ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝東北の名湯 3日間〟いよいよ最後の五色沼です!

2019年12月08日 | 俳句

 今日は曇ったり晴れたりと、まあまあのお天気でしたが、最高気温は13度ですから平均並みでしょうか。

 昨夜〝岩戸神楽舞〟を観ての帰り、9時前でしたが道路の気温標示が2度でした。やっぱり寒かったんでしょうが、神楽舞は室内でしたし、人もたくさんいたので寒さは全く感じませんでしたね。でも、この話は置いておいて…

 〝東北の名湯 3日間〟の旅、いよいよクライマックスの五色沼(ごしきぬま)へ。

 朝食後ホテルを8時30分出発。その頃には小雨になって、裏磐梯高原の五色沼へ到着する頃は、もう傘なしでもいいくらい。五色沼といってもいろいろあるらしくて、その中でも一番大きい神秘の湖・毘沙門沼を見学しました。紅葉が見事…

 この「毘沙門沼」は五色沼の中で唯一ボートに乗って遊覧できる沼。磐梯山もよく見えトレッキングの用意をしていなくても、この展望台周辺なら問題なく観光することができるそうで、展望台からハイキングコースへ入って行くと、鯉がたくさん泳いでいるのが見えるんですって。この鯉の中に1匹だけ体に赤いハートマークがあるのがいて、ガイドさんが〝ぜひ探してみてください。見つけることができると幸せになれますよ〟と。

 この五色沼は、正確には「五色沼湖沼群」と言い、1888年(明治21年)磐梯山頂北側、小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、岩なだれが川をせき止め、このエリアに数百もの湖沼が形成され、そのうちの数十の湖沼群が「五色沼湖沼群」だそうです。だから「五色沼」というのは、五つの沼という意味ではなく、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖沼の総称なんです。 沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違うので「神秘の湖沼」とも。色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などによると言われています。四季や天候、時間帯などによっても、少しずつちがった色に見えるので、何度来ても楽しめる景色だそうですよ。

 また少し降り出した小雨の中で記念撮影。その後余り時間がないので、遠くへは行かず近くを散策していると、ナント、ビックリ!秋櫻子先生の句碑を見つけたんですよ。

 〈水漬きつヽ新樹の楊ましろなり   秋桜子〉(みづきつつしんじゅのやなぎましろなり)

 見ると〝昭和13年(1938) 磐梯園主人 秋山義次 建立〟と。秋櫻子句碑としては第1号のものとか。「水漬く」は〝水につかる〟ことで、万葉語、「楊」は〝かわやなぎ〟のことです。〝しだれやなぎ〟なら「柳」を使いますが、春の季語。しかし、ここは「新樹」が季語で、初夏ですね。あの啄木の〈やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに〉はしだれ柳が芽吹いた春の景でしょう。ここ裏磐梯も春は遅いのでしょうから、この句の〈ましろなり〉も、楊が芽吹いて、その花穂の銀毛に覆われた状態を詠んだものでしょうか。

 わあ、この句碑に出会ったからきっといい句が詠めるわよね~と、友人と記念撮影を! 

 その後、そこから30分ほどのところにある「猪苗代地ビール館・世界のガラス館」でお買い物タイム…でも、高くて何も買うものがありませんでしたので、早々に切り上げ、すぐ傍にある「野口英世記念館」へ行きました。が、中に入るには時間不足、外から〝野口英世の生家〟だけ覗いて来ました。こんなことなら最初からここに来ればよかったねと…後のマツリでした。

 このあとは、日本で4番目に大きな湖という「猪苗代湖」が最後の見学地です。でも、そこへ着くまでにとっても嬉しいことが…。もう白鳥が来ているという情報はガイドさんから聞いていましたので、出逢えたら最高やね~と言いながら…、バスの窓を見ていると、畑の中に何か白いものがあちらこちらに。〝わあ~、あれ全部白鳥やね!〟と、バスの中は拍手喝采ですよ。でも遠くて写真が……。やっと撮ったのがこれ、分かります?見学する湖畔に期待しましたが、風が強くって、寒いし…カモしかいませんでしたので、それでもパチリ。これはみんなオナガガモのよう…。会津の特産「み知らず柿」も…重くて買って帰れないので試食だけさせて貰いました。エヘッ…

 さあ、これで全ての行程が終わりましたので、本当に最後です。ガイドさんが行きのとき、〝他の高速道にはあっても、この東北道にないものは?〟というクイズを出されましたが…???答えは〝トンネル〟でした。この長い距離に1本か2本ぐらいしかないんですって。小雨で煙っていたのに、トイレ休憩のSAではもうこんなに快晴に! 

 後また一路東北道~首都高速を走り、羽田へ15時過ぎ予定通り到着。羽田でも快晴でした。山口宇部空港に18時30分頃無事着いて、解散。お疲れ様でした。ここまで読んで下さった皆様もオツカレサマ、アリガトウございました。

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