金沢の観光スポットレポート その867(No.1269)
◇金沢のさくら2018(17)卯辰山麓寺院群
○卯辰山山麓寺院群概要
卯辰山は金沢城から見て鬼門(北東)に当たるため、加賀藩はここに寺社を集めて厄除けを行ったとも言われる。このように寺が密集するようになったのは、三代利常が金沢市区と道路の大幅改正を行った際に、各所に散らばる寺を”寺町台地”と”卯辰山山麓”に集めたと考えられる。
寺院群のもう一つの目的は軍事的防衛線、防衛地帯という点では、金沢以外の城下町にも共通している。
〇宇多須(うたす)神社の概要
本社は通称毘沙門さんと云う。佐和田川(今の浅野川)の辺の小丘から出た古鏡の裏面に卯と辰との紋様があったので卯辰神とし、養老2年(718)多聞天社と称して創建された。
また藩祖前田利家公を卯辰八幡宮と称して祀ってあり代々藩主の祈祷所として崇敬篤かった。明治に入り現在の尾山神社として創建され遷座された。明治2年(1969)高皇産霊社と改め、同5年卯辰社と改称、同33年10月2日現在の宇多須神社と改め、同35年県社に昇格された。
■写真は宇多須神社
〇蓮昌寺の概要(れんじょうじ)
日蓮宗のお寺。蓮昌寺には金沢4大仏のひとつ釈迦如来立像が安置されています。蓮昌寺の樹林は金沢市の保存樹林として指定されています。蓮昌寺の山門は金沢市指定文化財。泉鏡花の絶筆小説「縷紅新草」の舞台として知られます。
□蓮昌寺紹介ページ「植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました」
■写真は蓮昌寺
□蓮昌寺紹介ページ①(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました)
□蓮昌寺紹介ページ②(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました)
□撮影日:2018.4.4
(つづく)