鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

お醤油の町、大野へ。

2009-01-18 | 日々のこと。
寒さが少しゆるみ、ほっと一息の今日。

映画「しわせのかおり」のロケ地にもなった金沢市大野町へ、
でかけてきました。

大野町は河北潟と日本海に面したところで、
藩政時代よりお醤油が作られています。
現在も、大小何軒もの醤油の醸造所があり、
昔ながらの家並みの続く裏道を歩いていると、
何とも良いお醤油の香りがします。

十数年前から醤油蔵を改装した小さなギャラリーなどもでき、
たまたま行った今日はそちらで「もろみ蔵冬まつり」というイベントをしてました。

が、その印象はというと、公民館の文化祭よりも寂しく地味な印象。
もう少し町ぐるみで、取り組んでもいいのでは?と感じました。
イベント運営の点では、観光化しているぶん、
富山市八尾の方が上手かもしれません。

小一時間ほど町なかウォッチングをし、
直江屋源兵衛というお店へ。
こちらも金沢市民には「直源」という名で親しまれている、
古くから続くお醤油屋さん。
蔵を改装したお店のなかで、
お醤油を隠し味にしたプリンとクッキーを頂きました。
プリンにかけるカラメルソースにも実はお醤油入り。
お味は。。。ま、ありかな。

最近ではメジャーになりつつありますが、
他の店では、お醤油入りのソフトクリーム、
アイスクリームにかけるお醤油なども販売しています。

金沢駅から10キロ足らずのこの町、
鄙びた趣きに少しずつ観光客も増えています。
私も金沢に住んでいながらの、
プチトリップでした。