春栄は42pもある長い曲です。時間にして約50分。
春栄は宇治の合戦で深入りして遂に生け捕られた。兄の種直は、弟を不憫に思い家来一人連れて会いに行くが春栄は兄を巻き添えにしたくないと、会おうとしません。
兄は弟と一緒に死のうと覚悟してきたのに春栄に分かってもらえません。
長い縦線がページ全体に引かれています。ここは狂言方と問答をするところで能では謡うが謡曲教室では謡わない処です。普通は数行だけですがここでは26行もあります。こんなに多くある謡本はありません。
処刑されることになっていた春栄は突然鎌倉から早馬が来て恩赦されることになった。
春栄を預かっていた高橋權頭家次は必死に兄をかばう春栄に感動して養子に迎えることになった。
この前、生意気にも先生に楯をついたので、さぞ、先生に嫌われているだろうと思ったが、意外にも先生は優しかった。
年をとると、周りがあまり注意しなくなる。間違った謡い方をしていても誰も注意しないそうだ。
それで自分ではなかなか気づかないそうだ。それで恨むどころかよく教えてくれたと逆に感謝されたみたい。そのお礼の意味でもないだろうが、能の入場券をプレゼントしてくれた。
分からないことは言って見るもんだなと思った。
間違っている所は黙っておらずにお互いに注意し合っていくもんだと思った。
そうすることで謡が上達していくのだ。
ところが注意する人はほとんどいない。
これではただ通っているだけで何のメリットもないし上達もしないのだ。
道端で珍しい花を見つけた。とても綺麗だったので撮ってみた。
「富樫家御廟谷」という標柱が立っている奥に黄色いテープが張られている。
危険だから入るなという意味だ。
そこに入って行ったおじいさんが谷底でクマに出会って大きな声を出して慌てて逃げかえったそうだ。
此の散歩道は毎朝私たちが山登りする林道の途中にある。
私が歩いた2時間後にそのおじいさんがクマに出会ったのだ。
もし散歩の時間帯がずれていたら私たちもクマに出会ったかもしれない。
この散歩道の入口に御廟谷の案内看板が立っている。結構長い道だ。
加賀一向一揆で知られた富樫家の家臣が祀られている。
10月も終わりが近くなると遂に気温が一桁になりました。
だんだん寒くなります。
それでもこの冬は暖冬傾向だといいます。
だんだん雪が降らなくなっていきます。
県庁の前には今冬に備えて除雪車ずらり並びました。
これで雪が降っても大丈夫です。
でもこの除雪車が活躍する日があるのだろうか。
こっちはドカ雪が降るから雪の無い県に引っ越したいわ。