亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

謡曲 鞍馬天狗

2023-07-16 | 能楽
京の五条の橋の上で戦った牛若丸と弁慶とはどうやら童話の世界で真実ではないらしい。
鞍馬天狗は3年ほど前に取り上げましたが、今、謡曲教室で習っているのでもう一度書いてみたい。

源氏の御曹司が鞍馬山に預けられているのでいずれ平家討伐に動くだろうとよんだ大天狗たちが鞍馬山に集まって牛若を出しにして修業を重ねていた。
牛若が平家打倒に立ち上がると牛若(義経)を頭領にしてひと暴れしてやろうと企んでいます。
どうやら弁慶の輩の話ではなさそうです。
彼らは戦(いくさ)がしたくてうずうずしています。
牛若はこれらの大天狗たちに乗せられて、大きくなったら坊主にならずに蔵馬寺を出奔しました。
鞍馬山で修業してめっぽう強くなって源平合戦では大活躍しました。
けれど、戦には強いけど政治向きのことは一切分からず。頼朝の命を待たずに勝手に戦って平家を亡ぼしてしまったので。頼朝はカンカン。
頼朝は坂東武者に手柄を立ててもらい彼らに褒美を与えるつもりだったようです。
本来なら、鎌倉に呼び寄せて腹を切らせばいいのだろうけど、義経には乱暴な武者たちが付いており、簡単に捕まえることができなかったのでしょう。
謡曲 鞍馬天狗は「花咲かば~」で始まる小謡(こうたい)で有名です。花見の宴につきものです。
「花咲かば~」のセリフは2020年11月29日のブログ「亀の川登」で載せました。


いま地元紙で阿部龍太郎作「銀嶺(ぎんれい)のかなた」という小説を連載しています。
前田利家の話は有名ですが、その息子利長の話はあまり報道されておりません。
利長は安土城で信長の下で働いていました。
本能寺の変で信長が討たれると、安土城で留守番をしていた利長は大変、利家は北陸で越後の上杉景勝と戦っていて そう簡単に安土には戻ってこられません。わずかしかいない信長の家来たちと安土城を守っていくのは大変です。
その難しい局面にいる利長を描いています。資料が少ないので作者は書き放題です。
今日はいよいよ秀吉が中国(安芸)から帰ってきて裏切り者明智光秀をやつけました。
いよいよ面白くなってきます。
どんな利長像を描くか楽しみです。
毎日パソコンに「銀嶺のかなた」を打ち込んでワードの練習です。
大分打込みが速くなりました。
今日はいい天気です。
線状降水帯とやらで県内もかなりやられたようです。
でも、私たちの住むところはなぜか降水帯とは無縁のようです。
おなじ県内にいるのにどうしてこうも違うのだろう。
今日もいい天気です。


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1 コメント

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Unknown (みゆきん)
2023-07-17 13:17:40
鞍馬天狗はジッちゃんが好きだった時代劇
今日も昨日と同じでムシムシジメジメ
体にカビ生えそうよ
でも寒いより良いかも(笑)
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