鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

恋する骨董③ 蚤の市へでかけよう!

2010-06-07 | イベント、お知らせ。
6日日曜日、フェリシモしあわせの学校春のオープンクラス「恋する骨董③ 蚤の市へ出かけよう」で、
富山市の護国神社へ受講者お二人をご案内してきました。
合同セミナーに気を取られ、実をいうとほとんど受講者集めに力を入れていなかったため、
学校事務局から受講者があるという連絡に驚いていました(いいのか。。。)。

受講者お二人はお友達同士で、
そのうちのAさんは昨秋大野町でおこなった
町家巡遊での着物日和にご参加いただいたのがご縁です。
以来、かたかご庵の催しや先週の合同セミナーにもご参加いただいていました。

護国神社入り口の大鳥居前で9時に待ち合わせをし、いざ境内へ。
まずは参拝をすませて、初蚤の市というお二人をご案内。
今回は出店数も来場者も多く、活気にも満ちた蚤の市日和でした。
私自身もこの蚤の市には4ヶ月ぶりで、顔なじみの業者さんと立ち話をしたり、
お二人に品物の説明をしたりして楽しませていただきました。

「蚤の市って見たことない物がいっぱいありますね~」とAさん。
「そう。私もいっぱい今でもありますよ。道具を通してその当時の文化がみえるから、
骨董って面白いんです!」。
とある店先ではSさんが「ここでこんな物に出あうなんて」と手に取ったものは、
十和田湖畔に立つ「乙女の像」の小さなレプリカ。
実はSさんのご実家は青森で、家にもこれに似たのがありますと。

恐るべし、蚤の市。
昔懐かしいものから、見たことのないガラクタまで、本当になんでもあります(苦笑)。
ピンからキリまでの品物の前でAさん思わず「これはどこで仕入れをするんですか?」と業者のオジサンに質問。
私もよく聞かれますが、皆さんやっぱりそう思うのでしょうね。
オジサン、可愛い二人に正しく、真面目に、誠意をもって答えておりました。

1時間ほど回ってこの日の収穫は、昭和30年代ごろの型ガラスのボンボン入れ。
ガラス好きのAさんが買いました。
何に使おうか、そんなことを考えるのも楽しみの一つです。



日もずいぶん高くあがり暑くなってきました。
護国神社をあとに呉羽山にある富山市民俗民芸村へ移動です。
ここにはこの地特有の東建ちや合掌造りの古民家が移築され、
陶芸館、売薬資料館、民芸合掌館、考古資料館などに役割を転じ、
富山の文化の一端を知ることができるところです。

いつ訪れても館内には野の草花が活けられていて、
来館者を迎える心遣いや建物を大事に思う気持ちを感じることができるところで、
私のお気に入りの場所の一つです。

緑したたるという言葉がぴったりの山々の青さと、
心地よい風に「なんだか夏休みだね~」とSさん。
お二人とも医療に関わる仕事をしているため、こんな時間も何よりだったでしょうか。

このあとお二人と一緒に頂上近くにあるお店で昼食をとり、
それから空港近くにあるかたかご庵の姉妹店でコーヒーで一休みいただき、
人生にまつわる内緒のお話をいろいろと。

気づけばもう時計は3時をまわりお別れの時間です。
Aさん、Sさん、朝早くからお疲れさまでした。
機会がありましたら、またぜひ蚤の市をお楽しみくださいね♪