植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

IWA東京2020応援プログラム「金沢~東京 参勤ウオーク⑥」

2019-10-16 04:28:33 | #金沢いしかわ#観光


IWA東京2020応援プログラム「金沢~東京 参勤ウオーク⑥」レポート(No.1658)

◇2019’6月19日(水)黒部駅→浦山→愛本橋→泊宿 24キロ 

石川県ウオーキング協会は東京2020応援プログラム「金沢~東京 参勤ウオーク⑥」をあいの風とやま鉄道黒部駅において75名の参加者で開催した。

この企画は、来年の東京オリンピック開催までに金沢城を3月13日にスタートし来年6月に江戸本郷上屋敷ゴールする。江戸期に加賀藩が参勤・交代の通った旧北国下街道経由、中仙道の約500キロを23日間で歩く計画。

■写真はあいの風とやま黒部駅



〇三日市宿本陣跡

北陸街道の宿場町である三日市宿は、北陸上街道と北陸下街道の分岐点として多くの旅人が利用し、周辺地からも多くの物資が集められた集積場となり、商業的にも中心的な役割をもった。



■写真は三日市本陣嶋屋跡看板



〇箱根清水

江戸時代に北陸道を行き来した旅人がのどを潤した休憩所。半円形階段式の泉に設置した水がめから絶えず井戸水が湧き出て、現代人の心を潤します。



〇黒部宇奈月温泉

日本一長い名前の北陸新幹線の駅。



〇黒部市歴史民俗資料館

黒部市の歴史、文学、芸術、民俗、産業、自然に関する資料を収集展示している資料館。日本三奇橋の「愛本刎橋」を復元(縮尺1/2)し、その上方スクリーンでは黒部川扇状地とそこに関わる人々の自然と生活を中心に、黒部市の歴史や民俗についての映像を上映している。





■写真は黒部市歴史民俗資料館内とスタートする参加者



〇愛本姫社

昔、愛本橋の近くに一軒の茶屋があり、そこにかわいい娘がいた。この橋の下にいた大蛇がこの娘に懸想し、この娘を連れていってしまった。三年後に戻ってきた娘はやがて産気づき、出産をするが、出産する姿を見ることを禁止されていたにもかかわらず、母親がみてしまったところ、なんと娘が蛇の姿に変わっていたという。驚いた母親の声に見られたことに気付いた娘は家を去ることになったが、その際、戻ってきたときに土産として持って帰ったチマキを差しだし、これは幾年たっても腐らないものなので、これを食べて余生を送ってくださいと言い残して、再び黒部川水底に姿を消したという言い伝えが残っている神社だ。



〇愛本橋

かつては全長63メートルにも及ぶ刎橋であったため、山口県岩国市の錦川に架かる錦帯橋、山梨県大月市の桂川に架かる猿橋とともに日本三奇橋の1つといわれていた。河道が移動する黒部川下流部を避けて敷かれた北陸街道の上街道に架かる橋で、加賀藩5代藩主・前田綱紀が架橋を命じたとされる。



■写真は明治の愛本刎橋と現在のアーチ橋



〇愛本新御前林の松

加賀藩は黒部川上流に愛本橋を架け泊宿に通じる上街道を開き街道沿いに松の木を植えた「往還松」とも「丁松」とも呼ばれています。



〇船見宿本陣跡

当時舟見は本陣・脇本陣のあった宿場町で、現存するものは余りない。中心地、信号のある四ツ辻のところ、手前左角に脇本陣が、向うの右角に堀、本陣があったという。



〇横水一里塚跡

街道の東西に築かれたが、東塚のみ形を留め、交通史の上で貴重な遺構となっている。

天気予報は降水確率70%だったが、霧雨が一時降っただけで、曇りで風もあり天候に恵まれ、あいの風とやま鉄道泊駅に午後3時15分ごろゴールした。

(つづく)