前回抗がん剤治療を受けたのは7月31日(火)。それから1週間たった。
さて、血液検査の結果は。
「下がってきましたね。」それは何を意味してるのかよく分からないが、とにかく評価しておこう。
肝臓の指数として使われるのはLD(LDH),(AST(GTP),(ALP(IFCC),rGT(rGTP)という4つの指数。それが軒並み下がっている。効いてきているようだ。
抗がん剤治療はがん細胞だけや付けるのではない。正常細胞もある程度犠牲にしなければならない。こわ~い治療だ。
若いときは元気な細胞が沢山あるが、老年になるとその数は限られてくる。
抗癌剤治療とはある程度自分の持っている正常な細胞までを犠牲にしなければならない。すなわち自分で自分の命を縮めることをことを意味する。それを死ぬまで続けなければならない。胆管癌の癌細胞は完全に排除できないのである。
後何年。考えただけで寒くなる。
処方箋を持って薬局にいった。
入るなり、「マイナンバーカードがありますか」ととわれる。
さて、今までそんなこと言われたことないのにどうして。
「十月からマイナンバーカードが必要になりますから」
「保険証では駄目なんですか」
いつもしたことないやり取りがあった。
いままで処方箋だけでよかったのに。
何割負担とは処方箋に書いてあるので見せる必要はなかった。
それがどうなったのか。
家内に聞いた。
「私もこの前言われた。マイナンバーカードは持っているけど、パソワードなんて覚えている訳ないんじゃ」
家内も困っていた。
行政はだんだんややっこしくなっていく。
娑婆にいるのは、若い人ばかりじゃないってこと考えているのかね。
長寿社会になって行き、老人が急激に増えているって喧しいのに、政府は何を考えているのかね。