ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝宇部弁知っちょる?〟の解答ですよ!

2019年12月18日 | 俳句

 今日は月例の吟行会でした。天気予報では一日中曇りとのこと…まあ降らなきゃそれでいいわと思って出かけましたが、だんだん日が差してきて青空まで見えてきましたので、〝やっぱり先生は晴れ女ですね〟などと言われながら、吟行地へ。

 今月の吟行地は下関市長府…城下町です。この長府の説明をパンフレットより…

 長府の歴史は、西暦193年仲哀天皇が、現在の忌宮(いみのみや)神社付近に仮の皇居「豊浦宮」を置かれた事から、「長門の国・国府」、すなわち長府と呼ばれるようになりました。また、古代貨幣「和同開珎」鋳銭所が覚苑寺付近に置かれ、平家が滅亡する壇ノ浦合戦では源氏は長府沖に本陣を置きます。1600年関ヶ原の戦いで毛利氏が西軍に加担して敗れ防長2ヶ国に厳封。本藩は萩に置かれ、長府は支藩として近世城下町としての歴史が始まります。

 1864年には高杉晋作が功山寺にて挙兵し、これがやがて幕府を倒して、明治維新発祥の地となっています。小さな城下町ですが、1800年の歴史あふれる城下町長府です。

 宇部を8時30分出発、9時30分には長府観光会館へ到着。そこに車を置いて、12時過ぎまで、歩いて城下町長府の散策です。

 ここでの写真がありますが、まだ整理していませんので、昨日の宇部弁の宿題の解答をしましょう。

  1位 えらい……疲れてくるしい……(使用例) 真夏の仕事はえらいでね

  2位 しろしい…忙しい……しろしゅうてゆうに(ゆっくり)飯もくえん 

  3位 はぶてる…拗ねる……すぐはぶてる癖をやめいやあ(やめなさい)

  4位 やねこい…しつこい……あいつは、やねこいけえのう

  5位 びったれ…不精もの……あの婆さんは、びったれじゃのう

 以上、みなさん分かりましたか? 私は5位の「びったれ」は泣き虫のことかと思っていましたが、それは「びいたれ」と言うんですって。他にも私の知らない宇部弁がたくさんあってビックリです。ここに住んでもう50年にもなるんですがねえ…例えば、 

  あいつはおとんぼじゃけえか、こまいころからぶちじらくりじゃったのう

 これは、〝あいつは末っ子だからか、小さい頃からとてもわがままだったよ〟という意味です。また、曼珠沙華のことを〝じごくもめら〟、目やにのことを〝まくじ〟、沼地を〝だぶ〟、すり鉢を〝かがち〟、すり粉木を〝れんげ〟とか、さっぱり分かりません。こうやって書いてみると何となく汚い言葉のように感じますが、実際に使っている場では、キレイな標準語よりも人間くさくて、心から馴染める…いわば同類だなあと感じるんですよね。ことわざにも言うでしょう、〝郷に入っては郷に従え〟です。その土地に行ったら方言は大事なコミュニケーションの潤滑油かも知れませんよ。

 駅などに行くとあちらこちらに、〝おいでませ 山口へ〟という、山口県のキャッチフレーズが貼ってありますが、もし機会があればみなさまどうぞいらっしゃて下さいませね。来て下さると〝ごっぽうシアワセます〟なんて! アハッ…

 写真は、長府の案内板です。

 

コメント (4)
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