亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

誕生日プレゼント

2024-09-07 | 健康・病気

息子が割引券が手に入ったのでお父さんの誕生日にはちょっと早いけど寿司を食べさしてくれる。

と、めずらしいことを言う。

めったに言わない息子の好意に甘えることにした。

寿司 屋と言えば「いらっしゃいませ、今日はいいネタが入っているよ」なんて元気のいい声が飛び込んできそうだが。

なぜか、そんな声がしない。

いちよう挨拶はしているようだが、耳の悪い亀の耳には入ってこない。

テーブルについたら、女の子が寄ってきて、システムについていちようの説明をしていく。

板前さんは奥のカウンターで黙々と寿司を握っているだけである。

係の女の子がいないときは仕方なさそうに客の前に寿司を運んでくる。

注文はテーブルの上に張り付けられた四角い訳の分からない模様にスマホを向けて選ぶようになっているらしい。

どんな寿司かはスマホの画面に写真が出てくる。

それを息子が見てあれやこれやと注文。

店員は客の前に現れない。

今やスマホでなんでもかんでも間に合う時代になったようだ。

スマホ万能時代。昔の人についていけない。

 

テレビの力

以前ある地方局に勤めていたことがある。と言っても外部社員でそのテレビ局の社員でないのだが。

そこの警備員さんが、私に一言った。

「あのお店、すぐつぶれるよ!」

何のことがよく分からない。

当テレビ局でグルメ番組をやっている。

お店の食べ物屋さんの紹介をしているしている番組である。

そこに、毎週ラッシー板前という有名なタレントさんがやってくる。

かなり有名らしく、そのタレントの演技力に引かれて見ている視聴者がかなりいるらしい。

食べ物屋さんを宣伝する番組で多くのファンがいるらしい。

さすがベテランは凄い演技をする。

視聴者はラッシー板前さんの話をアタマから信じているらしい。

そこで、私は、放送されたお店の観察の試みてみた。

最初の一週間、は押し押したで、客が入る。

次の週に入ると客が徐々に来なくなる。

そして、三週目には殆ど客が寄り付かなくなる。

一カ月も過ぎるとお店の看板が下ろされなくなっている。

そう、警備員さんの言う通りだった。

皆さんラッシーさんの言葉に騙されていくのだ。

テレビの力って凄い⁉。

だけど、そこで生き残るのは本当においしい料理を出す店だけなのだ。

 

そこへ毎週取材について行き司会者の役を務めている人が私に話していた。

「お店によってはスタッフ全員に美味しい食べ物をプレゼントしてくれるところがあると思えば、何も出さないお店もある。私が宣伝する食べ物だって大事な所だけ味がついいていて他のところは味がないってところもあるのよ」。

そう言う食べ物も、おいしい、おいしいと言わなければいけない。それが商売なのだから。

いわゆる司会者も商売なのだから、嘘八百を言わなければならないのだ」。

そう言う宣伝文句に騙されてお店を訪れるお客さんがかなりいる。

テレビ局に勤めているとかなりの真実が見えてくる。

 

これからそんな話もちょくちょく書いていきたい。

テレビ局からどなられるかも知れないね。

コメント (1)
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