八王寺組のブログ

滋賀県の大津市仰木の里山にある八王寺地区のブログサイトです。

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第8回 上仰木棚田保全活動

2013-02-24 20:56:19 | Weblog

今日は24年度、第8回 棚田ボランティア活動の日です。
ボランティア13名、地元スタッフ11名、県から1名の参加で行いました。


上仰木バス停にて挨拶


八王寺の小屋に荷物を置き、一路現場へ移動


作業手順の説明


まずは、電気柵の線とポールの撤収から


2重になっている支柱の中の支柱を取り出します。


下部支柱の中心辺りの穴に、ボルトとナットを取り付けます。


資材置き場から軽トラで部材を運びました。


雪の降る中、資材を設置場所へ運んでいただきました。


約2m間隔で、支柱を仮に建てて行きます。


下部支柱を指定位置(約50cm)まで打ち込みます。


下部支柱に上部支柱を差込みます。
取付けたボルトがストッパーになり、上部支柱は途中で止まります。


左右の金網が重なる部分に支柱がくるので、金網2枚と支柱を番線で留めます。


下部は補強バイプと共に留めます。
金網が外側になるようにして、支柱と金網の間に補強パイプを入れます。
これにより、イノシシが金網に体当たりして突破することを防ぎます。


オーナー田側から張り始めた班...


民家側から張り始めた班...


資材置き場からの搬入...の3班に別れての作業となりました。


重い金網を運ぶ重労働でも、笑顔が絶えないボランティアの皆さんに場が和みます。


運んで頂いた資材をメンバーが組み立てていきます。


作業途中、蕗の薹(ふきのとう)を発見、
天ぷらやおひたしにと、持ち帰りました。 


もうすぐ春ですね。


足場の悪い場所へも沢山の資材を運んで頂きました。


下に少しでも空間ができてしまうと、
そこからイノシシが掘って侵入してしまうため、
皆で押さえて設置します。


特に、斜面は金網の下に空間ができやすいので、
土を削りながら空間を作らず設置します。


半日でオーナー田付近は、下部設置完了です。


昼食は、建築途中の小屋で休憩。
去年とは違い、屋根ができているので、雪をしのぐことができました。


今日のお昼ご飯は、仰木の棚田米に地卵(武田養鶏農場から提供)で「たまごかけご飯」と、
自家製野菜たっぷりの豚汁です。



ご飯は鎌炊きごはんです。火加減は会長が調整しました。
おこげもあって、とても美味しい!と好評でした。


豚汁は、ごぼう、こんにゃく、にんじん、かぼちゃ、白菜など具沢山。


足場板で作った長椅子に腰掛けての食事です。


農業組合員さん達は、焚き火を囲んで。

ここで予定のボランティア活動は終了


数名のボランティアの方が残っていただき、午後からも作業は続きます。


搬入場所も広い範囲なので、いろんな所に荷下ろしです。



道路の横は下ろしやすいのですが、


離れた所へは手で運んで頂き、とても助かりました。


午後からは、ひまわり畑になった急斜面への設置作業です。


足場の悪い中、農業組合役員メインで作業して頂きました。


歩くのも辛い急斜面での手渡による搬入です。


山裾に奇麗に設置できました。


一方、小屋浦から斜面に差掛かった班は、雑木が邪魔で枝払いが大変でした。


こちらは、八王寺組メンバー中心で崖を登ります。


かなりの急斜面です。


反対側も設置完了で、全体の1/3が終わりました。


最後に上部の金網が到着


次回3月2日(土)、3月3日(日)の両日に設置予定です。

地元民だけでは、なかなか進まない作業ですが、
大勢の方にお手伝い頂いたおかげで、予定以上の数を設置することが出来ました。
また、少数の地元民だけだと、きつい作業に、つい愚痴もでてしまいますが、
ボランティアの方にもご参加頂き、大勢で和気あいあいと作業できた今日は笑顔が耐えない一日でした。

皆さん、有り難うございました。


ストローベイルハウス【屋根張り他】

2013-02-03 21:28:42 | ストローベイルハウス

今日は発注していたガルバリウム鋼板の波板が届いたので、
屋根張り作業並びに間柱と筋交い作りを
ボランティアさん1名、上仰木農業組合から2名、
八王寺組スタッフとご近所の方々総勢13名で行いました。


この場所は、とても風が強く、
前日の強風で防水シートが飛ばされていました。


まずは、破れたシートを新しく張り替えました。


次に、軒先に面を合わせて胴縁を打ちます。


続いて約60cm間隔の定規を作り、上へ胴縁を並べていきます。


上坂顧問と基礎を担当頂いたご近所の小鑓さんも作業して頂きました。


両サイドも刻みながら胴縁を据えます。


これで下地が完成です。


特注の6m60cmのガルバリウム鋼板の波板です。
アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板で、
普通のトタンの3~6倍の耐久性があり、30年以上保つ外壁材です。


長いため、運び上げるのも一苦労しました。


一枚物なので、雨漏れの心配はありません。


軒先に赤い糸を張り、まっすぐに並べていきます。


皆で確認しながら、慎重に作業を進めていきました。


インパクトドリルで5mmの穴を開けます。


スレート小波用のステンレスビスで固定します。
胴縁と杉板を貫通しないように50mmの長さのビスを特注しました。



ビスはインパクトドライバーで締めていきます。


半分ほど張り終わったところで、昼食時間となりました。


午後からも作業は続きます。


そして、このように完成しました。


その後、間柱(細い縦の木)と筋交い(斜めの木)を建てました。


皆で手分けしての作業です。


電機ノコギリを巧みに使う、農業組合I主事。


間柱を加工して筋交いを入れました。


このようになりました。


夕方、外壁の焼板が現場に到着しました。


軒下に運び入れます。


次回の作業は、この杉の焼板張りの予定です。


これで、本日の作業が終了しました。
少しずつ小屋になっていきます。