜日はバイキングですので、3人までいいという。それでこの日しか空いている日がなく、主人と息子と私の3人で出かけて来たんです。
萩はもう度々来ていますし、何度も泊ったりしていますので、珍しくも何ともないのですが…。〝萩本陣〟のお風呂はいいわよと聞いたことがありましたので、一見の価値ありかもと選んだんです。
ランチは11時30分から13時まで。それで12時過ぎに着くように出発し、食後に入浴というプラン。
外観しか知らなかった宿のロビーへ。フロントで予約確認書を忘れたことを告げると、名前を言う前に〇〇様ですねと言って食事券と入浴券を渡されました。〝どうして分かったんかしら?〟というと、〝どういうメンバーが何時頃来るとかが頭に入っているんじゃろ〟と。さすがパンフのうたい文句通りですね。
〝ロビーには、我が家の玄関よりも安堵感がなければならないのだろう。静かに、やわらかく、細やかな配りで、旅人の気分を見極め、包み込んでくれる空間。歓待の心は込められていても、押しつけがましさがないことも肝要だ〟とは、この宿の接客姿勢を書いたものかな?でもほどほどの距離での接客というものはこころよいものですね。
受付後、早速2階にあるダイニング〝旬の丸〟へ。全てがちょっと暗めの落ち着いたトーンですが、上品です。
〝人生はひと巡り限りの四季。二度と巡り来ぬ大切な出会いの一瞬を演出するのは、サービスと空間への尽きない美意識。〟とは、このダイニングの宣伝文句…
普通のバイキングと違って、〝ヘルシー〟と銘打ってあるので、食材が野菜系たっぷり…〝肉がないのお~〟と、主人と息子。そういえば、豚肉、鶏肉はあったけど、牛肉がないわね~と、私も…でもお味は上品でいろいろと楽しめました。この飽食の時代食べ残しをしないようにと気を付けて取ったんですよ。いつもならかなり取りすぎて食べきれず、申し分けないと思いつつ…でしたが、今回は私が95%、息子と主人は100%完食。ああ、満足、満足です。
この他にもいろいろありましたし、ご飯もみそ汁もカレーもパンも…。でもこれ以上は食べませんでしたが、デザートのケーキと果物とコーヒーは頂きましたよ。窓から遠くを見ると萩市が広がって…。
次は1階にある大浴場へ。パンフレットには〝湯船にあふれるのは、古代から脈々と流れくる湯。心あそび、身体まろむ至福の湯浴み〟と。
古代温泉を掘り当てるために2,000mボーリングされており、この深さは日本有数のスケールとか。その自家源泉の総湯量は200リットル/分という豊富な湯量を誇っています。1995年7月21日午前10時、氷河期にあたる約2万年前から少しずつ地底に蓄えられていった化石水が、滋味たっぷりの熟成された温泉となって噴出したのです。
内湯の他に気泡の間、香りの間、水流の間、光の間などたくさんの湯部屋があり、奥にはもちろん露天湯が…。行きませんでしたが萩の城下町が一望に見渡せる展望台もあって、そこには足湯があるとか。浴室にピーリングも置いてありましたので、しっかりと磨いて、つるつるっの〝萩美人〟になりました。ここにお見せできないのがザンネン!
何もかも満足!なんせタダなんですものね~。ここの入浴料は600円なんですって。でもこれはまあ安い方ですよ。高いところは1,000円からしますもの。昼間でも結構人が来ていました。ランチとセットの人が多いんでしょうかね。
天気予報より遅れて夕方近くになると雨がポツリポツリと…。今度は秋吉台の方を廻って帰ろうということになり、行ったのはいいのですが、風も強くなって、降りずにそのまま車から眺めて帰りました。天気がいいとカルスト台一面のススキが夕日にとてもキレイなんですけどね~。ザンネンでした。