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八王寺組のブログ

滋賀県の大津市仰木の里山にある八王寺地区のブログサイトです。

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棚田オーナー制度【脱穀・籾摺り】

2016-10-23 21:30:33 | 棚田オーナー

10月23日、オーナー田の脱穀・籾摺りです。

ハサ掛けをしてをして3週間、今年は台風の影響もなく、無事に天日干しを終えることができました。


天日干しにすることで、ゆっくりと養分が籾米に浸透し、美味しくなるといわれています。


今年は4か所の田んぼで稲木を作りました。






こちら復田した棚田の天日干しです。
水路の整備はまだ課題も残していますが、こちらも無事に収穫できました。


区画ごとに少しずつ時間をずらして、オーナーさんにお集まりいただきました。


ご自身で育てた玄米を持ち帰っていただくため、混ざらないようにオーナーさん毎に袋を分けて脱穀します。


希望される方はご自身で。
手が機械に挟まらないように十分気をつけていただいています。


脱穀できた方から順番にスタッフの農機具小屋に移動し、籾摺り(籾殻と玄米に分ける)を行います。
希望者の方には籾殻も持ち帰っていただいています。
特に市民農園で野菜を育てておられるオーナーさんに喜んでいただいています。

<番外編>

午後からは八王寺組の畑で育てたサツマイモの収穫です。
来週行われる八王寺組の交流イベントで焼き芋にしていただきます!


棚田オーナー制度【稲刈り】

2016-10-02 23:10:31 | 棚田オーナー

10月2日、オーナー田の稲刈りです。

連日の雨で延期の可能性もありましたが、当日は暑いくらいの好天に恵まれました。


収穫に最適な状態まで生育した稲穂です。


八王寺組会長に続き、上仰木農業組合の副組合長さんにもご挨拶いただきました。


初参加の方には、稲刈り鎌の扱い方や刈り取った稲を藁で束ねる方法をお伝えします。


3週間ほど稲木に掛けておくため、強く束ねておく必要があります。
緩いと天日干しの間に落ちてしまうことあるためです。


土を乾かすため、3週間前にスタッフ、オーナーさん、ボランティアさんで下水上げ(排水溝堀り)を行いましたが、
連日の大雨で排水が完全にはできていなかったり、ぬかるんでいる田んぼが多くありました。


ぬかるんだ状態では稲刈りの時に足が取られ、重労働になります。




今年は足元が悪く、例年よりも時間がかかりましたが、
ご家族やご友人と一緒に、それぞれのペースで楽しく刈取りを行っていただきました。








こちらは一昨年まで休耕田になっていた田んぼです。
昨年、八王寺組で畦の修理や排水のためのパイプを埋めるなどの作業を行い、復元しました。
今年はスタッフで植付けと収穫を行いましたが、次年度はここもオーナー田になる予定です。 


復元した田んぼの刈取りは、上仰木農業組合の皆さんに担当していただきました。
機械(バインダー)で刈り取る予定でしたが、
ぬかるんだ田んぼではすんなりと動いてくれず、半分は手作業でした。


今年、数区画のオーナーさんが初めて畦で豆を育てることに挑戦されました。


オーナーさんご自身で剪定や豆の周囲の草刈りを行っていただきました。


除草剤を使っていないため、葉っぱは虫食いだらけでしたが、ぷっくりと美味しそうな豆が収穫できました。


昼食はmomoさんが担当してくださいました。
メニューは「秋野菜とチキンのカレー(甘口)」と「お豆とポークのドライカレー(辛口)」の2種類。
「秋野菜とチキンのカレー」は、鶏肉、さつまいも、かぼちゃ、きのこ、じゃがいも、にんじんなどがたっぷり入った子供さんも食べやすい甘いカレー。「お豆とポークのドライカレー」は、豚肉、数種類の豆、ナス、万願寺とうがらし、などが濃縮されたパンチの効いた辛口のカレー。どちらも美味しかったです。
釜土炊きの棚田米は会長が担当。焦げつくこともなく、ちょうど良い硬さに炊き上がり、好評でした。


午後からは稲刈りの続きとハサ掛けです。


空き区画の稲刈りは、八王寺組メンバーの友人が手伝ってくれました。
お一人で参加されたオーナーさんと一緒に賑やかな稲刈りでした。 


例年は、夕方までにすべての稲刈りと稲木を立てる作業が完了するのですが、
今年は稲木を立てる予定の田んぼ(4か所)も、ぬかるんでいて足元が悪く、
稲刈りもハサ掛け作業も時間がかかりました。
上仰木農業組合の皆さんや遅くまで残ってくださったオーナーさんにご協力いただき、
なんとか日が暮れる直前にすべての作業を終えることができました。

これから3週間、天日干しをします。
強い台風が来ると倒れてしまう可能性があるため、直撃しないことを祈っています。


棚田オーナー制度【下水上げ・草刈り】

2016-09-11 23:52:48 | 棚田オーナー

9月11日、オーナー田の草刈り、下水上げでした。
下水あげは、稲刈り前に行う排水溝堀りの作業です。
十分に排水されないと稲刈りの時に泥田となってしまい、足を取られて重労働となってしまいます。

去年は雨量が多かったこともあり、稲刈り当日も土が乾いていない区画がありました。
そのため、今年は下水上げの日程を一週間早めました。
作業は充実コースのオーナーさんと、棚田ボランティア活動にお申し込みいただいた都市住民の皆さんと地元スタッフで行いました。


まずは作業がしやすいように畦や土手の草刈りです。


こちらの充実コースのオーナーさんはマイ草刈り機を持参されています。
他の区画も刈り取りをしていただきました。


前・上仰木農業組合長も参加してくださいました。


こちらも充実コースのオーナーさん。いつも丁寧な作業をされます。


ここは特に乾きにくい田んぼです。


こだもとだけでなく、田んぼの中にも縦に溝をつけて排水します。


田んぼの畦での大豆づくり。
今年、初めて数区画のオーナーさんが栽培されています。


ぷっくりとした大豆が鈴なりです。
収穫が楽しみですね!


棚田オーナー制度【穂肥散布、草刈り】

2016-07-31 22:23:43 | 棚田オーナー

7月31日、オーナー田の穂肥散布と草刈りでした。

穂がでる約10日前に肥料を散布し、土の養分を補います。
各田んぼ毎に用意した適量の穂肥を散布します。 


こちらは畦の草刈りです。




今回から熱中症予防に木陰を用意しました。 
直射日光に当たらない時間を作るだけで、だいぶ疲れ具合が変わります。


マイ草刈機を持参されている棚田オーナーさん。
丁寧にご自身の田んぼの畦や土手を刈っておられます。




参加いただいた皆様、お疲れ様でした!

 

 


棚田オーナー制度【電気柵張り】

2016-05-29 22:21:38 | 棚田オーナー

5月29日、オーナー田の電気柵張りです。
田植えから一週間後の田んぼの様子。


今年からエンジン付き杭打ち機を導入しました!

 
杭の上に機械を乗せて、エンジンをかけると勢いよく上下に振動します。
土が硬い場所や大量に杭打ちが必要な時に特に重宝します。


オーナーさんにも体験していただきました。
そこそこの重さと振動はあります。


ケーブルの準備。


下から20cmほどのところに1本目のケーブルを這わせます。
だいたい、手のひらを広げたくらいの間隔です。


こちらの棚田オーナーさんは、棚田ボランティア活動を経て、棚田オーナーに。
充実コースを選択され、毎回、参加してくださっています。

 
田んぼの出入り口となるゲート。
上下のケーブルに電気が流れるように繋ぎます。


オーナー田をぐるりと囲み、獣害に備えました。 


オタマジャクシ


カエル。
田植えから間もないので、苗に隠れてしまうことがなく、よく観察できます。


棚田オーナー制度【田植え】

2016-05-22 23:35:53 | 棚田オーナー

5月22日、オーナー田の田植えでした。
今年は少し暑いくらいの晴天となりました。

第1オーナー田に集合いただき、はじめに会長から田植えのやり方の説明です。
長くオーナーを続けてくださっている方々には、注意事項のみお伝えして一足先に植え始めていただきました。


毎年、この時期は上仰木農業組合の皆さんにもご協力いただいています。
お揃いのTシャツには達筆な筆文字で「棚田米」とバックプリントされています。
ユニフォームが揃うと一層、団結力が高まりますね!


初めて体験される方には苗の植え方のポイントをしっかりと説明。
苗は3本程度を親指と人差し指でつまみ、中指を添えて土の中へ指します。
分けつするためそれ以上の本数は必要ありません。


仰木では後ずさりで植えます。
足跡の上に挿すと深植えになるため、その場合は土を埋めてから挿します。


土の感触がとても気持ちよく、素足で田植えをされる方も多くおられます。


こちらは八王寺組メンバーの小学2年生の息子さん。
今年も自分から「参加したい!」と希望して空き区画の田植えを手伝ってくれました。
頼もしい後継者です!


6センチ程のトノサマガエルを発見!
オーナーさんのお子さんと一緒に見つけて観察しました。
トノサマガエルは環境省のレッドリストに「準絶滅危惧種」(県により異なる)に指定されるまでに減少していますのでこの環境を大切にしたいですね。


ほとんどの区画が1枚の田んぼに1オーナーさん(一家族)なので、それぞれのペースで楽しんでいただくことができます。


畦に咲いていた花で作った髪飾り。
田植えを終えて、泥だんご作りの真っ最中です。


こちらでは、野いちごを発見。
甘酸っぱくて美味しい~


昼食は八王寺山の広場、桜の木の下で。
琵琶湖と棚田が見える気持ちの良い場所です。

メニューは、会長のお姉さん『momo*』さん手作りの「野菜たっぷりチキンカレー」。
ココナッツオイルで素揚げした野菜をトッピング。手が込んだ贅沢な一品です。
釜戸炊きの棚田米のご飯も毎年ご好評いただいております。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
いつでも気軽に苗の成長を見に来てくださいね!


棚田オーナー制度【しろかき】

2016-05-15 20:21:52 | 棚田オーナー

5月15日、オーナー田のしろかきです。 しろかきは、植付けが出来るように圃場を平らにする作業です。
機械で表面をしゃばしゃばになるように、かくはんした後に、棒などを引っ張って真っ平らになるようにします。
小さな田んぼは耕耘機でかくはんし、レイキなどで平らにします。 この「しろかき」によって、水の深さが揃い肥料が全体に行き渡り、水はけも均一になります。

 

棚田オーナー制度【畔さき、畔塗り】

2016-05-12 22:20:42 | 棚田オーナー

5月12日(木)、オーナー田の畔さき、畔塗り作業です。
雨天のため土が固まらず、1日順延しました。
八王寺組スタッフは兼業農家が多いため、早朝5時からの活動です。

「掻立て(かきたて)」を作って、約3日置いた土は、ほどよく固くなっています。
棚田は畦から水が抜けやすいので、それを防止するために平鍬を使用して「畦もと」に土を積み上げていき、奇麗に塗り固めていきます。 


棚田オーナー制度【こね】

2016-05-08 22:18:14 | 棚田オーナー

5月8日、棚田オーナー制度の活動日です。
水を張った田んぼをドロドロにこねます。大きい田んぼはトラクターで、小さい田んぼは耕耘機でこねます。


こねた土を「平鍬」を使い、畦もとに寄せていき、「掻立て(かきたて)」を作ります。畦付け用の土です。
3日程おくと畦塗りができるくらいの固さの土になります。


充実コースのオーナーさんはマイ平鍬で。

 
初めての方にもスタッフが丁寧にご説明します。 


こねた土からヤモリが飛び出してきました。
土の上をスイスイと泳ぐように歩いています。

 
こちらは、5年ほど前に復元した棚田、第2オーナー田。
取水口付近のメンテナンスです。 


復元した棚田は毎年、少しずつ良くなっていますが、まだまだ手が掛かります。


棚田オーナー制度【参加者募集中】

2016-04-13 22:20:46 | 棚田オーナー

比叡山のふもとに広がる棚田で、昔ながらの米づくりを体験しませんか?

田んぼでのすべての工程に参加する充実コースもあります。
棚田オーナーのお申込みは八王寺組代表アドレス【hachiojigumi@gmail.com】まで。
2016年度の参加申し込み締切は5月10日です。

棚田オーナー制度についてはこちらをご覧ください。
http://kamiogi.jp/?cat=17