亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

海人 (面向不背の珠)

2021-07-16 | 写謡
ザクロ
海人は大臣との間に生まれた我が子を大臣の跡取りにしてもらうため自分の命を投げだした。
房前の大臣は自分ために命を投げだした母を弔うため讃洲志度の浦にやってきた。
大臣淡海公は妹を唐土の皇帝の嫁に出した。
皇帝から三つの宝をもらったがそのうち一つを竜宮に奪われた。
海人は珠を取り返すため竜宮へいった。
尋(ひろ)とは両手を広げた長さ(5尺)でそれを1000倍した長さで、計算すると1515メートルになるが、ここでは非常に長い縄という意味らしい。
竜宮には高さ30丈(約91m)の塔があった。
海人(房前の大臣の母)は命がけで珠を取り返した。
海人が大臣に書置きした手紙を読み解くと亡くなってから丁度13年だったので供養した。
どうやらこの難しい文章はお経の文章らしい。13回忌のお経の文章なのか。

赤丸してある漢字は〝号″という意味らしいがその漢字はいくら調べても分からなかった。くずし書きをしてあると本当の漢字を探すのが大変。
竜宮に奪われた球は「面向不背(めんこうふはい)の珠」と言って珠の中に釈迦の像があり、どこから拝んでも同じ面を向くという。
淡海公とは実在の人物で藤原不比等のことで天皇に一番近い大臣。
その子だというのだから海人が命を懸けたわけがわかる。
海人は自分の命より息子の出世の方が大事ということ。
房前の大臣とは珠を自分の乳の辺りに隠して持ってきたからゆうのだろう。

孫娘に「じっちゃんはばっちゃんに外出禁止令をだされた。悲しいよ。遊びに来て」と、メールを送ったら「近く暇を見つけて遊びに行くからね」。とメールが返ってきた。別にあてにはしていないけど、かわいいね。

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