昭和少年漂流記

破壊、建設、発展と、大きく揺れ動いた昭和という時代。大きな波の中を漂流した少年たちの、いくつかの物語。

昭和少年漂流記:第四章“ざば~~ん”……40.豪雨の後に来るもの

2013年10月29日 | 日記
豪雨の後に来るもの 大川堤防への坂を上がる。フロントグラスを叩く雨が激しい。ワイパーを最強にする。道の両側にある側溝から雨水が溢れている。大川の水嵩が増し、雨水が川へ流れ出ることができなくなっているようだ。まだ危険水域にまで達しているとは思えないが、水量は相当な勢いで増してきているようだ。 堤防に上がり、ハンドルを右に切る。いつも目にしている松が淵の一本杉は、豪雨のカーテンに隠れて見えない。し . . . 本文を読む